ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3549】 バラそば屋 阿佐ヶ谷店 (東京・阿佐ヶ谷) バラそば 塩・あっさり+特製辛挽肉

年末年始の帰省に疲れ果て、辿り着いたは阿佐ヶ谷・・・麺活動開始!
 ネットがもっと当たり前になって、老若男女が垣根なく使えるようになり、テレビ電話やFacetimeのように繋がりにリアルさが更に高まる。しかし実際に実物同士の顔や膝を交えて語り合うのには敵わない。いくら不便でも費用がかかっても肉体的に疲れていても、それを乗り越えて会いに行くことに自体に意味がある気がするね。上りの新幹線に揺られウトウトしながら、そんなことを半分夢の中で考えてた・・・・。
 

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 今年の帰省は本当に短くとんぼ返りしましたので、実家(京都)近くでのラーメン活動ができませんでしたー。帰りの京都駅ビル拉麺名店街すら素通りという誠に心残りな感じ。ちょっとモヤモヤを抱えながら、嗚呼・・・東京へと戻ってしまいました。しかし、帰省中にあれだけ飲み食いし続けて、胃もたれで気持ち悪いはずだったんですが、東京に着くと自然と腹が減ってまいりました。一応同行の家族を外食に誘いましたが、一刻も早く家に帰ってのんびりしたいと・・・。異様に東京駅が混んでたからかな。私だけが取り残され、今年もぼっち麺活からスタートです。
 

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 そうは言ってもオレだって、疲れててもうラーメン遠征するどころではない。新宿でめぼしい店を3店ほど巡ってみたのですが、ああ御節食い飽きた人々ばかりなのか、異様に行列が発生しております。三が日午後2時半でこれでっせ・・・。そこで「無休(正月も!)」「通し営業」「駅近」「中央線」ということで、自分の頭をフル回転させたところ、思いついたのがこちら「バラそば屋 阿佐ヶ谷店」です。なかなか良いセンスだと自分で自分を褒めるー。
 

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 全体&スープ:ナチュラルな豚骨豚肉の甘味と独特の風合い!薬味ネギのフォローがナイス!
 
 さてそんな「穴場」的な感覚で悠長に訪問したんですが、なんとほぼ満席で驚き!。1月2日で御節を食い尽くし飽きてしまった輩は、私だけではなかったのでした。正月三が日は解放気分高まってるとこなので、普段なビールとラーメン!という流れですが、さすがに朝酒続いた身体ですので、もうお酒を受け付けない(爆)。なんと絶好のシチュエーションで禁酒という、今回は大人な判断です。しかしフツーには終われないオレは、「特製辛挽肉」というボタンに妙に目が止まってしまいそれを追加してみましたー。実質的2019年ラーメン初めな一杯は、こんな麺顔でした!。
 

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 おおお!素朴さ漂う半濁りなスープ感にザクザク粗めのネギ三昧な薬味。そして深い醤油色に染まったメンマが古風を感じさせます。フツーなはずのバラ肉スライスチャーシューが、なぜかワンランクアップのハイカラさを醸し出す見栄え。そして脇には煌々と輝き昇る初日の出のような真っ赤な辣油カラーが目を引きます。ううう・・・食傷気味だったはずが一気に胃袋が活発化する!。
 

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 実に久しぶりのバラそばの塩味!いや・・・塩豚骨味!。個人的には「塩味」じゃなく「塩豚骨」と区別したい気分。実はこちらは「こってり」「あっさり」が選べるシステムで、こってりなら問題なく塩豚骨です。あっさりでもそれを感じるのは、「豚骨の匂」がしっかりと溶け出していると感じるからかな?。実はさっぱり!あっさりな味わいですが、相当の豚骨エキスの煮出しを感じるのです。
 

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 豚骨と塩・・・とくれば、何となく九州系豚骨や、東京だとホープ軒等の豚骨を連想するかもですが、塩気でグイグイと豚旨味を引き出すそれらに対して、私はこのスープ感は「豚の甘み」の強烈なる引き出しを感じてしまいます。スープの表面を観察すると、それ相当のラード層も認めますし、ストレスなく豚エキスの甘みを感じます。しかしその一方で、豚骨特有の匂いもやや被さるので、甘みとその匂いのコラボ感には好き嫌いがあるかもしれません。ところが一方で「ねぎ薬味」がざく切りで大胆!そして多めでありネギエキスをふんだんに感じます。ちょっと気になる甘みと匂いのコラボ感は、このねぎ風味で一気にワンステップアップに洗練されてしまいます。このねぎ薬味が実に痛快でして・・・・これはねぎ好きにはたまらん!。
 

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特製辛挽肉!:それは食れる辣油のパワーと挽肉の旨味!味風景を一気に辛旨に染め行く!
 
