祭囃子と残暑に迫る秋気配!まだまだしつこく冷やし麺!
- <酒> 休日昼間はハートランドビール!まさにハピネス!!
- <全体> スープパスタの様な面持ちでもしっかり伝わる・・・質実冷やし担々麺!
- <スープ> 芝麻醤のさっぱり旨コクの中に清涼感溢れる酸味の広がり!麻辣ダレが追い打ちかける痛快刺激が最高!
- <麺> クツクツしつつも明るい縦伸び感じる弾力感!丸い地肌に貼りつくタレが旨し!
- <チャーシュー> しっかりオーブンな鶏腿肉!クランキーな皮の焼き目も香ばしく相性抜群!
- 総じまして「香り!コク!酸味!歯応え!すべてエッジが効いた崇高質感!夏が過ぎても関係ない旨さ!」
ホントしつこいよねぇ〜・・・オレ。夏が過ぎても「冷やし麺」にこだわる。まだどこかやり残し感があるようで、そんな気持ちにピンときたのが、今回訪問先の「らぁ麺 いしばし@阿佐ヶ谷」さん。9月限定と言うテーマで「冷やし担々麺」を提供中と言うから嬉しいじゃないですか!。速攻訪問です。そんな阿佐ヶ谷に来てみると・・・ありゃりゃ。祭囃子と神輿の準備。秋祭りのムードいっぱい。やっぱ世間ではもう秋かぁ〜。何だかんだでしみじみ・・・。そろそろ冷やしシリーズも限界か。
<酒> 休日昼間はハートランドビール!まさにハピネス!!
しかし青空は夏も秋も気持ちいい!。阿佐ヶ谷パール商店街は、アーケードで空は見えないけれど、雰囲気全体は青空だぜ。店の中で感じながら飲む「ハートランドビール」。ハートランドがある店・旨い店!。麦芽100%なんだが重くないところが好き!。なのに旨味が深いというバランス感。ちょっとしたマイナーイメージも心地よくて、ずっと応援し続けている銘柄です。やっぱ旨いわ・・・・。
<全体> スープパスタの様な面持ちでもしっかり伝わる・・・質実冷やし担々麺!
スローペースでハートランドを味わいますが、最近思うのは酔いが早いこと。身体が一気にジジイ化まっしぐらでして、半分少し空けたところで実にいい気分ですよ。休日の開放感も手伝って放心状態なところへ、あっという間に配膳が進みます。驚かせた麺顔はこんな感じ!。
おおお!これは相変わらずコンテンポラリーな器と麺顔!。反り返って大きな器には、確かに担々麺があるのだが・・・その麺顔はまるでヌーベル・シノワかスープ・パスタの雰囲気!。クルトンが散らばるところなんて、確実に先端を意識した冷やし麺・担々麺でございます。またチャーシューがポイント。いかにもラーメン的な飾りではなく、敢えてゴロゴロとさせた盛り付けとオードブル的な質感。器は冷え冷えで冷や汗をかいておるし、細かいところ隅々にまで気が配られてますよ!。
<スープ> 芝麻醤のさっぱり旨コクの中に清涼感溢れる酸味の広がり!麻辣ダレが追い打ちかける痛快刺激が最高!
見た限りでは、スープじゃなくてソースと呼びたくなる雰囲気。黄土の色合いには芝麻醤を明確に感じますが、どこかザラザラした感覚。さらにゴマをすり入れた?かのようなザラザラ感が印象的ですが、レンゲを差し入れるとガラッと変わってサラサラ液体感です。ザラザラからサラサラへ・・・随分と転換するなと感じながら味わいますが、そこには「胡麻コクの旨味」と、「酢の清涼感」がナイスバランスで広がるではないか!。
甘味抑えめで香ばしさプラスしたような芝麻醤の味わい。しつこくないところが好印象で香ばしさすら感じます。そこに酸味が意外にしっかりと効いているのが実に巧妙。嗚呼・・・見た目でスープパスタか?と感じてしまったが、中身はちゃんと「冷やし中華」をイメージしていたのだった!。町中華の胡麻味冷やし中華に、最近少し鄙びた感じを持っていたのですが・・・この味わいに未来を感じるかも。いや、町中華の胡麻冷やしはあれはあれでいい。発展系がここにあるって感じ!。
しかしここで終わらんのだわ・・・・麻辣ダレがまた実にいい。これこそフレンチで言う「ソース」に匹敵する存在感ですぞ。胡麻コクと酸味。ここに辣油系のシャープな刺激が触媒となって化学反応を起こすのか!?。味が深まる・・・・・。胡麻と酸味そして辣油で軸が3つになるようで、味が立体的に広がるぞ!おいおい・・・これは晩夏・残暑・初秋に出す限定なのか?。9月限定じゃなく夏を通して提供してくれても良いと思うのだが!
