ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3601】 中華そば 龍の眼 〜第二章〜 (東京・末広町) ワンタン鴨中華(塩) 〜まさにナチュラル&スムース!癒し感覚溢れる本格中華のすっぴんワンタン

完全独立の第二章・・・見届けてまいりました!
 週末は、神田・御茶ノ水秋葉原界隈をぶらぶら・・・命の選択ってやつをしてきました。なんか好きなんだよねこのエリアは。もう卒業したスキーやゴルフの店で遊んだり、またいつかはまたやりたい・・・と願うスキューバのショップに顔だしたり。いろんな機材の進化ぶりを学習したりとこれはこれで忙しく過ごせます。本業以外の興味あるもののスペックとか細かい数値はすぐに頭に入るんだよな〜(笑)。
 

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 適当に腹が減ってきたので、少し前から注目していた店へと伺いましょう。実は初訪問でもないんだが、以前食ったワンタン麺が好印象だったので、その際訪問です。狙いは「中華そば 龍の眼 〜第二章〜」さん。少しだけ名前が変わったんだよね。昨年は大塚にある名店の系譜により、プロデュースの名前が屋号に付加されてたんだけど、それが取れて再出発。そういう事情で「第二章」とわざわざ名乗っておられる流れです。
 

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 さてさて、喜び勇んでランチタイムに参りました。以前の通り「びっくりドンキー」真っ青のトタンで出来た外観が目印。この前で行列したのを思い出したが、あれれ?少し客入り寂しいじゃない・・・・。外神田5丁目近辺の店はそこそこどこでも混んでいたので、目立たなくともこんなに至近距離で差があるのは意外だね。ちょっと心配になってくるが、当初の予定通り「ワンタン麺」系で!。そして前回は醤油だったから、塩系でと変えてみました。
 

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<全体&スープ> 素材感重視のすっぴんメイク的スッキリ感覚!沁み入るナチュラル鴨塩感覚!
 
 空いていたので実は少し気軽に過ごせたかも。暇だったのでウンチク書きなどを眺めて過ごしますが、目指すは「中国料理と中華そばのハイブリッド」とのこと。なんとなく前回もそんな感じしてましたよ。上湯の雰囲気がラーメンスープ!っていう感じしなかったもんねー。老舗中華料理店でのご修行が長いとのことで、第二章はこちらの方の腕前をもう少し前に出してくるのでしょうか、楽しみです。そんな期待をよそに案外早く配膳されたのがこちらです。
 

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 おおお!同じワンタン麺でも少し高級感がアップしてませんか!?。シンボリックには「鴨肉」がやはり存在感が大きい。少しゆずをトッピされてますが、皮部分の焦げ目とその直下の脂身部分がすごくうまそうだし、ピンク色の肉が実にそそる!。またワンタンがこの店は美しいし食べ応えあるのがそのまま継承。そして肉団子まである。スープから透けて見える麺だって変化してまっせ!。
 

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 さて注目の「鴨中華」と銘打ったスープ。鴨出汁バリバリ!?と言う感じはせず、あくまで清湯鶏ガラ&丸鶏豊かな旨味感がベースです。表層はキラキラと香味油が効いてて濃ゆいように見えますが、実はかなりあっさり味タイプ。これはもうええ歳したおっさん的には実に嬉しいタイプ。若い人にはインパクトがないかもしれませんがね・・・・時間が経過するとともに旨味をしっかり感じますから焦らないで味わいましょう。塩気や甘味より「旨味」は後からじわじわと感じ来るものですから、同じ旨味でも成分が違うとヒトの生体反応も違うらしい。唾液の出方も違うんだってさ・・・。
 

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 中盤の早いめから動物系の旨味をゆったり感じ始めます。塩気はとてもマイルドで、乾物系のグアニル酸もじわじわと後追いで効いてくる?。やがて麺の風合いに似た炭水化物系の糖質が滲んでくるんですが、そうなると鶏ガラ動物系の旨味と炭水化物由来の甘味が、渾然一体となってきます。ここで「鴨肉」の旨味がじわじわとようやく溶け出してくる味風景で、ここからがこの一杯の真骨頂。あっさり味なのに旨味が深いことになってゆくようです。やはり、スープや出汁には、トッピングからの影響は確実に出てくるよ・・・、何も薬味だけでないことがわかる。ちょっと淡麗系かもしれませんが、この鶏塩スープ感覚は、和風鶏そばとは違う味の展開ですな!。うまし!。
 

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<麺> 舌や内頬喉奥を駆け巡る滑らかシルエット!スベり楽しくモツリと千切れる歯応え旨し!
 
