カレーとラーメン!旨さ二刀流!
つい先日、新店舗開拓として訪問したばかりですが、今回はあまり間をおかずに再訪問いたしました。前回食した「肉ニンニク中華ソバ」が好印象だったのもありますが、ちょっと敬愛する方のコメントやブログが、素晴らしく褒めているので、気になっただけ。しかもまだ看板メニューの「煮干し中華」も「ドライカレー」も外している状態なので、この店の実力をまだ語り切れんと言うわけです。今回は王道のセットメニュー「煮干し中華ソバ&ミニドライカレー セット」の一択です。あまりに気負いすぎて開店時間を間違え、相当早く着いて開店前のPPゲットー。
店が結構と目に付きやすいようで、待っている間、多くの通りすがりの住人から好奇心の目を向けられますな。中には「ここ美味しいんですか?」と聞かれますが、丁重にもちろん!としっかり宣伝をしておきましたー。
<全体> 妙に画になる美しさ!明るい琥珀出汁に浮かぶ凛々しい麺線!素朴さと肉感表す炙り焼豚!
前回は太麺か細麺か聞かれたので、細麺!と言うき満々で構えてたんですが、煮干しの場合は、細麺がデフォルトだそうです。確かに店前の盾看板もそんな絵柄だったわー。この日トップバッターだから配膳がめちゃ早くてあっと言う間に、カレーもラーメンも両方配膳が完了!それはこんな麺顔!。
おおお!意外と言っては失礼だが宣材の通りの美しさじゃないか!。穏やかで透明感ある琥珀の出汁!そして透けて浮かぶ白地のストレート細麺の陰影と流れが絵になります。全体的には色合いとして暖かだが淡麗な風貌。しかし炙られたチャーシューが3枚乗ると、素朴感もどこかしら滲む感覚です。器はしっかりと中華風デザインだが現代風でもある。純白に浮かぶ濃紺龍と雷の図柄が全体を凛々しくもしており、実に映える麺顔ですな!。
<スープ> 明確な香ばしさにライトな苦味を放つ煮干!ラード系のコクと溶ける確かな旨さ!
先人のコメントを知ってはいたのだが、実際に口に運んで味わうと想像してたより旨かった!笑。カレー専門店からの拉麺転身と聞くと、どうしてもいきなりそんなに・・・と頭のどこかで掠めていたようだが、マジそれは撤回。良くできてる!私は好きになってしまった!。
分かりやすいのは煮干し感。感覚的には焼き煮干しのような、高い香ばしさの中に響く軽やかなビター感が広がって痛快に感じます。これがライトな風合いだけど強く広がる・・・と矛盾するように思える。それはラードの香味の合わさってるから?と妄想しております。アニマルオフじゃないと思うんだけど、ベースは豚骨清湯と野菜を感じる優しい味わい。そこにじっとりと煮干しが溶けこむ感覚。見た目より腹にたまる出汁感と言えましょう。
後味にイリコの甘味をしっとり感じるライトな醤油感!煮干しだけなのか???
煮干しと言えば、塩気でぐいぐいと旨味を引き出すパターンもありますが、全体的には甘味をじんわりと感じさせるスタイル。薄口醤油の輪郭も穏やかでまろやかだし、じっくり味わう後半には、甘味を味わっているはずです。私、元は関西オリジンなので、こういうスタイルだとイリコ出汁の甘味に紐付けてしまいます。ただ、カレー食った後でこのスープを味わった時、本当にイリコか?それだけか??と惑ってしまった。節系の感覚も少し掠めたが、カレーのスパイス感で舌がバカになってただけかもしれません:汗。
<麺> 三河屋製麺!極細系でクスクスとした風味を強めに感じさせる食感!出汁をゆっくり吸い込み甘味を放つ!
