ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3734】 さかなとブタで幸なった。(川崎・武蔵新城) 味玉煮干らーめん ~いろいろ進化の可能性考えさせる・・・オイリー煮干という新たな価値観!

どうしてもこの屋号のオモロさに惹かれてしまうよー
 「さかなとブタで幸なった。」と言う新店舗。もうこの名称で一度は行かねばと思っておりました。開店日は生憎の嵐だったので、寄り道もせずに訪問スルーしましたが、快晴が気持ち良い昼飯時を狙って、スケジュール調整して訪問させていただきました。すでに私が座ったところで満席。元々駅近くと言っても、それほど人通りが多いロケーションでもないので、客呼び込みには、客の気持ちにフックを掛ける必要あり。そんな意味でもこの店名のようなインパクトは必要なのかもしれません。
 

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 中には面白い客も居るなー・・・。食ってるその場で、ラーメンの点数を直接店主に口頭で告げてる・・・。オレには出来ねぇ、そんな真似。ま、応援する方法はさまざまだから、めげないで頑張ってほしいです。オレの気持ちの中ではそんな点数じゃないのだし・・・。
 
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<全体&スープ> 煮干そば風と思っていたが・・・豚魚やニボ豚を突き抜けるユニークでオイリーな濃密さ!
 
 それにしても、駅からの100mにはオレの気になるラーメン店が複数あるー。そこに割り込んだ形になるから、ここでオレが食ってるの見つかると「おいおい、何してんねん!とまそん!!こっちで食わんかい!」と思われそうで、気が落ち着かん(苦笑)。そんな妙な気を回しておりましたが、なんとも早い配膳には驚きました。それはこんな麺顔で運ばれてやってきた!。
 

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 おおお!これは安寧を思わせるマイルドタイプの煮干蕎麦な風貌!。軽くかかった魚粉が煮干の甘味と香ばしさを予感させます。色合い的にはニボニボビタータイプではなさそうな薄い醤油ブラウン。そして動物感も滲んだ柔らかい色合いがパステルチックにも感じさせます。・・・この時点ではマイルド一色なイメージ。
 

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 しかしレンゲを沈め始めたところから、印象が変わり始めます。レンゲを静かに沈めると、凹みに流れ込むスープにある程度粘度がありそうな風合い!そして煮干の旨みと思っていた軽い醤油ブラウンした液体は、透明なオイルの中で雲立つ?かのように混じりあう・・・。オイル??ラードに魚粉を溶かしたものか??なーんてこの時点でも、まだそんなイメージ。一気に口に含む。すると風貌とは違ってインパクトを感じる濃厚濃密さが口の中で広がります。
 

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 およよ・・・これはまたユニークな煮干そばじゃないか!。魚介感より動物感が先行するとは想定外。決して煮干が薄いわけではないのに、醤油のカエシをも飲み込むような豚の脂感が濃厚・・・。ラードのイメージが一番近いかな?。カメリアのようなサラサラ感ではなく、背脂が溶けたばかりのようなとろっとした感覚です。人によっては煮干と醤油ダレをマスキングしていると思う方いるはず。ただそれだけ脂コクを押し込めたのが特徴と言えましょう。
 

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 ちょっと重いと思う方ように、自家製果実酢がテーブルセットにあります。おそらくこれは必須アイテム。濃厚豚骨が酢で円やかになるあの現象で、随分と食べやすくなりますが入れ過ぎには注意ですねー。全体的に汁系ではかなりの濃密度で、これまでの私的体験でも珍しい・・・・思い出そうとすれば、麺屋瑞風@田無の鶏白湯ラーメンが浮かびますが、そちらは汁系で割スープがあったはず。そのアイデア流用すればもっとハードルが低くなりましょうかね?。
 

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<麺> 村上朝日製麺所:近年の煮干そばブラットフォームに則ったパツパツストレート細麺!これがスープにメチャ絡む!
 
 とてもインパクトを感じたスープ。しかしそれをガッツリと受け止める麺ですよ。さすがにぶれない「濃厚+低加水」のフォーマットは安定感強いですね。パツパツ低加水麺とくれば、村上朝日の名前は頭に浮かびますが、今回も期待通りの貢献ぶりで、まったく不安を感じず食い切れます。茹で上げのタイミングも見事なのでしょうが、低加水な炭水化物とオイリースープは、性質的に浸透度に違いがあまりにも大きい。よって汁の吸い込みが進まないところが好印象に働きます。風合いが最後まで持続するのね。
 

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 それでも細麺ですから熱による影響は、ゆっくりではありますが進行します。徐々にしなやかになってゆき、啜りやすくなると言えばイメージしやすいでしょうか。それと同時に汁の持ち上げも効き目が大きくなる印象です。麺の隙間が狭くなる?・・・いやいや、汁から絡まってくるようなイメージです。汁が汁を呼んでいるような持ち上げ感が、これまたオモロイ印象!。段々食ってて汁蕎麦感が無くなってきたかも(笑)。
 

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<チャーシュー> 炙りの感覚が非常に嬉しく風味の良い肩ロース肉の分厚いカット!酒が進む仕上がり!
 
 これは手放しで旨い!。近年の新店舗が流行りの「低温真空調理」タイプが多い中、王道の「焼豚」感覚でしっかり良質のを提供してくれる方が、個人的には印象よいかも。きっとこっちの方が感とか焼き加減の調整など、難しいと思うのよ・・・。
 
 
 分厚めにスライスされた豚の肩ロース肉。タレの浸透が周囲に当たる部分が深くて、醤油の香ばしさが沁み入って旨しです。中心部分にもしっかりと味浸透しており、そこに炙りの焦げ目の風合いやらも溶け込んで非常に馴染みある旨さ。これなら酒がどんどん進むだろうし、また白飯との相性も良さそうなので、サイドメニューへの転用にかなり幅がでそうです。特製にして肉増しして不安はなし!
 

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<味玉にハズレなし!> やや原点回帰なハードボイル系に傾き出汁の甘味を味わえるタイプ
 
 これも素朴感が少しあっていいね。タレの浸透は深く白身にも均一に奥深く浸透しています。そして卵黄はややハードな茹で上げになっており、中心部が少し湿っている感覚。味わうと出汁に味醂が含まれているような旨みが広がり旨いじゃないか!。まだ開店したてのためか・・・少し冷え抜きが甘かったけど、ま、ラヲタでなければ気が付かない程度です。嗚呼、やはり今回も味玉にハズレなし!旨し!。
 

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総じまして「いろいろ進化の可能性考えさせる・・・オイリー煮干という新たな価値観!」
 
 ・・・と言う印象。はたしてこのまま濃厚さで突き進むのか!それとも少しアレンジさせて別の旨さの扉を開けるのか!好き好みで評価割れそうですが、いえいえ・・・これはアレンジ次第で化けるのではないか?と少し思っている次第。かなり気が早いが・・・軌道に乗ったころの限定麺が旨いはず!応援気分で見守ってゆきたいと思うので、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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