ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4404】 麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹) 特製煮干らぁ麺 + 味付き替え玉 + 生卵 〜出汁・麺・肉・替え玉・・・全てがゴージャス!極上煮干しそば!今年食い逃した方はぜひ来年食うべし!

昨年もお世話になりました・・・麺屋 さくら井

 

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 昨年は数えてみたら15回訪問させてもらいました。限られたメニューで何回も食らい続けているわけですが、特に今年はコロナ禍のため遠くへ出かけたりし難かったので、こちらが近くにあるのには本当に有り難かったです。お世話になりました・・・年末にそんな気持ちでまた訪問した次第です。
 

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 何気に、食べログも、ラーメンデータベースも初投稿者でして、何となく縁も感じているところもあるかなぁ・・・。百名店も連続受賞中と言うことで、こんなに有名になるとは、当初は想像してませんでした。この調子でどんどんと存在感を上げて、次世代のミシュラン候補となることを、来年は勝手に望む次第です。
 

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 最近は土日祝に並ぶ気がしません。2号店ができてから昼だけ営業に絞ったのも影響してるのか、少し行列エグい。因みに平日だと少し開店予定時刻よりも早開けしてくれることがちょくちょくあります。平日11時10分到着で早開け速攻満席。25分後入店、瞬く間に配膳と言う感覚ですー。
 
 

 

 
 
<全体> 煮干しエキスの泡立ちに肉肉しくも美しきレアチャーシュー!圧巻の特製煮干しここにあり!

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 醤油・塩・煮干・・・どれも旨いので、今年最後はどれにしようかと迷いましたが、結局最近食べてない煮干をローテーション的に選ばせていただきました。特製と言うことで!。そんな麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!煮干系なのにどうしてもスープよりもトッピングの肉に目が行くね。近年ラーメントッピングの中で隆盛を極める「低温調理肉」。その仕上がりは色々あれど、レア感が素晴らしいのはこの店かと!。何度もこの板で東京トップクラスと訴え続けております。しかしそれに負けず劣らずのスープの煮干し。ニボニボしていそうでとてもサラサラしてるところが、素朴な煮干しのようで上品に感じる風合いです。平日じゃなかったら日本酒でも合わせたい・・・そんな味わい深い煮干感。
 

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<スープ> 上品な片口鰯(背黒)の仄かな苦味にアゴ(トビ魚)の上品な甘味が深く浸透!甘味主体の旨さでスッキリとした味わい!

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 まずはスープ。もう知ってる味なのに全然飽きません。煮干しの出汁って煮干ブレンドによって、色々と味わいが変わるから非常に面白いジャンルですね。こちらの煮干しの印象は、「苦味と甘さのバランス」と「さっぱりしているけど旨味が濃ゆい」と言う感じです。
 

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 「苦味」の部分は当然イワシから来るのですが、片口イワシを連想するわかりやすい二ボ感。苦味と言うより香ばしいに近い苦さで、エグ味を感じるものでは決してありません。しかしそれを包むように甘さが忍び寄るのが、アゴ煮干しではないかと。ここは店の蘊蓄から拾いましたが、上品な円やかさはアゴ由来ではないかと。片口(セグロ)とアゴのバランス感が非常に良いのです。
 

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 とてもさっぱりしとります。なので煮干しをお出汁としても、ゆったりと楽しめる程度の濃度。フレッシュ玉葱も浸透して一層食べ易いです。しかし、スープを少し放置しておくと表層に煮干しエキスの油膜が、薄い湯葉のように広がります。見た目以上に煮干しのエキスは濃ゆいらしく、濃ゆくてもさっぱりと食わせるところがナイス!。結構煮干しテクニシャンだと再認識です。
 
 

 

 
 
<麺> くっしりとした歯応え!素地の風味と味わいをしっかり伝えるストレート細麺!。アオサに絡まり一層風味高く旨し!

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 看板メニューは「醤油」。その醤油と塩とは別の麺を使っています。煮干し麺と言えばパツパツ低加水を連想しがちですが、そこまでは行かないものの、少し密度感や潰し込みがあるようでもあり、またスープに負けないような素地の風味高さを感じる麺です。
 

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 別に芯があると言う風でもないが、中盤までは出汁の浸透を許さないような感覚。プツプツと前歯で千切り、奥歯でくしくしくっしりと噛み締めて、持ち上がった煮干し出汁と麺の風合いを咀嚼して味わうイメージ。時々玉葱を引っかけたりして、諸共潰して食らうと楽しいです。終盤はやっぱり煮干しを浸透し始めますが、多少しなやかになる程度でしょうか。麺としての旨味をとても感じる逸品です。
 

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 個人的にはアオサが絡むところが好き。煮干し出汁は麺に浸透せず濡れた程度でも、アオサの礒の香りで刺激されるのか、煮干しが生き生きとする感覚。そこを麺で絡めて食べるので、板海苔とはまた違った華やかな広がりが麺に混じります。旨し!。
 

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<チャーシュー> 東京随一の低温調理レアチャーシュー!とんかつ屋の包丁テクニックも光り蕩ける肉感!