 塩系なら「特製辛挽肉」追加を激しくオススメです。辛いの苦手じゃなければですが。これは辣油とは言っても「食べる辣油」を意識したような旨味のある辛味。本当にそのままご飯の上に乗せて食っても相当旨いはず。だからヒリヒリ!ヒーヒー!と言わせる仕返し感が低い。その上やはり挽肉の旨味が溶け出しているので、これがまたたまらん!。
 

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 一旦入れて混ざり出すと、中本系か!!と思うほど真っ赤にスープが染まりますが、実はそんなに暴力的じゃないからご安心を。このシーンでも薬味のネギが大変良い働きをしており、辣油のみならず挽肉とも混じり合って、ネギのエキスで旨い間を取り持っておりました。
 
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麺:プッツリプツプツっとした軽くて明確な歯応えが結構好み!一回り分厚い平角麺が快感!
 
 ここの麺が好きなのです。先日久しぶりにこのブランドを訪問して、その時思い出して以来、いつかは再訪問をと思ってたらこんな正月三が日にくる羽目になるとは思わなんだ(汗)。さて何が好きなんだといいうと、第一に「歯ごたえ」です。フツーに見えるストレート細麺ですが、よくよく見るとはっきりとした長方形で、角も立ってて全体的にマイクロ平麺を食ってるような舌触り感があります。そして前歯を立てて力を入れると、密度感が高くないイメージの一方でモチモチともしない。スパスパと小気味良いリズム感の千切りの中に、ハードめテンピュールにも似たクシリとした感覚あり。
 

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 そしてゆっくりと汁を吸い込んで、全体がしなやかに感じだした頃に、スープの持ち上げ感が一気に加速します。ここからはズボボボボボボボーーーーーーっといつものように力強く啜り上げますが、スープの巻き込み方もまた素晴らしい。あとは咀嚼を繰り返すのみで、唾液が分泌しまくり、一気に旨味を高めてゆく味わいに昇華してゆきましょう。
 

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 そんな麺の風合い変化をすごく考えているんだろうな・・・・大切にしているんだろうと思うと、やはりこういう店は替玉制なんですな。ちょっと厨房が遠そうなので声が伝わるか心配でしたがそれは老婆心。こちらは接客もいい感じ。玉グループって接客は割といい印象ですが、阿佐ヶ谷の中では上位に入るんだろうか?。気持ちよく客の声を拾ってくれて、カタサの確認をしてくるのがいいね。
 
 

 

 
 
チャーシュー:薄塩薄切り豚バラ肉!汁に浸しても麺に巻きつけても尚良し!
 
 すっかりと特製辛挽肉に、観察力を奪われてしまった薄切りチャーシューですが、決して軽んじてませんよ。周囲にはしっかりと醤油系のタレが浸透していて甘く香ばしい味わい。しかし中心部は薄いピンクを感じさせる仕上がりで、優しく上質なベーコンを連想させるほど薄味が深く浸透しているイメージ!。バラ肉は脂身が旨いのでありまして、これが飴色のようにも見受けられる。実に美味いので追加しとけば良かったと、今年初めてのラーメン後悔をしてしまいました。
 

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 この手の薄切りチャーシューは、私ならいつも麺に巻きつけて食うのですが、シワシワなままで一気に単品で食うのも楽しいですな。一回沈めて汁を含ませてみるのも旨いです。また関心したのはメンマ。いかにも関東流儀な深い醤油色。実際に食うとそれほど醤油や塩気を感じさせるものではありませんが、ただ醤油の香りの豊かさと適度な歯応えが上手い!。これはラーメンよりも酒に合わせたい気分な仕上がり方ですな。
 
 

 

 
 
総じまして「有りそで無さそな豚エキスの味感覚!正月気分も吹き飛ぶ旨辛豚そば!」
 
 ・・・と言う感じでしょうか。正月のふわふわ気分状態が抜けないと思ってたら、これ食って一気に普段のラーメン魂に火が灯る。まだまだ足元にもいいラーメンがあるぜ!なんて。歳とってあんまり連食などできなくなってきましたが、マイペースで今年もぼちぼちとやって行きます。そんなちっぽけな決意を感じ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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