ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4709】 メンドコロkinari (東京・東中野) [限定]秋刀魚ラーメン + 豚肩ロース + ハートランドビール + 日本酒八海山 〜穏やかな秋に独創性突き抜けるスープ感!超絶技巧派鮮魚系拉麵!ラヲタ自認なら激しくオススメ!

超絶技巧派限定拉麺!出汁が酒のアテになる!
 以前、有名ブロガーさんと話してて、スープを味わいながら酒を飲むのたまにはいい感じですよねー・・・なんて言われたっけか。実はその時、適当に返事して歩調を合わせていたのを、激しくこの場でお許しいただきたい。今わかりました。こういうこともあるのですね!。今回、この一杯の出会いで理解できました。この一杯の出汁は、少しクセがあると言わざるを得ないが・・・色んなラーメンを体験してると、激しくそそられる要素満載!。今回も楽しく汁完飲いたしましたー。
 

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<酒①> ハートランドビール!まさに休日気分を盛り上げるグリーンボトル!軽やかな本格麦芽の苦味と旨味!

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 とは言え、やっぱりこの店では酒だよ!。土曜日は超多忙で酒も麺も体内に収めることができなかったので、一気に楽しむよ。前回はサッポロ赤星だったので、今回はキリンハートランド。なんとハートランドと赤星だけを両方備えている店は珍しい。
 

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 やっぱり、ハートランドのブランドイメージもいいが、しっかりと本格的なズシリ感がある麦芽100%ビールで、どことなく軽やかな雰囲気で楽しめるのがいいね。ライトなスナックにも合うが、本格的重厚な料理にもしっかり釣り合う質実な旨さですよ。今回も堪能!。
 

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<酒②> 八海山!新潟の辛口純米と言えばこれ!ズシリとした純米ボディにキレある辛口が冷えてよりシャープ!

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 ようやく八海山が、緊急事態宣言解除後にリリースです。常備酒ランクですが、本格的な純米らしい濃厚な味わいを保ちつつ、辛口らしいキレで味わいボディをキリリと引き締めるような味わいがナイス!。そして冷酒だけに冷えた温度がより切れ味をシャープに感じさせる展開です。
 

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 サービスの浅利の煮付けがまた秀逸で、辛口冷酒にジャストフィット!これだから、この店で酒を飲むことがやめられない。まさにクセになってます。
 

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<豚肩ロース> 脂身の甘味やや抑えめ!塩気控えめで赤身の肉本来味がしっとり!酒が進む!

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 残念ながら鴨胸肉はこの日ノンリリースだったので、今回は豚肩ロース。しかしこれもスーパーサブって感じで非常にナイス。脂身がやや控えめな印象ですが、その分赤身の味わいが明確です。全体的に塩気控えめで、淡白?フラットな初動の味わい。ところが噛み締めてゆく度に、赤身に含まれる肉本来の味わいが素直に口の中に広がりましょう。
 

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 後追いで脂身が溶けて甘味を溶かし込む展開です。へへへ・・・この状態が口の中で広がっているうちに、舌を洗い流すように酒を流し込むのだ・・・この瞬間がたまらんわ!。
 

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<全体> 秋刀魚節と思いきや見栄えは極濃系煮干麺!?秋刀魚と思えぬ出汁ニュアンスにパニック!

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 さてこの一杯。この秋限定ですが、食べた時点ではネットに麺顔は上がっていなかったのでした。だから、てっきり「秋刀魚節」の醤油清油系かと思って待ち構えてたら、実際に配膳されると真逆!。かなりどころではない濁り方で、まるで極濃煮干系のような出汁の濁り方ではないか!。しかも丼の縁やあちこちに、秋刀魚から滲んだ魚介系の泡が貼り付く。薬味やトッピングが鮮やかである分、余計に深い濁りが際立つね。
 

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<スープ> これは初体験!秋刀魚焼きが丸ごと溶けたワイルド感!焼香と腸苦味がダイレクト!

