ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4015】 自家製麺 伊藤 銀座店 (東京・東銀座) 肉そば 中 〜大衆的でどこか贅沢?伊藤系の間違いのない旨さ!唯一無二な王道煮干麺

忙しいくても良いもの食いたい!通し営業がありがたいビブグルマンのお店!
 


自家製麺 伊藤 銀座店 (東京・東銀座) 肉そば 中 〜ラーメン食べて詠います

 

 大体、毎年1月の半ばから年間を通して忙しくなる私です。業績も追込み時期に入るし、4月以降の新しい準備も始まりますからね・・・。そんな感じで都心でランチタイム。かなり時間的余裕がなく、かと言ってドトールやプロントで簡単に済ませるのも味気ない。忙しいくても良いもの食いたい!だからビブグルマンのお店「自家製麺 伊藤@銀座」にやってまいりました。通し営業だし、またピーク時間を外すとすんなり食えるイメージでして・・・やっぱり今回もそんな感じでタイムリーにゲットできました。
 

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 ほほう・・・けっこうメニュー増えてるんですね。王子神谷の店印象とは違い、つけ麺もあれば汁なし系もラインナップ。銀座店限定のサイドメニューなんかもあって、こりゃもう少しここに来なければと思わせます。この「伊藤系」という煮干では、シンプルにいただくのが常ですが・・・今回は腹も空いてたことだし、「肉そば」の中盛とさせてもらいました!。
 

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<全体> この素朴さと質感の高い煮干そば感覚!銀座にあっても堂々と映えるね!

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 それにしても、東銀座とは言え銀座エリアで少し古くさいが、こんな隠れ家的な地下ビルテナントがあるのも不思議~。もともと飲み屋だった店の造りが今でも何となく感じ取れ、オヤジな私としては和む雰囲気です。そんな感じで店と一体化していたところで、早々と配膳が完了!。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!これは伊藤系以外なにものでもない!これぞ煮干しそばの教科書!煮干しスープに浮かぶ色白でハッキリとしたストレートフォルムの麺がどこか凛とした緊張感を与えます。そして実にシンプル極まる!。汁と麺、少しばかりのネギ薬味に肉が乗っているだけ。中華そばとは本来、汁と麺をメインに味わうものと・・・教えられるような思いがありありと迫力として伝わってくるようです。
 

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<スープ> 苦味が甘味を引き立て・・・いやその逆か!?サラリとして味わいの深い煮干感!

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 ラーメン好き・煮干し好き・ニボシストの方々にとっては説明不要なる、じつに王道な煮干感覚。西日本では敬遠しがちな苦みを、ここではキッチリと表現しており、しかもエグミとは違う。煮干の苦みはビターと言った感覚に近く、香ばしさの中にどこかしら清涼感すら淡く覚える味風景です。更に甘味と塩気がナイスバランス。煮干特有の甘味もしっかり抽出されており、苦みと拮抗する一方で、煮干しの旨味を引き出す塩気ともバランス感覚がよいね。正直言って、このスープは甘いのか?苦いのか?塩気っぽいのか?と区別するのが難しい・・・。
 

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 アニマルオフ。魚介だけでこれだけ深い味わいになるのかも実に不思議ですが、一方でだからこそ優しい味わいと思えます。年齢を重ねる毎にこういう系統が好きになってゆく・・・クセになってゆくのか。肉系や調味料の味も好きなのだけど、今回だけは味わいって身体がほっこりしているのが分かります。当然、あとになって水分を欲しがるようなこともなし。銀座界隈でもサクッとこんな素朴で旨い煮干が食えるとは喜びですね~。
 

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<麺> 自家製麺:パツパツとした歯切れの良さはまさに煮干麺の教科書!汁を纏っても負けない風味麺!

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 自家製麺と看板にありまして、どこに製麺室があるのかと思いきや・・・管理完璧な自社専用工場とのこと。煮干しそばには「パツパツ麺」。このテッパンのコンビネーションの素晴らしさを上京するまで知りませんでした。今ではぞっこん。この定義づけたようなストレート細麺が、実に嬉しい!今日は中盛1.5玉で210g!。
 

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 言わずと知れた「低加水」。そして打ち込みが強く練り水も少な目で「密度感」がありあり。なので外カタな風合いで、文字通り前歯で千切るとパツパツと擬音語を感じさせます。しかし剛麺とは違い、微妙なしなやかさもありなむか?。麺同志は寄り添う部分は少なく、汁は持ち上がると言うより濡れるだけ。この点も麺の風味を強く感じさせ、最後の一本、小さい切れ端ですら小麦感を伝えてくれます。
 

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 咀嚼で出汁と絡ませて一体化する終盤の旨さ。奥歯でしっかり潰して麺の風合いと出汁の煮干しエキスをぶつけていくような感じで食い進めますが、最後の糖化した旨味がなんとも言えず・・・これが旨いです。勢い余ってそのまま咀嚼もせずに飲み込みそうにもなりますが、のど越しをこれほどハッキリと楽しめるのは、伊藤系の楽しみといったところです。嗚呼、旨し!。
 

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<チャーシュー> これも様式美か?特別感ないのだがやはりあるとビシッとキマる肉そば感覚!

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 本当に伊藤系が好きな人には、(中華)そばのつゆ増しが粋なんでしょうね。所謂、煮干の素ラーメンスタイルで、元々は汁が少な目なのもあって、素直に美味しい汁をもっと味わいたいというスタイルかと。しかし、トッピング無しで過ごせる気分ではなかったので、豚肉を乗せてみたところ・・・それでもやっぱりシンプル!。気分的には、麺の流れと肉のゴツゴツ感で、ちっぽけな枯山水の庭を見つめているような感覚です。
 

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 さてこの肉・・・素朴で旨い。肩ロースに煮豚ですが、コロコロとしていそうな豚肉が4切れ。一口サイです。醤油だれの味わいは、塩気というより甘味を感じる味付けで、これが肉本来味と重なって旨し!。白飯に合う感覚で、ふかふかでジューシー。汁を吸い込んでいる様相もありますので、煮干出汁の味わいと混じります。質素を旨とする伊藤系の煮干そばでは、このくらいの肉感でも贅沢に感じますねー。人間というもの「足るを知る」のも大事。哲学的なお肉ですぅ~。
 

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総じまして「大衆的でどこか贅沢?伊藤系の間違いのない旨さ!唯一無二な王道煮干麺」
 
 ・・・と言う感動!。やはり久しぶりに食らう伊藤系煮干は、分かっているようでいつも新鮮な気分で楽しませてくれるのでした。場所が場所だけに、夜の方が使いやすいかも。まだ気が早いですが、春に向かっていろいろ宴会機会もふえますでしょうし、〆ラーで渋く伊藤系!ってキメてみたいと思います。ともあれ、こんないい中華そばが、銀座界隈で通し営業というのは実に利用価値あると思うし、銀座紳士にも新橋オヤジにも激しくおススメ!。旨し!。そんな興奮冷めやらぬところで・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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