洗面器一杯分に詰まった旨さと丁寧さ・・・そして肉アピール
- <全体> デカイ!オモイ!ウマイ!に尽きる!
- <スープ> 塩味先行の旨味!!チャーシューの香りと肉感も高めるじっとり塩味!!
- <薬味> 刻みネギ三昧!ザクザク歯応えと塩気に混じる葱甘さ!スープにも溶ける風合い!
- <麺> 新宿だるま製麺:中細で緩やかな手揉みボコボコフォルム!されど密度感低めでスパスパな歯切れよさ!汁も吸い込む力あり!
- <メンマ> 深く出汁を吸い込む材木メンマ!醤油の香ばしさも滲む旨さ!
- <チャーシュー> ロースト感と燻し感が最高!赤身と脂身それぞれ大胆!繊細さも醸し出す贅沢豚肉!
- 総じまして「旨さも見た目もフルサイズ!詰まった丁寧さ!質実さ!そして旨さ!肉を大胆に楽しめ!肉好きカモン!」
まだ仕事残ってるから、今回は酒飲まずにガッツリ食うつもり!。サイドメニューを確認したら・・・ライスしかないのね!と思ったがそれも売り切れ❌表示。こうなったら一番高いの食ってやろうと思ったけれど、どれも比較的高めな設定なのね(汗)。いろいろ悩んだ挙句、ネギ好きな私でもあるので、今回は「ネギチャーシューメン」。しかも大盛りとさせてもらいましょう!。
しかし結果的にそれで良かった・・・Wチャーシューと迷ったんだが、それだと肉遭難してたかも。肉がかなり一枚一枚がヘビーです。券売機の下半分、20個のボタンがチャーシュー。遊び心かマジなのか。年末だったらテイクアウトをお願いしてみようかしらん。つーか、チャーシュー20枚なんて、トッピングか別皿でくれって方が出てくるとは思えないしね。
<全体> デカイ!オモイ!ウマイ!に尽きる!
しっかし、ちゃんと予習するなら斜め読みせずに、ちゃんと頭に入れておくべきですね。学生の頃から分かったふりして適当に生きてきたからこうなっちまったよ。配膳の瞬間、この麺顔を見てこう思いました。
おおお!デカッ!!マジで永福町系大勝軒に近いサイズなんじゃないか!?。口径が広いだけでなく、膨らみがあるから、これじゃちょっとした洗面器じゃないか。チャーシューメンなのに肉がフツーに見えて写ってますが、相対的に小さく感じるだけで実は肉が分厚くてデカイ。また器を受け取ったらフツーに重い!。汁や麺・ぐ具材が多くて多いだけじゃなく、器自体が結構重いみたい。そして湧き立つ湯気にはチャーシューの香ばしさがすでに漂い、ウマイの確実って気分にさせるのがいいね。
<スープ> 塩味先行の旨味!!チャーシューの香りと肉感も高めるじっとり塩味!!
逸る心を抑えつつ・・・まずはスープ。中目黒の惠本将裕の塩風アレンジかな〜なんて感じながら味わい始めますが・・・展開としてはまるで別物っすね。煮干し感があまりなく、むしろ動物系の旨味にのっとったじっとり塩味。表層の香味油もゆったりと動物感をアピールしており、じっとり系塩そば感覚です。
動物感は、実際どうかは別にして鶏豚両方感じるイメージ。ゆったりとしたコク深い鶏ガライメージもあるが、優しい豚骨清湯のさっぱりさもありなむか。また魚介はイメージ的には節系メインと言いたかったが、微妙に煮干し系のエキスがスープ表面に微かに見て取れた気もして・・・何とも捉えづらい。つーか、こんなに大胆な肉を見せつけられては、豚肉の出汁すら感じてしまうじゃないか(笑)。実際に肉の香ばしさもゆっくりと中盤以降は溶けてくるようだし、見た目よりも旨さはカオスと感じます。
とは言いつつ、味の先導役は「塩」。優しくもしっかりとした味わい。どこぞの海塩なんでしょうかね・・・。チャーシューの香りが汁に移るときに、塩出汁感が生き生きするようにも感じられ、塩はスープの先導役だけでなく、肉のリード役にもなってるようです。
<薬味> 刻みネギ三昧!ザクザク歯応えと塩気に混じる葱甘さ!スープにも溶ける風合い!
