ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3915】 The Outsiders (東京・大崎) 塩あげネギR ニンニクあり 〜サッパリしてもやっぱり豚骨塩気!漢の無骨さ十分なる剛麺食らうならここ!

アウトサイドが徐々にメインストリームに?8年ぶりに訪問してみたよ!
 

 

 

 「The Outsiders」と言う屋号に惹かれて初訪問したのが8年前。関西転勤から東京に帰ったころだったか、その時期に二郎インスパイア系に少しハマってた私です。とある平日に時間的余裕なく、大崎乗り換えのついでに途中下車して向かったのがこのお店。久しぶりに訪問してみました。昔は何だか意味なく名前かっこいいなーって思ってましたけど・・・フツーのラーメンとは袂を分かつ意味なのか新しい傍流創造なのか?。また、元は「凛」系列だったから、独立の意味を込めたのか?。結構コダワリが伝わってくる店の雰囲気は、8年経っても変わってませんでした。

 

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 今ではとても珍しい券売機。メニュー表の相当する番号を押すタイプ。今ではコインパーキングの清算でしかお目にかかれない清算スタイルですな。久しぶりなので懐かしく、以前食ったトマトを食おうと思ったのですが・・・メニュー落ちしてた(泣)。そこで一番見やすい位置に表記のあった「塩あげネギR」をチョイスいたしました。塩系の二郎インスパイアも珍しいしね。実は、ポン酢も捨てがたかったんだけど・・・。
 
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<全体> 何とも色気なく質素なように見えて・・・後からジワジワくる男臭さがいいね!?
 
 実を言うと・・・冒頭で「やってもうた!」と頭を抱えた。塩あげネギRの「R」は「Regular」のことだと思ってたんだが、これが大盛だって後から気づいた。8年前のオレは後でチェックしたら「M」にしてた。嗚呼二郎インスパ系で大盛って遭難確実かも・・・もし残すことになればしっかり謝ろうと、覚悟を決めていたところで配膳されたのがこの一杯、この麺顔でした。
 

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 おおお!あげネギと言うから焦がしネギなんか想像してたら結構それはフツーな麺顔。オーダーミスかと思いきやスープの端にフライドオニオンが浮かぶ。何だそういうことか!。ねぎはオニオンだった次第。豚肉はどうやらヤサイの下に埋もれているようだ。なのでモヤシの白色とスープの淡い褐色しかないシンプルな麺顔で一見とても質素!。しかし見とれていると段々とその質素・シンプルさが大胆さとも受け取れ、次第に男臭さと意識が結びついてゆくような不思議な感覚に支配されます。ニンニクの刻み量にもよりましょうが、やっぱりスープから見え隠れする麺の極太さに、意識をもっていかされる・・・。
 

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<スープ> 何となく凛系に繋がるサッパリ塩気にガッツリニンニク!そしてフライドオニオンが香ばしく溶ける!
 
 今では関係ないらしいんですが、元々は凛系とのこと。ガッツリさは何となく二郎インスパイア系なら同じように感じ取れるものの、スープのちょっとした明るさや軽やかさには、その出自をちょっぴり感じとります。スープを眺めると最初は「醤油清湯」かと見紛う色合い。透明度もそこそこあるし、豚骨や野菜等薬味エキスの色合いか、薄い褐色さが印象的です。塩系といっても時々このくらいの醤油に近い色合いは、よくあることだよね。
 

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 しかし豚骨の脂やエキス感や独特な匂いは、見栄えに反して十分に濃ゆい。それが余計な脂の重さがないのと、野菜の汁気が後押しして、全体的にはサッパリと食えるという味風景です。そして味の痩せたイメージが一切ないのがフライドオニオンの溶け込み。揚げネギ特有の香り高さと甘味がダイレクトに響きます。例えば焦がしネギ油だとオイリーな重さも溶け込みましょうが、フライドオニオンの場合は、香ばしさは高さキープした上に余計な脂がないから重くない。さらにベースに溶けた薬味トッピングの「刻み生ニンニク」のジリジリ感と直接結びつく味わいで、香りとパンチの相乗効果を発揮します。嗚呼、さっぱりしてると思わせといて、やっぱりこれがガッツリ麺なのだった!。
 

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<麺> おおお!これぞ漢気すら感じる極太ワシワシ縮れ自家製麺!オーション麺の醍醐味を楽しむ!
 
 これは麺が旨し!。8年前からは相当に変えてないか?こんなにウネウネボコボコワシワシ平打ち極太麺だったとは意外。これはオーションの香りが響いてとても旨いよね。とは言えハードな感じはそこそこ抑えめで、剛麺とは言えるのだけど優しさも感じさせる仕上がりとなっております。
 

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 まず歯を当てて力を入れると明らかに芯を感じる食感。そして次第にグルテンから粉素性を感じるような風味を発し、それがスープの塩気と結びつく前に鼻孔を駆け抜けるのがいい感じ!。表層は実は汁が浸透しつつあってとても滑らか&しなやか。強い部分を内側にため込み、表層は優しいタッチという感じですが、全体的なヌチヌチした歯応えは実に男前って感じです。軽く短く啜り上げれるんですが、汁ハネが凄いのでハンカチが欠かせないかも。因みに大盛に相当する「R」麺量ですが、300g前後と言う感覚で、真のジロリアンなら麺マシが必須なんでしょうが・・・そのボタンが今は消されているようすです。
 

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<豚> ちゃんと外皮を残すナイスな豚バラ肉!どこが一番肉甘味あるか良くご存知で!
 
 ヤサイに埋もれてたところを発掘です。そこにはデロン!と分厚めの一枚肉が横たわっており、肉身と脂身で層をなしております。箸で持ち上げると自重で繊維質に沿って崩れ落ちるほどの柔らかさ。実に旨そうなばら肉。醤油系の色合いにそれほど染まらず白い脂が好印象。そしてよく見ると皮を残した作り込みです。
 

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 分かってらっしゃる!豚肉で脂が旨い部分は実は皮下脂肪の中でも皮直下の部分。いや「皮」が美味しいのかもしれない。東坡肉などがこの代表的な例で皮が旨いのが肉の本質かと。あまりにも旨くて30秒もも立たないうちに一気に完食してしまいました。因みに肉追加はOKで300円。個人的には価値ありかと!。あと本当はビールがあればいいんだがねー・・・。
 

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<ヤサイ> マシも何もなくデフォルトのみ!剛麺に負けない熱々シャキシャキ感で野菜汁気も飛び散る旨さ!
 
 ほぼモヤシ。キャベツは彩りに少しって程度でしょうか。でもこれが熱々シャキシャキであったのが好印象なだけでなく、フライドオニオンが適当に汁を吸ってからヤサイに貼りつき、これが妙に旨く思えてなりません。あっさり系スープの旨味で濡れているのも旨い仕掛けかもしれませんが、これは適度な塩気と野菜の甘さのバランスが取れていていい感じ!。ヤサイマシを受け付けない店のシステムですが、そんなところも男のこだわりかもしれません。
 

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総じまして「サッパリしてもやっぱり豚骨塩気!漢の無骨さ十分なる剛麺食らうならここ!」
 
 ・・・と言う感想。圧巻の剛麺もどこか優しく意外と苦しくなく完食できます。しばらく来ない内に「S」ってサイズも出来ていて女性客もちらほらとおられる。以前はもっとアウトローな無頼漢なイメージだったけど、何だか今の方が良くなってると思えてなりません。大崎界隈でガッツリ系という貴重さもあり今後も引き続き頑張って営業続けていただきたい次第!。大崎なら激しくおススメ!。そんな応援と今後の期待を込めて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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