 麺が全く変わっていた。細麺を選べるのですが、「鴨」から「鶏」にスープが変わってしまうことになります。今回は「平打ち麺」に変更されてました。手揉み麺も最近人気が高くなってきましたが、美しいパラレルがどこまでも続くような麺線です。加水はやや高めでしょうが、中心部に引き締まりを覚えますので、凛々しい歯ごたえも楽しめます。
 

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 しかし真骨頂は汁を吸ってから。この時点では麺風合いと、スープ旨味が交錯し交換してますから、旨味と甘味がとても複雑になって、これぞ「旨い!」と言う状態です。汁吸い込んだうまさは・・・やはり平打ちの方が上手だね。幅広なこともあり、口元に当たる所から、うち頬を駆け抜け、噛み潰してのど奥へと落とし込むまで・・・のシルエットが妙に残像として残ります。まさにスベり楽しくモツリと千切れる歯応え旨し!と言う感覚ですね。
 
 
 気になるのは「大盛」が出来ない??こと。大盛りボタンは「細麺」限定で「替玉」対応となってます。平打ち麺でもっと腹を満たしたい時はどうするのか??。ランチタイムは「白ライス」が無料らしいですから、これで対応してもいいかも。出汁茶漬けにはこのスープ感ならもってこいかも。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 低温鴨ロースト肉!全然軽くてすっと消えゆく脂感!旨さひとしおもっとくれ〜!
 
 食う前から旨いに決まってるとわかる鴨肉。追加する勇気が持てませんでした(泣)。鴨はやはり少し野趣あふれるうまさが楽しみですが、実はすっきりとした脂の旨味が印象的。肉はふわふわで噛み締める前にちぎれ、存分に味わう前に飲み込みそうになってしまう。うすしお味がまた憎いうまさだが、柚子の風味が少しあるだけで、高級感がますから不思議。柚子嫌いな人は外せばいいね。実は汁を浸して旨味をアップしようかとも思ったけど、鴨肉は敬意を評しなるべくそのままで味わいましたー。
 

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<つくね> 引き締まりと淡いねっとり感!塩気の合間に肉甘みを感じる逸品!
 
 たとえ一つでもつくねがあると嬉しい。大切に割って味わいましたが、普通の鳥つくねよりもねっとりしたような・・・はたまた引き締まりもある質感で、まったりとした旨味あり。粗挽き感があまりなかったが、汁の吸い込みもよろしくこれは美味かった。後で写真メモを整理して気づいたんですが、ひょっとして鴨入ったつくねなのか!。だったら意識せず飲み込んでしまって、実にもったいないことをしてしまった・・・・。
 

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<ワンタン> 皮の整形とサイズ&厚みが完璧!肉餡はつくね同様の逸品食べ応えあり!
 
 これも完璧なワンタン。サイズ・肉餡・皮、どれを切り取ってみてもナイスです。
 
 ・肉餡:大粒挽肉の密度ある食感キープが3つ、鴨入りは不明
 ・皮:肉厚で皮も食わせるイメージ。大きく折り畳みが綺麗
 ・味:うす塩あっさりタイプ。シンプル塩味とスープで食わせる
 ・計3個:一箇所にまとまり美しく方向が整った姿がすばらしい
 

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 特に汁の吸い込みが得意な全体イメージで、それゆえにちゅるんとよく滑る。折りたたみ部分のシワが口や咀嚼で当たるのも楽しく、形が味の感じ方にも影響出るんだなと・・・改めて勉強になりました。ワンタンとつくねは、どうもこの店のイチオシ、看板メニューのようですね。
 
 

 

 
 
総じまして「まさにナチュラル&スムース!癒し感覚溢れる本格中華のすっぴんワンタン麺」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。確かに本格中華系に少し舵を切ったのが伺える次第。今後はそのハイブリッド感を突き詰めて、新しい味境地を開拓していただきたい次第です。それにしてもランチタイムで並ばずこのレベル食えたことはラッキー。他で並んでいる人に教えてあげたいくらいだった(笑)。そんな第二章の発展に期待!。応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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