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 味わって更にびっくりだ!。ワイルドだなぁ〜とも感じたが、サンマ焼がそのまま溶けたのか?と思うほどの複雑な味わい。その代表格は、焼いた秋刀魚で大人好みの腸の苦味がかなり溶けてるのか??。そして焼いた時の香ばしさが、腸の苦味と一体化しているようです。
 

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 鮮魚系出汁の店はそこそこ都内にありますが、どれもテクニシャン。なるべくエグ味を抑えようとするが、この出汁はやや抑えが効かないような感覚。溶ける本質的な旨味が削がれるのを嫌ったのか、結構とストレートにサンマ全体の味わいをアピールします。焼きの香ばしさすら伝えるような、統合的なサンマ味。個人的には、秋刀魚焼きをそのまま出汁に溶かしたような感覚。それだけでなく、バーミックスみたいな器具で、完全に粒子レベルまで細かくして溶かしたような仕上がり。
 

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 薬味がいい仕事をしています。細かく刻んだ玉ねぎ微塵が清涼と甘味を全体に溶かすのでサンマの個性を食べやすくしてる感覚。更に大葉が一枚あるだけで、ぐっと食べ易くしてます。計算づくって感じだね。確かに食べ手を選びそうだけど、一日15杯程度の限定なので、ラーメンファンとして長く体験してきた方なら、激しくオススメした上で、感想を共有したいものです。
 

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<麺> 出汁が浸透すると言うより泡が貼り付くイメージ!素地の風味と甘味が拉麺的落ち着きを生む??

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 意外と出汁があまり浸透せず、どちらかと言うと、秋刀魚の溶けた成分が表面に貼り付くような質感。素直な素地の風味と甘味を保つイメージです。クスクスとした歯切れ良いタイプで加水は中程度。あまり出汁に浸透しない反面で、持ち上げるような感覚です。
 

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 軽い泡立ちも引き込む様子。完全に個性的な出汁を受け止めきれないようですが、ラーメンとしての落ち着きを感じさせる、炭水化物の風合いと甘味がナイスと言えましょう。
 

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<茸> 秋を演出!炙りの入った生椎茸!?茸類の香ばしさと独特の旨味を酒で合わせる!

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 秋の装い。生椎茸の炙り焼きが備わります。菌類独特の風味高さ。焼き目が温かみを感じさせますが常温でした。そのままでは味が薄いので、出汁に少し濡らして食しましょう。笠の裏側にある細かい溝の隙間に出汁がしっかり入り込んで、妙に合う味わい!。冷酒八海山と絶妙に合います。
 

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<チャーシュー> 秋刀魚旨味の腸風味に濡れる鶏豚低温調理系!ミスマッチ感覚が脳を揺らす旨さの展開?

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 極ニボな一杯に乗る低温調理の肉は意外に合うよね。そんな感覚で味わったようです。令和では定番の鶏豚低温系。アテとして食べた豚肩ロースも、魚系の苦味と混じるとまた独特な雰囲気。脂身の甘さとミスマッチですが、そのギャップ感が複雑カオスな味わいとして、酒に合うようです。
 

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 一方の鶏胸肉は、素材がもともとタンパクなゆえに、秋刀魚の味わいにフィットしようとしたような感覚。鶏と魚の相性を改めて感じるほどで、秋刀魚苦味が嫌味にならない鶏胸の滋味がフィットするようで旨しです。思わず、もう一本冷酒を追加しようかと思うほど。
 
 

 

 
総じまして「穏やかな秋に独創性突き抜けるスープ感!超絶技巧派鮮魚系拉麵!ラヲタ自認なら激しくオススメ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。秋刀魚をダイレクトに、一方で丁寧に滑らかに仕上げられてます。チャレンジングな試みな故に、改めてテクニックを感じ入るかと!。こんなの珍しいのでコアなファンこそ激しくおすすめ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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