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 今まで蘊蓄記載に気が付かなかったのだが、とんかつ屋さんの手法を肉に取り入れているとのこと。だから柔らかいのか?。以前から気づいてはおりまして、何度かこの板でも述べてますが、この豚肩ロースの低温調理肉には、隠し包丁があちこちに入れられており、それもあって非常に蕩けるような柔らかな肉。このことでしょうか?。出汁に漬け込む前もかしらん。
 

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 今回はラーメントッピングにしましたが、一度騙されたと思ってチャーシュー皿(別皿提供)をお試しあれ。温められた皿の熱が伝わり、細かく差し込んだ脂がゆっくり熱を帯びて全体的に蕩ける旨さ。今回のラーメンの上でも似たような状態を味わえますが、煮干しの旨味も浸透してこれまた旨し!。赤身の肉本来の旨味がダイレクトに伝わりますから激しくオススメ!。
 

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 この他同様に、鶏胸肉も絶品!。こちらもよく近年ラーメンの上に乗りますが、柔らかいだけでなく、しっとり感覚が高いので、非常に上品な滋味が楽しめます。この中では煮干しの味を一番受ける素材かも。塩スープの場合は、薬味とも反応しますので色々と楽しめるアイテムですね。
 
 

 

 
 
<メンマ> 歯切れ良さ心地よし!薄出汁の深い浸透でフレッシュさと素材感も生きる味わい!

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 凛々しい歯応えがするメンマ。それでいてどこか柔らかいイメージ。薄出汁が深く浸透してるけど、全体的にはフレッシュさを感じる仕上がり。コリコリと前歯でかじりつきながら、合間に麺を啜るのも楽しいですねー。密かにこのメンマ・・・白飯にも合いそうだと思っており、いつか腹に余裕があったらメンマ飯風に食らってみたいつもり。
 

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<味玉にハズレなし!> 那須御養卵!薄出汁の均一な浸透美しく濃密なコクとマチュアな甘味の素晴らしき一体感!

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 綺麗な味玉です。これもきっと那須御養卵。割ってみると卵黄の色合いが濃ゆく、まるでパッションオレンジのような色合い。ジュレとトロトロさが半分半分。理想的です。味わうと味は濃密そのもの。ブランド卵らしいコクの深い素材感もありますし、また薄出汁の深い浸透により、合体してマチュアな感じがするほど甘味が濃ゆい。久々に旨味濃度の高さを知る味玉卵黄です。
 

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 また白身も美しくて旨い。綺麗に均一に浸っているので、まるでプリンのような仕上がり。白身だけでも味わい深いので、冷酒が進みそう。卵を出汁に浸すときに、たまに下になって押しつぶされて、変形してる味玉も見かけるが、ここでそんな体験は確かなかったな・・・。見栄えも味わいも美しい味玉!素晴らしい!。
 

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<味付き替え玉+生卵> 鶏油に絡む麺の旨味!生卵ですき焼き風に!卵かけて汁なし風に!旨さ食べ方自由自在!

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 煮干らぁ麺を食べたものにだけ許される特権。それが「味付き替え玉」。これに生卵を付けたバージョンもあり、今回はそれをいただきました。替え玉と言っても名称の通り「味つき」。鶏油主体の薄塩ダレ風。満遍なく絡んでますから、そのまま食べることを、私はまずお勧めします。
 

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 アオサとフライドオニオン、そして玉葱と少し鶏胸肉が入ってます。鶏油のコクと、フライドオニオンの香りと甘味が非常に食欲をそそり、別腹のように入って行きます。また麺の風味がとても強く感じられ、芯を軽く感じる旨さもあり!。
 

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 続いて卵を溶いて、つけ麺風?すき焼き風?にして食らいます。完全に卵黄と白身をかき混ぜすぎないようにするのがポイント。投入して引き上げると、白身と卵黄がまだらに絡み合うのが旨そう。部分部分で卵のコクが変化するのがたまらなく旨いのです。
 

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 卵黄が少し減ってきたところで、すき焼き風もやりづらくなったら、逆に卵を麺の方へ投入してしまいましょう。汁なし系に卵を添えたようなスタイルになりますが、これはこれで、麺皿の薬味と生卵がコラボしますので、また違った旨さになります。ちっとも替え玉風にしなかったけど、これが私の中では激しくお勧めな食べ方です。
 

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総じまして「出汁・麺・肉・替え玉・・・全てがゴージャス!極上煮干しそば!昨年食い逃した方はぜひ今年こそ食うべし!」

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 ・・・と言う感動の嵐。おそらく、麺屋さくら井には、今年最後の訪問となりましょうが、来年もまた通い続け食らい続けます。今年は飲食店については大変お辛い年になりました。まだコロナもどのように収束するか全く見通せませんが、作る側も食らう側も、今以上に衛生面を心がけて食ビジネスを継続して行きたいものです。来年こそは気兼ねなく旨いものを食える年になって欲しいかと。引き続き、旨い店、頑張ってる店激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!。
 
 

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