ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4362】 東京味噌らーめん 鶉 (東京・武蔵境) 特製辛味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜質実なる優しさの中にホットな刺激とその旨さ!素朴麺と絡まる楽しさ!晩秋に染み入る深き味噌麺!

普段あまり味噌を食わない男が通う・・・味噌専門店
 


東京味噌らーめん 鶉 (東京・武蔵境) 特製辛味噌らーめん 大盛 + サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

 

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 ラーメンを食らう記録を取り始めて早や4000杯以上。その中で味噌系は200杯も食えてない。実はラーメンでは滅多に味噌系を食わない男です。そんな私が唯一、定期的に通う味噌専門店がこちら「東京味噌らーめん 鶉」さん。単に家から近いから?いえいえシンプルに美味いと思うからです。味噌と言えば白味噌文化のエリアで、私が生まれたのもあり、味噌ラーメン自体食べ慣れないまま、大人になり上京しました。だから今になって目覚めたのかもしれません。
 

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 さてさて・・・それほどこのお店に、ヘビロテでもない訪問状況だと思うのですが、近頃「毎度ありがとうございます」とのお言葉を頂くようになってきました。そろそろ常連の仲間入りを果たしたとほくそ笑んでいたのですが、今回は御店主からハンドルネームも声がけされましたよ(瀧汗)。顔とネームが一致したと言うことで私タジタジ・・・。店前には行列発生が見えたので、こちらこそいつもすみませんねとか、短く言葉を交わさせていただきました!。最近、三鷹武蔵野エリアでは、顔とハンドルネームがバレつつありますな・・・。
 

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<酒> サッポロラガービール赤星!休日の過ごし方!秋晴れに染み入る苦さと旨さ!

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 こいつが置いてあるのも訪問意欲を湧かせます。サッポロ赤星があるだけで幸せ!。こちらは陶器のコップが冷やされて出てくるのが印象的です。冷えた陶器ってのも面白いが、陶器の微妙なザラザラ感がいいのでしょうか・・・泡立ちがいつもよりクリーミーにも感じます。和風な感じで日本最古のブランドビールを飲むってのも粋かと!。秋晴れを感じつつ、味わうビールの泡は雲のようでもあり、ホップの苦味と麦芽の旨味を、泡立ちと共に楽しみます。
 

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 サービスおつまみがまたいい!。小皿にギッチリと盛られた切り落としチャーシュー。低温調理の質感が品やかで淡麗な低温調理の肩ロース。ブラックペッパー系塩胡椒が振られ、薬味ねぎ乗る上に、塩ダレのようなのが垂らされてます。旨いのは確実!。分厚めなカットなのも合って、噛み締める度に肉本来の旨味が、次々と酒を誘うじゃないか・・・。嗚呼、休日の過ごし方としては最高!。
 

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<全体> 質実な味噌風景に自家製辣油の鮮やかさ!彩りと味わいの華麗なるコントラスト

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 そう言えば初訪問は奥様と二人三脚だったのを覚えています。とても気さくて丁寧な接客だったので印象深い。ご出産と子育て時期は、ワンオペで大変そうだったのも思い出しましたよ。味噌ラーは手間が掛かるから大変・・・。乗り越えて今があるって感じでしょうか。サッポロ赤星で軽く酔って妄想重ねてた頃合いに配膳が完了!。それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!本格味噌系にしてはとても美しく整った麺顔!。中華鍋でガチャガチャ豪快に野菜や出汁をかき回していたにも拘らず、ぴっちりと美しさも演出。そして山盛り感も演出し味噌系のインパクトも与えているではありませんか。SNSやってる輩としては、こういう見栄えが大切にも思えて実はありがたい。美しいポイントは3つ。肉の質感と重なる配列。ベースの味噌スープと辣油のコントラスト感。そしてコニーデ型火山を思わせる山盛り稜線と頂上にある糸唐辛子。火山を思わせるデザインと、ホットな辛味噌のイメージが一致するようです。さながら、辣油の垂れ流しは溶岩流のようにも見えなくもない・・・。芸術は爆発だ!ラーメンも爆発だ!(岡本太郎連想した人、結構おじさん?オレもそう!)。
 

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<スープ> 優しい動物系に芳醇円やかな味噌の溶け込み!炒めた野菜の甘さと香ばしさ!しっかり染みる花椒塩と辣油の刺激感!