<麺> クツクツしつつも明るい縦伸び感じる弾力感!丸い地肌に貼りつくタレが旨し!
スープの旨さに打ちのめされた感があって、汁を啜り続けたら・・・一気に汁なし系に変貌してしまうのでした(笑)。いかんいかん!麺を食い進めねば。しかし、麺もなかなかやるね!。歯ごたえ・スベリがスープコンセプトに絶妙に合ってる感覚。
歯ごたえに関しては、クツクツした感覚とハードな弾力感が両立してますな。冷やし系だから冷水で締めるとクツクツしがちなのは分かるんだが、ただ締めたのではなくその先!。冷たくしたところがポイントで、口当たりと歯ごたえの瞬間の涼感がいいね。さらにガチガチじゃなくて、程よいもっちり感が千切ったそのあとで広がる。細麺だから、奥歯でのモチモチ感は低いが・・・むしろ前歯での縦伸びするような感覚に質感の高さあり。弾けたところ麺の風味を感じるほどに!。
そしてスベリですが、ここも細かいが「丸み」と「貼り付き」のバランスでカオスな面白味を与えてくれる。「丸み」は形状。茹で上げで膨れるのか?まるで丸麺のような膨らみ方です。膨らんだまま引き締められたようで、これがツルツルした表面に磨きをかけるようです。だから基本的によく滑る!。ところがスープ素材の「貼り付き」でザラザラする。擂り胡麻でも入ってる???。また麻辣ダレには唐辛子の欠片がある???。タレがまるで因数分解されて、それらが麺の地肌に貼り付いているかのようです。これらの抵抗感もろともを味わう啜り感覚!・・・・・・まさに醍醐味!。
<チャーシュー> しっかりオーブンな鶏腿肉!クランキーな皮の焼き目も香ばしく相性抜群!
この店は鶏肉チャーシューなんだが、個人的に思うポイントは「ハード&ソフト」。ソフトってのは「低温調理」のことね。一般的には鶏胸肉がメイン何だろうけど、あのパフパフした食感と淡麗滋味なる旨さは・・・ラーメン界の革命の一つかも。平成ラーメンの功績だと思うほどです。しかしこの店は「ハード」もウリ!。しっかりオーブンされた鶏肉の旨さを提供してくれる!。
少し焦げある肉を美しく提供してくれる!。焼き鳥屋だったら当たり前でも、ラーメン店でコンテンポラリーに提供するのがここ。まさに焼き鳥サイズにカットされて、しかも腿肉だわ。歯応えが旨い!だけでなく、噛み締めることが楽しいと再認識させてくれます。オーブンされて水分が抜けたところに旨味脂が凝縮。一部焦げて香ばしさを生むところに、芝麻醤と麻辣ダレの旨味が染み入るのだから・・・旨いに決まってる!。この肉だけで、ハートランドが3杯は飲めるぞ!。
総じまして「香り!コク!酸味!歯応え!すべてエッジが効いた崇高質感!夏が過ぎても関係ない旨さ!」
・・・と言う感動。個人的に2019夏前半は「冷やし担々麺」を追及しましたが、敢えて言いたい・・・もっと早く出してくれよと(笑)。いえいえ文句よりは感謝が先です。10月もなんだか限定に期待が高まります。ちょっと訪問頻度を上げねばと思いましたよ!。そんな応援モードが高まったところで・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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