ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4091】 真鯛らーめん 麺魚 神保町店 (東京・神保町) 特製甘えびらーめん + 雑炊丼 〜魔力的香ばしさと天使の甘味!まさに絞り出し気分のピュア甘海老!

鮮魚系名店が都心に進出!サーモンと甘海老引っ提げて・・・
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 在宅勤務もいろいろ制約があったり、またずっと朝昼と引きこもりなのも耐えがたく・・・。仕事の都合もあってオフィス出る機会もあり。何となく自然と「時差出勤」が一番自分には適していると思えてきました。その代わり、管理職だとiPadかスマホで定期的にチェックしないといけないんですがねー。都心で一杯食ってから移動できるのも好都合。神保町で食ってから戻りましょうかね・・・・
 

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 さてその神保町に、あの「麺魚」がいよいよ殴り込みですよ。何たって行列店ですからねー・・・錦糸町まで中々足をのばせない身としては、非常に嬉しい限り。しかも、サーモンと甘海老という新しいランナップを引っ提げてます。いつもなら定番から食う私ですが、この【甘海老】ってフレーズに弱くて・・・そいつを選んでみました。そして興奮のあまり【特製】で!。回転お祝い気分で売上貢献!【雑炊丼】も追加してみました。
 

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 昼飯ピークアウトしてもパラパラと先客後客入れ替わり。何と言っても神保町交差点から近く、しかも通し営業というのが非常に助かる!。きっと今回のように中途半端な時間帯にまた来ると思いますー。
 
 

 

 
 
<全体> 鮮やかな海老茶カラー!もくもくと立ち上る湯気に海老ならではの甲殻香ばしさ鮮烈!

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 とにかく神保町は外国人が日本食食いに多く集まるはずなのに・・・。この日はたまたまなのか、殆ど見なかったよ。雨も降ってたし。当然のようにこちらの店も券売機や説明には英語併記。オリンピックでは爆発的に外国人の姿を見るはずだったのに・・・本当に先が心配になってくるね。そんな暗い気持ちを癒すように、それは温かく元気に配膳された・・・こんな麺顔でした。
 

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 おおお!海老エキスがこんなに鮮やかとは!海老茶とはもっと渋い色合いですが、オレンジ色にも似た明るさと鮮やかさがこれほど漲るとは!。そして湯気から押し寄せる海老の風合い。これまで伊勢エビ・オマール海老と似たような鮮魚系は食ってきたことあるけど、海老感が濃ゆいのにどこか風合い柔らかく感じるではないか。
 

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 そしてシンボリックに思える低温レアチャーシューの削ぎスライスは、ピンクのバラのように開き、花弁のように柚子を配置・・・・鮮魚のじっとり感一色と思えば、可愛らしい華やぎも覚える麺顔。
 

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<スープ> 何と・・・甘エビ100%!あとは水だけ!確かに香ばしさに続き、海老出汁の後味に残る甘味!

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 もう濃厚海老感と頭の中で備えてから味わいます。想像通り、最初は甲殻類特有の殻香ばしさから入る。そして舌触りには微妙なザラツキがあり、一度焼きを入れてから炊き出したあとの残骸を感じます。完全に濾過してしまうと薄っぺらくなるから、いいバランスだね。確かに甘エビらしい、柔らかい海老感覚。ワイルドに仕上げてもやっぱりどこか繊細さがありましょう。何と甘エビ100%、あとは水だけとのこと。炊き出しコントロールだけで、これほど上品な濃密さが生まれるとは・・・これは改めて凄いスープだと思うよ。
 

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 そして「甘海老」って本当に甘いのだと今更ながら再認識。甘エビの甘さは、熱を通せばフツーの海老味に飲み込まれると思い込んでたが、スープを啜ったあとに残る味わいが、しっかりと甘いのだ!。しかも甘エビと分かる味風景。香ばしさだけでなく、味わいの余韻に至っても上品さを醸し出すところが素晴らしい!。
 

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 改めてレンゲを揺らしてみると、ベースは文字通り海老茶色で、香味油がオレンジ色で眩しいのが分かる。いわゆる海老油ってやつだね。こいつが味わいを華やかにさせる張本人だが、ベースの海老茶色スープも味わいやわらかい・・・・後の出汁茶漬けが楽しみでなりません。
 
 

 

 
 
<麺> 甘エビの出汁を吸いこんでも、なお風合いと甘味を感じさせる全粒ストレート細麺!