刻みネギも、丼の大きさで見た目インパクト少ないですが、実は結構入ってます。割と歯応えを感じさせやすくする粗めな刻みなので、ザクザク感と共に弾ける清涼感が魅力的!。とっても塩出汁とネギ清涼がよくコラボして旨しです。ネギの中の甘さもしっかりと歯応えとして感じます。これだけ多いと薬味と言うより、スープの具材って感覚にもなるね・・・。
<麺> 新宿だるま製麺:中細で緩やかな手揉みボコボコフォルム!されど密度感低めでスパスパな歯切れよさ!汁も吸い込む力あり!
これも器が大きいから相対的に大盛りに見えないが、軽く200g オーバー。最近胃袋が縮小してるからヤバイって思ったけど、意外なほど軽快にスルスルと食えます。ややグラマスな麺に見えるけど、密度感が高いと言うほどではなく、スパスパと小気味よく食える感じ。なので汁を吸い込んだ時の旨味と相まってスムースに食い続けられます。
また微妙にボコボコとした手揉み風なフォルムで、見た目だけでなく、口当たりや滑りでも感触として楽しませてくれます。スパスパ噛みちぎった後は、奥歯でクチクチと潰しますが、麺素地の旨さと出汁の旨さの一体感がわかりやすい。唾液溢れると思ったら無意識に飲み込んでいて、気づくと次へとはや啜り上げている。別に伸びるわけじゃないが、汁を吸い込むのも得意なようで、旨さが高いと感じることでしょう。
<メンマ> 深く出汁を吸い込む材木メンマ!醤油の香ばしさも滲む旨さ!
メンマが想像以上に旨し。塩そばとは一線を画するような醤油の深い色合い。見るからに醤油カエシを感じさせますが、実際は塩気がとても低めで旨味あり。これも写真イメージよりは実物はかなり太い。繊維質はきめ細かいタイプですが、すきっ歯でも挟まることなく、シャクリと切れ込みます。これは酒にも飯にも合う旨さ!。次回はメンマ増し必須かと考え始めております。
<チャーシュー> ロースト感と燻し感が最高!赤身と脂身それぞれ大胆!繊細さも醸し出す贅沢豚肉!
いろいろ語っては見たものの・・・やっぱりこの一杯はチャーシューに尽きる!。チャーシューのついでに中華そば食ったような食後感とはやや言い過ぎか・・・。それだけ圧巻だったと申し上げたい!。繊細さも醸し出す贅沢豚肉!
「チャーシュールネッサンス」。ロースト感と燻し感が最高!。近年、低温調理が一気に盛り上がり浸透しましたが、個人的にはまた「吊るし」「燻し」「ロースト」系のチャーシューが増えてきたイメージなのです。手間と調理スーペースがかかるのでご面倒だろうとは思うが、個人的には嬉しい傾向。王道回帰の肉っていいですよね。この肉もそんな王道感覚の肉です。特に「分厚い」「デカイ」。4枚入ってますが、どれも手のひらサイズ。昔だったらハンディカム(55あたり)。今だとiPhone 11。
この肉が赤身メインと脂身たっぷり部位と交互にあって、それぞれがとても楽しい!。特に脂身メインな部位は、しっかりとした歯応えと、脂身の大胆なプルプルさが楽しめます。大胆に食らいつくと中々飲み込めないので、自分で呆れるんだが・・・食い切るまでに顎が疲れる方もおられるやも。赤身と脂身それぞれの大胆さを味わいましょう!
総じまして「旨さも見た目もフルサイズ!詰まった丁寧さ!質実さ!そして旨さ!肉を大胆に楽しめ!肉好きカモン!」
・・・という感動!。早くもこの肉をあしらったサイドメニューが出てこないかと、相当楽しみに感じております。それにしても、まるで一週間分の肉を一気に食ったような感覚で・・・夜になっても腹が減らない(笑)。そして夜になっても肉の感動が忘れられない。肉好きラーメンファンなら、ここ訪問した方が絶対にいいですよ。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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