中野に新たな「油そば」の伝道師になるか!?
- 大人のオフタイムの過ごし方・・・ハートランドビール
- ライト感覚を謳う油そば!ハードル低めでウケやすさアリアリなのだわ!
- 実はあたりまえのアイテム「酢」と「辣油」がポイント!そこに「フライドオニオン」をぶち込め!
- 並盛・大盛・特盛まで同一価格!明るくモチモチとした感触がいかにもウケるか!
- ガブリ豚がデフォルトで入っているものだと勘違い・・・ご注意を!
- 総じまして「とにかく明るくライトな感覚!今風アレンジ感じる武蔵野油そば?」
とある金曜日の夜・・・疲れ果てた。空腹感と疲労感がせめぎ合い、とっとと家に帰って風呂入って寝ようと思いつつ、このまま一日が終わってしまうのが悔しい気分もありなむ。また微妙に空腹感もじわじわと感じだして、どうしたものかと悩みつつ中央線の揺れに身を任せて考えておりました。新宿を過ぎて中野へ向かうときに、中央線は大きくカーブするんだけど、このカーブが大好き!。特に南側(下りだと左側)の車窓が好きで、列車がやや大きめに傾きながら、西新宿の高層ビル群を遠めに巻き取るように走るのです。その流れる風景がとっても好き。鉄道ヲタクだったら、私は乗り鉄に分類されるのかもしれません。
日課のように中央線のカーブを楽しんだあとは、腹がへったのだった。もうあれこれ店を悩まずにいきたかったので、「中野大勝軒」か「中華そば青葉本店」かで決めた。ですが、久しぶりなのもあって後者を選択。とっとと中野駅北口暫定駅前広場を抜けて、青葉へと向かいましょう。すると以前北海道系ラーメンがあった場所が、がらりと改修されて全く別の店が入ってた!。しかも「油そば」専門店。本当にこういう系統は、東京西エリアに増殖したよなーって思いつつ通り過ぎるつもりでいた私ですが、妙に引っかかってしまった。
だって「パクチー」の文字が券売機に踊る!。そして「ハートランドビール」が置いてある。何と言う緑色の誘惑なのだ!!。本当にもうこれだけで反応して、無意識に行動し、食券を購入し、気が付いていたら席に着いていましたー。この時間にガッツリ食うと、また腹回りが苦しくなるんだよな・・・・。しかし誘惑に負けてしまった。いやパクチーの誘惑ががそもそもいけないのだ。私はある意味被害者なのだと思いつつ、しっかりと大盛りを頼んでおりました(汗)。
大人のオフタイムの過ごし方・・・ハートランドビール
おおお!ハピネス!!。まさにハートランドは人生パートナー。この安らぎはエバーグリーンなのだ!。欲を言えば・・・・専用とは言わんが、お冷と同じグラスでは飲みたくなかったが。そことっても大切なポイントだと思うのよ。オヤジ世代はうるさくてゴメンね。きっと手早く提供してあげたいという気持ちだったのだと思うけど。
ライト感覚を謳う油そば!ハードル低めでウケやすさアリアリなのだわ!
面白いことに、客層はすべて学生風ばかり。明治大学もこの付近にキャンパスあるからねー。ガツガツと食ってるイメージを想像するのは昭和的発想なのか、非常におとなしく油そばをゆっくり啜り食って、スマホと対戦している方が多い。うちの息子と同じだなーと思いつつ、もうそれが普通になってるのだと深く感じました。いい悪いは野暮だからイワンのバカ。そんなタイミングで配膳を受けたのがこんな感じです。
おおお!都内で良く見かける汁なし系に匹敵する明るさ!。しかし勘違いすること勿れ、明るいけど質実とした丁寧さは如実に感じますよ!。パクチーの鮮度も抜群!そして麺のアツアツぶりの熱気を通して感じるパクチーの風!!。気分はモンスーンから一気に亜熱帯!。この丼の中だけは、武蔵野亜熱帯気候な旨さが凝縮しているように感じます!。


パクチーの痛快に感じるけど、タレを確認しだすと香味油のコクが広がります。鶏油のまったりしたコクもあるように感じますが、カメリアラードのような上質ライトな甘味、ピーナッツオイルのような香ばしさも感じますが、これらはすべて妄想の世界。ハートランドが酔わせた頭で感じたことなので、戯言です。しかし、それと合わさる醤油ダレがとてもクリア。重さがまるでない。否定的ではなくて「とっても馴染みやすく、ハードル低目と感じさせるライトさ」がありありです。
実はあたりまえのアイテム「酢」と「辣油」がポイント!そこに「フライドオニオン」をぶち込め!
お好みで「酢」と「辣油」を入れて混ぜ合わせるのではなく、デフォルトのように当たり前で入れてくれと、この店は伝えてます。だったら最初から入れてくれ??ってのは汁なし系・油そばでは野暮かもしれません。特筆すべきは、「酢が酸っぱくない」「辣油が刺激すくないくてスッキリしている」ということで、ライトな醤油ダレと非常にマッチします。なのでこれは一般的な武蔵野系油そばの味わいとは別のイメージ?。女性でも、初心者でも、子供でも、油そばデビューならこれが最適でしょうね。
そして絶対に「フライドオニオン」を多めに入れましょう。思切って多めにいきましょう!。ここに辣油を少し垂らすなんてのも戦略に合ってます。玉ねぎの香ばしさと甘味を、タレに浸透させるように・・・。
並盛・大盛・特盛まで同一価格!明るくモチモチとした感触がいかにもウケるか!
本当に罪だぜ。特盛まで同一料金なんて。思わず特盛をお願いしそうになりますが、敢えて控えても「大盛り!」と嬉しそうに笑って答えている自分がゆるせません(笑)。この時点ですっかりと元気を取り戻してたもので・・・・。
これは実になじみ深い麺かも。多加水中太麺で、緩やかなウネリと捻じれがあろうとも、基本的にはストレート麺です。半分透明感すら覚える色白さが素敵。潰しこみや密度感は低めで、前歯ではプツプツスパスパと小気味よく、奥歯ではクチリと短く、切れて潰れます。汁なし系だから、香味油でコーティングされてその上にタレが混じりますが、油が貼りついている間は、タレも同じように絡むようす。乳化する前の水と油ははじき合うのですが、麺に貼りつきやすいという性格は同じなのでしょうかね。
ガブリ豚がデフォルトで入っているものだと勘違い・・・ご注意を!
店名になってる「がぶり豚」は、いわゆる特製でしかお目にかかれないのでした。てっきり・・・・パクチー・インだとしても950円だったら小さいのでもいいから入っているものと思い込んでた。でもちょっと考えてほしいかも。パクチーは問題なかったのだが、短冊切りのチャーシューとメンマが、思いっきり日常風景に感じてしまいました・・・。
総じまして「とにかく明るくライトな感覚!今風アレンジ感じる武蔵野油そば?」
・・・と言う感覚でして、これはトッピングや盛り等で、多角的な発展の可能性ありです。かと言って何でも二郎系にしてしまいがちですが、新たなガッツリ系がそろそろ生まれてもいいはず。どこの店もそれを実現してないので、ぜひいろいろ工夫と研究と努力・・・・そして時代感覚を磨いて獲得していただきたい。金曜の夜というタイミングでしたが、快調な滑り出しの店かと。中野は競合も多いので切磋琢磨してください。そんな応援気分のまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!