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 何回か食ってるハズなのに、今回は妙に美味かったのよ!。過去レビューと見比べて見たけど、何がどう違うのか不明だけど・・・。旨さは3段構成+α。【味噌】【動物系ベース】【自家製辣油】
 

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 やはり【味噌】がいい感じ。「東京あぶたま味噌」使用との触れ込み。以前のレビューでも語りましたが、てっきり奥多摩エリアの味噌蔵かと思いきや、Google先生によると東京中野らしい。3種の麹を使うなど想像を超えた味噌。赤味噌のような塩気が漂うようで、実は麦味噌な如く甘味を感じるタイプ。味噌は知識ないのであしからず。優しいようで力強い。力強いようで優しい。風味も高い味噌なので激しくオススメ。
 

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 そして【動物系ベース】の出汁がいい感じ。鶏豚両方あるようですが、個人的には鶏系がいい感じ。店のうんちく書きでは「赤鶏さつま」と「大量の豚骨」とありますが、コラーゲン感覚が少しあり滑らかなトロミあり。口の周りにほんのりと貼り付くエキス感もあるのです。それが鶏のモミジなのか?豚骨(かしら)なのかは不明だが、個人的には前者だったら嬉しいかと。
 
 
 さらに【自家製辣油】がいいね!。本当はこのお店は「ごぼう油」が人気なんだけど、ひょっとしてこちらの御店主・・・香味油の使い手?スペシャリスト??。熱せられた油と赤唐辛子の迅撃!そこに花椒塩が滲むのはありありと分かるが、和風スパイスがあるのか・・・妙に清々しくもインパクトあり。瓶詰めで売ってくれ。
 

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 これら三位一体の構成で中盤以降は、カオスになり混じりあい一体化した旨さです。そして自家製麺から吐き出される【炭水化物の甘味】も加わり、旨さがゆっくりと盛り上がって行くという図式ですー。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺!手揉み感ありあり!極太平打ち縮れフォルム!優しいタッチ!汁を吸い込み品やか!具材と薬味を絡めまくり!啜りと咀嚼がいちいち楽しい!

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 一駅離れた「東小金井」にある「くじら食堂」。同じ「七彩」での御修業経験おありとか。喜多方系を思わせる手揉みピロピロ麺。ひと目みて好きになる。素朴な旨さですがやっぱり今風な洗練された演出も感じます。自家製麺を謳う店は、たいてい国産小麦粉。こちらも例に漏れず。
 

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 何回も上から体重かけて押しつぶすようなイメージが合ったのですが、握りしめるようなふわっと感もありそうです。見たわけじゃありません(汗)・・・食うと柔らかくて優しい食感なのでそう妄想するだけ。薄い部分などは、麺と言うより皮のような滑らかさ。そして表層の滑る層があり、それがスベリも良くするし、スープと絡んで味わいをキャッチするようです。噛み締めると、小麦粉の優しい甘味も感じるはず。
 

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 そして・・・嗚呼、汁を吸うね。ゆっくりと。柔らかい麺の旨さってここにある。終盤に近づくと一気に麺に出汁の旨味と一体化した甘味を感じます。それだけでなく、薬味や具材と絡み出すのが嬉しい!。歯応えと旨味のカオスも高まり、気がつけば、ズボボボボボボボボボボボボボボボボボボボーーーーーーーっと啜り上げ倒しているオレです。今度から自前紙エプロン持参したろかしらん。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 脂身少なめの淡麗な肉感!辛味との相性絶品!そして薄くタレが深く染み入る低温調理肉!

