ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3749】 江戸っ子ラーメン 眠亭 (東京・下北沢) 冷やしそば+半チャーハン 〜レトロと人情溢れる大衆中華健在!これも世田谷グルメ!

世田谷の名物キタナシュラン町中華
 2019夏!本格的に冷やし中華シーズン突入!。個人的に毎年食わねば気がすまない冷やし中華が、ここ下北沢にありますので、仕事帰りにテクテクとやって参りました。やっと駅の工事が終わったような気がしますが、今度は駅前の道路整理が始まるようで・・・相変わらずごちゃごちゃしとります。
 

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 ところが狙いの店は、ツイッターによると臨休なのが来てから判明してしまい、膝落ちでがっくり。そこで「下北沢 冷やし中華」とググって出てきたのがこちら江戸っ子ラーメン 眠亭」です。一年を通して冷やし中華をご提供とか。しかしこの店、別の意味でも有名だったので、以前から知ってはいました。
 
 

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 そのうちの一つは「きたなシュラン」認定店。なるほど確かに!と思えませんか?。ちなみにこれは褒め言葉。味は保証されたも同然なんですよね。

きたなシュランなレストランガイド

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<全体&スープ> 絵に描いたような酸味しっかりめで紅生姜にじむレトロ醤油ダレ!
 
 宵の口に入店したから、店内閑散としてて少しビビる。厨房内は無骨なオーラが立ち込めており、フロアの男性は一転して和やかで良かった(笑)。そしたら、直後から後客が来るわ来るわ、二階の座敷席に上がるは上がるは・・・。サラリーマンの晩飯風でもあったり、自由業の方が気だるく晩酌し始めたり、家族連れが常連風に今日も来ましたーって明るく利用したり。地元に支えられた感がハンパないのであります。ボケーっと眺めてたら、客入りに合わせて調理もスイッチ入ったように、一気に進みいきなり配膳!。それはこんな感じの麺顔でした。
 

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 おおお!これこれ!町中華感バリバリにして丁寧さが滲み出てる!安っぽさがない町中華の淡麗さが実によく表現されてます。そしてやっぱりヴィヴィッドな赤!紅生姜の容赦ないジリジリ感を感じさせる。和みの町中華の世界観に、ちょっと隅っこに爆薬しかけた仕掛けの面白さが感じられます。まるで始める前のボードゲームを眺めているワクワク感だよ!。
 

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 さてスープ。思いほのか凛とした風貌で、とてもキタナシュランの店とは思えない凛とした崇光さ!。ゆっくりレンゲで味わうと・・・結構しっかり目に酸味を感じます。どうもオレは酢に敏感な体質らしく、オーバーに表現してしまうかもですがあしからず。ただ、そんなオレでもこの酸味バランスが、いい塩梅と感じいたのは確かで、唯一予測不明だったのが、「この上にさらに紅生姜の刺激が加わる」ということだけだった。
 

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 しばらく、麺を啜ったりキュウリとをかじったりしながら、現時点のいい塩梅酸味を楽しみ続けます。三分の一程度食い進めたところで、一気に紅生姜をぶちまけます。一気にピンク色近くなり、そしてもう一度ゆっくりとスープを味わいます。すると酸味の強化ではなく、生姜のジリジリ感の追加に塩気が加わるイメージで、一気に口の中が冷涼感で覆われるイメージ。なるほど・・・これぞ夏に食うものってな感じがして、機能食にも思えてくるから面白い。

 

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<麺> 極細系ストレート多加水麺!しっかり大衆さ感じつつ上品なしなやかさ!
 
 麺が実に印象が良かったので、全体としてもとてもナイスな感覚が続きました。オレたちラヲタも時代に染まったというか、平成になって麺の進化に合わせた味感性になってしまってるかもね。特に麺については、製法の進化と多様性が広まっただけでなく、機械化も進んだから、いつもいいの食えて贅沢な舌になってるかもしれない。だから昭和の良さをキープした麺だと残念に言う人が時々いるんだけど・・・、これはそう言うのを強く意識させてくれました。
 

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 いやいやどうして・・・・うまい。ぷよぷよっとしたモチモチ感あり、力を入れて噛むとプツプツとあっけなく千切れていく大衆的な麺。ところがとても細めなフォルムが気持ちよく、まるで丸麺を啜っているかのごとくな滑らかさとしなやかさを感じさせるではないか!。おいおい、街角大衆系にしては上品だと感じてしまったじゃないか。とてもまとまりやすいから、スープの持ち上げもいい感じ。これならフツーに温麺だとどんな感じになるのか、強く興味をそそられるじゃないか。この時点で再訪問は確実と感じた次第。
 

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<チャーシュー> ティピカルな肩肉チャーシューの千切り!王道なスタイル!
 
 まー・・・後のトッピングについては、王道なスタイルなので簡潔にコメント。触れておかなければならんのは、王道なのだが錦糸卵じゃなく、ゆで卵輪切り。もし素朴な錦糸卵で少しばかり焦げがあろうともトッピされてたら、個人的には更に印象が上がっていたかな。
 

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 またチャーシューは安定の味わい。よくあるタイプですが、手抜き感なく、肩ロースのふかふか感と脂と赤身のバランスの良さも光ります。さて、ここで色について少し指摘しておくと・・・冷やしそばのチャーシューは、赤くなかった。人気メニューとチャーシューを分けているみたいでした。
 

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<チャーハン>  幸せを呼ぶピンクのチャーハン!眠亭と言えば名物はこれ!
 
 つまりチャーハンのチャーシューとは使い分けてると言うこと。実はこちら眠亭の名物はチャーハン。この店に来てこれを食わないで帰るわけにはいかないのです。そこで今回は「半チャーハン」を追加したんですが、おいおい・・・半チャでも相当な量。これ立派にデフォルトで出してもバレないっすよ(笑)。しかも計算外だったのは、チャーハン用のスープが付くこと。デカめの湯のみ程度かと思いきや、フルサイズのスープ丼!。
 

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 こちらのチャーハンはピンク色してるのが有名で、それで一部では「幸せの炒飯」と呼ばれているらしいです。さてなぜピンクなのかと言うと・・・チャーシューの食紅が飯に移ったと言うこと。肉に食紅を重ねるのは、中華ならよくある手法で、きっと防腐とか色々効用はあるのでしょう。ただ赤は幸福を呼ぶと言うジンクスもあって、チャーシューを赤くしているとか・・・。その成分が滲んだ炒飯だから、幸せを呼ぶのかもしれません。
 

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 案外あっさりした炒飯。パラパラタイプじゃないが、さすがナイスバランス。しっとりさも少し残すところが個人的には好き。そこにスープをほんの少しだけ垂らしながら食うのが好きです。
 

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 食い終わったら・・・なんと炒飯のスープと冷やし中華のタレが残ってしまった。全部飲み干せないので、炒飯スープだけ飲み干してフィニッシュ。だいたいこの店の汁系のイメージもこのスープでわかったから、また改めて食いに来ます。
 
 

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総じまして「レトロと人情溢れる大衆中華健在!これも世田谷グルメ!」
 
 ・・・と言う感想。いや〜改めて下北沢すげーっと思ったよ。単に若者文化と演劇の街なんて思ってたが、昭和の町中華レトロもしっかり息づいてたなんてね。これからもっと再開発が進むエリアで、きっと小ざっぱりしてしまうんだろうけど、オレは守ってほしいな・・・今の眠亭の雰囲気を!。かなり応援気分の町中華。そんな興奮が冷めぬうちに・・・とっとと最後に歌って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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