前回は、和え玉で対峙したストレート細麺。これぞまさに知ってる味のハズだった。風味高いのも、甘味をほんのりと感じさるのも知っている。ただ、和え玉と汁系とでは、全く印象が違うのであります!。これは汁に浸して食った方が旨いと私は感じた!。
全体的に博多麺に近いが、潰込みや熟成感、個人的には密度感なんて言ってますが、それよりやや軽めです。しかし風合いはしっかり伝えるもので、ふわっと素地を感じるような序盤のイメージです。それがすぐに出汁を浸透してしまいそうだが、なかなか風合いが持続するのでクスクスとした歯応えも、割と長く楽しめるようです。
また麺が出汁を吸い切った時は、潰した後の甘味が柔らかく広がり、ゆっくりと旨味を放つと言った感覚?。出汁が円やかなので、柔らかい麺の甘味にはすごくマッチする様子。出汁と麺のバランスがいいねとよく言いますが、まさしくそれですな。
<チャーシュー> 炙りの仕上げとトロトロ食感!香ばしさに甘味が蕩ける崇高豚バラ肉!
カレーの経験が長いと、やっぱり肉の扱いもマイスターなんでしょうね。このどこでも出会えそうな豚バラ肉のチャーシューが、実に絶品でございました。これはどのメニューも肉増しを激しくオススメ!。腹の部分と背中に近い部分と両方楽しめました。
炙ってあるので香ばしい!脂が焦げた旨さもあるが、下味の甘辛い醤油系のタレも焦げた感じがあって、合わさると強烈に旨い!白飯を無限大に食わせるタイプの旨さですわ!。また脂身と赤身が重なる三枚肉部分は、まさに全体がとろとろ。角煮以上に柔らかいと感じます。また脂身が少ない部位を味わうと・・・おいおい、赤身主体なのに、解けるように柔らかく崩れるよ。ふかふか!。そして肉味もジューシー。まじで、宣言が解除されて、ビールが飲めるタイミングで、早いうちにまた来たいと感じております!。この肉が惹きつけるのもあるから!。
<メンマ> 何気にコリコリ感と素材感を感じる旨さが極細麺とベストマッチ!
何気に旨い!。券売機に「メンマ」ボタンがなかったので、ちょっぴりアピールまで。細麺によく絡み、コリコリと小気味よく歯切れるだけでも楽しいが、おつまみにもなる旨さだし、メンマご飯にもなりそうな質感。旨さの宣伝でしたー。
<〆飯> ミニドライカレー!さすがお家芸的完成度!深いスパイス感の刺激柔らか!甘味すら感じるキーマ!
ドライカレーは、日本で作られた言葉らしい。要するに「汁なし=ドライ」。すべからく汁がないカレーはドライカレー。キーマは「挽肉」って意味らしい。だから汁があってもなくても、挽肉カレーはすべからくキーマカレー。恥をバラしますが、私長い間、同じもの?ごっちゃに理解しております:瀧汗。
間違う背景としては、挽肉(キーマ)カレーは、ドライ(汁なし)で提供されることが多いから。今回もその典型です。トッピングに卵黄を乗せているのがまたそそりますね。挽肉に込められたスパイス感も相当深そうだし、見てるだけで別腹のように食欲がそそられます。うう・・・カレーあまり詳しくない私でも、旨いのはわかる。挽肉の旨味に溶けた・・・複雑な香り!とても深い刺激!そこに卵黄のコクが艶かしく溶けあい、白飯が受け止める旨さの広がりですよ!
面白いと思ったのは、飾りのように散りばめられた赤いソース。てっきり辛いと思ったんだが、甘味を含むソースで・・・正体不明だが、スイートチリソースか何か。これがカレーのスパイス感覚に、少しほっこり感を与えてくれていいのです。また、とても食べやすく分かりやすい旨さなのは甘味がいいからか?。素人考えでは野菜の甘味もそれなりに溶けていると感じます。玉ねぎを飴色になるまで炒めた・・・あれも入ってるんじゃないかとか妄想が止まらない。そしてスパイスの甘さ!。シナモン程度しか思い付かんが、きっとそれに似た甘味を引き立てるスパイスが入ってるんでしょうね!。カレーも実に深みのあるテーマ料理ですな!。
総じまして「ラーメン&カレー!どちらのヲタクも強く惹きつけ大満足!旨さと楽しさ2倍楽しむハイパーセットメニュー!」
・・・と言う感動の嵐!。どっちもレベル高くてこのお値段なら、むしろ破格と言えるかも!。ご家族やカップルで拉麺メインとカレーメインのメニューをシェアしあうなんてのもありかと思います。どれ食っても旨い店と確信!。近いうちに、ざるとまぜソバも食わねばと決意した次第!。ランチに激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!