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 こんなに個性的なスープを受け止めるのは難しい。と思ってたんだがただの老婆心。全粒配合のストレート細麺が実に味わいよく相性がよいではないか!。加水は中程度なのだが、最初はややボソっとした千切れ感で、中盤以上になると汁を吸い込みまくる。しなやかさと淡いモチプリ感があるようで、奥歯で潰した瞬間には出汁と一体化した甘味を感じさせます。
 

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 紙エプロンがカウンターのあちこちにあります。周りはオヤジばかりだが、丁寧に皆さんご着用。なので汁ハネなんて気にするのは無意味だよ。ズボボボボボボボボボーーーーーっと一気に啜り上げてしまいましょう。吸込み良くても持ち上げ得意そうじゃないので、レンゲで補助しながら汁麺すすりをすると、スープパスタ級の海鮮旨味感!。このスープ・・・寧ろ麺やご飯等と混じらせて食った方が旨いのかもしれません。
 

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 中盤以降は例の通り、海苔に巻き付けて食ったり、チャーシューと合わせたりして遊び食います。でも実は、トッピングには蒸した甘エビの剥き身みたいなのがあり、これを麺に引っかけさせて食らうのが一番旨し。オススメです。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 低温調理のしっとり食感と甘味!桜チップで燻製された風味!熱加減で変わる旨味!

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 これは錦糸町で時々お目にかかった肉。今王道の低温調理ですが、こちらは肩ロースを削ぎ切りにしたようなスライスで、肉がミルフィーユのような塊になってます。それを一枚づつ剥がしてくらうかは自由だが、場合によってはスープ熱を伝導させて、色が変わせることもできます。
 

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 私は早々に味玉や海苔・青菜の上に退避させてからゆっくり食らいましたが、低温調理肉の甘味感がいいね。漬け込み出汁もいいし肉の脂の甘味がナイス!。しかもとてもレアっぽいのに、桜チップで燻製されてるから滋味深くて香り高い。レアなのに香ばしいとは背反するようで面白い組み合わせです。
 

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<ワンタン> 海老すり身のワンタン!柔らかい甘味と歯応えに、しっかり感ある皮の旨味!

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 結構お値段が張る特製ですが、ワンタンもここまでしっかりと入っているなら、納得感ありですね。大きめな餡にしっかり織り込まれた皮。チュルンと滑る感覚より、噛み締めて味わいたいようなタイプです。
 

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 餡は海老すり身。これがギュギュっと詰め込まれたようではあるが、噛むと泡のように解れて旨し。やや歯応えある皮はしっかりと汁の旨味も吸い込んでいるので、余計に味わい深いというもの。まさに海老三昧のワンタン旨し!。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> ふわとろっとした仕上がりとフレッシュ感残る甘味!出汁が香る味玉!

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 チャーシューの燻製は味玉にも流用されてます。いわゆる燻玉というやつですが、燻すというより薄っすらと香りづけしたというイメージ。ふわふわとろとろした茹で仕上げに、魚介出汁がほんのりとライト気味に染みています。そして燻しの香りが仄かな感じ。鮮魚系の出汁にいったんどっぷりと浸ってしまうと、ある程度燻し感が飛ぶのはしかたないね。しかしその仄かな香りとその甘さは実に上品で、少し熟したような甘味もあるが・・・やっぱり玉子本来味も少し残っており、心なしかフレッシュにも感じる。嗚呼・・・やっぱり旨い!味玉にハズレなし!。
 

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<雑炊丼> 鯛・サーモン・甘エビのほぐしに柚子と葱・・・・残った出汁とベストマッチ!

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 鯛・サーモン・甘エビ・・・もうそれらと塩だけで白飯食えそう。これは丼へ投入するより、レンゲでスープを回しかけるに限るでしょう。小サイズだと、レンゲ3杯で十分かと。
 

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 言えば柚子胡椒や山葵・生姜など薬味がもらえるそうで、それらを加えてもいいでしょう。だたダイレクトにピュアな甘海老エキスを味わいたくて今回は遠慮しました。
 
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 個人的には鯛の身に甘海老出汁が混じるところが、白飯ととてもマッチしていたと思え、箸からレンゲに切り替えて、カチカチと音を立てながら一気に食い切ってしまいました!。ここまで行くと大満足。まだ少しスープが残っていたので完飲して今回はフィニッシュ。
 
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総じまして「魔力的香ばしさと天使の甘味!まさに絞り出し気分のピュア甘海老!」
 
 ・・・と言う感動。東京屈指のラーメン密集地神保町の中でも唯一無二的で個性感バリバリ。錦糸町の勢いをここ神保町でも大いに発揮を期待したいところです。それにしてもホントこの界隈半径300mはラーメン的には迷うよねー。これでまた迷いが深くなりそうで怖い。神保町に来たらまずは新しいとこ攻めてみよう!だからここ激しくおススメ!。そんな今後の発展に期待しつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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