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 ビールのサービスおつまみとして提供されたアレが、フル装備で登場!そんなイメージ。おつまみの時点で、このチャーシューは「レクサス級」なハイレベルと感じてます。おつまみが「IS」の積み重ねだとしたら、今・・・目の前にある肉は「LS」の縦列駐車状態。もしくはLSのリムジン(見たことねぇけど)。
 

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【手切り】【オーダー毎】なのがありありですね。カット面を見ると波打つ線あり。それが均等に並ぶのが手際のよさとリズミカル感。「手切り」による包丁の動きすら感じます。そしてきっと、これは「オーダー毎」に受けてからスライスしたと思わせる・・・カット面の鮮度あり。一杯に向かう姿勢を十二分に感じてしまいます。
 

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 さて肝心な味わいですが、軽く引き締まる歯応えと赤身の旨さが光るかと!。もちろん脂身の甘味もいいです。私が好きなのは、赤身がもつ肉本来味が、薄く淡い醤油系出汁と合わさり深く滲みていると言うところ。低温調理ならではの味表現でしょうか・・・・酒が進みます。このままでもシンプルに旨いが、辛味噌スープと絡めめるとまた違った旨さ!。肉をソースでディップするような感覚で、沈めて泳がせてから食うのも一興かと!。自家製辣油が、変わったスパイスソースのような存在感でマジ旨し!。
 
 

 

 
 
<ヤサイ> 中華鍋で炒められ出汁と絡まり自家製辣油が混じり合う!優しい味とホットな刺激が交錯する旨さ!

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 私は中華鍋で炒めが始まる瞬間が大好き。最初に炒めに入る野菜類・・・それは「もやし」なんだけど、炒め始まる瞬間が急にワクワクします!そんなこと、皆さんはありませんか?。炒め油の香りに、もやしの水分が混じり弾ける。一気に煙が立って、その瞬間に炒め野菜の香ばしさが香るのです。そしてスープが足されて軽く煮る間に、その香りがスープにも移るよう。その代償として、もやしもスープの旨味を得る。
 

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 少しクタり気味なもやしが、妙に旨い!。出汁の旨味と野菜ならではの淡い甘味がとても合う!。それだけじゃない、その上に自家製辣油の刺激と、その花椒塩の塊がもやしに添えられてるのです。旨味と甘味と刺激が一気に交錯して、パニクる旨さ!。そこに敢えて麺を絡めて食いましょう!。きっとハマる旨さですから。
 

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 さらに挽肉のアシストが泣かせます。もやしが・・・旨味と甘味と刺激が一気に交錯しパニクる旨さな状態に、挽肉の肉汁と旨味が重なります。もやしと麺が絡む隙間に、挽肉がいちいち入り込みますので、旨さハンパなし!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> 円やかな薄出汁が深く染み入る柔らか味玉!甘味が辛味噌を通しても感じられるほど濃密な旨さ!

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 日によっては「Twitte見ました!」と申告すればサービスしてくれます。訪問前にお店公式Twitterを要チェック!。今回ははなから特製食おうと思ってたから、発想除外でした。さてこの味玉、あっさりしてるようで実は深い。他でも見かける、薄出汁の深い浸透状態。全体的は柔らか仕立てで、卵黄の中心部に少しトロミを残すタイプで、卵黄全体ではジュレっぽい部分が多し。個人的妄想では、沸騰後11分と見立てます。
 

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 出汁と卵黄の濃密さが一体化して、濃密感と甘味ある旨さです。舌の上にねっとりと絡みつくのもあり、辛さで刺激しまくりの感覚には嬉しい甘さ。辛さの刺激がほぐれた舌で味わうと、白身の旨さもまた優しいじゃありませんか。卵黄と白身を合わせて食うのもまた一興。今回もまた、スープに少し沈めてから味わいますが、どっちも旨いね!。嗚呼、やっぱり味玉の旨さは果てしない!。
 

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総じまして「質実なる優しさの中にホットな刺激とその旨さ!素朴麺と絡まる楽しさ!晩秋に染み入る深き味噌麺!」

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 ・・・と言う感動!。味噌ラーメンにも色々あるけれど、東京味噌と謳うこれから発展系の心一気に激しく応援!。ありそうでなさそうな質実味噌麺!。そしてすでに完成度が高い味噌麺!。ちょっと中央線では地味な武蔵境駅ですが、しっかり良い拉麺根付いてます。途中下車して食らうも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

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