ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン2996】 きのえや (東京・福生) 醤油らー麺 〜器は四角で味は丸!素朴さと円やかさ共存なる質実ワンコインラーメン!

<長閑な基地の街へー、気晴らしドライブでの一杯>


 上期も終わりいよいよ下期。・・・どの会社でも、だいたいこのあたりから、さらにバタバタしだす。毎年のことだから察しがつくため、このタイミングでロングドライブでもして、日頃の憂さ晴らしをさせてもらいました。ロングドライブでは、いつも青梅街道がパターンなんですが、福生辺りで今回はラーメン活動させてもらいましょう。福生とくれば、有名な店もいろいろあるけれど、今回は新規開拓で「きのえや」さん。ラーメン系のブログ等で見かけた「四角い丼」がとても印象的でしたし、RDBではそこそこ高評価。しかも・・・こちらもレギュラーで「ワンコンラーメン@500円」を提供しておられるわけで、ますます素通りできなかった次第です。







 さてこの店の界隈では、横田基地の存在感が大きくて、道路も広めでとても走りやすい。その一方で、都会でサクッと見つけられるコインパーキングを見つけるのに一苦労です。こちらのお店の前には何とか1台か2台クルマが置けるスペースあるんだけど、ほとんど地元の客ばかりなのだろうか。今回は、少々強引にスペースたっぷり使わせてもらいました。







 入店すると真面目そうなご店主が、声も大きく明るくお出迎え。券売機はなく、口頭で伝えるシステムです。店内はカウンター席だけですが、ラーメン屋というより洋風食堂っていう感じかしら。しかしメニュー表はがっつりラーメン専門店でして、つけ麺もそこそこのラインナップ。つけ麺600円は嬉しい設定ですね。塩系と迷ったんですが今回は、基本的な「醤油らー麺」をチョイスです。車でなかったら、瓶ビールが欲しいような陽気の良さ。瓶ビール400円という設定も良心的です。












<ピッチリした醤油透明感と魚介が滲む穏やかな味わい>


 ひょっとして一番最初の客だったのか、先客ゼロ。その後にパラパラっと常連さんらしき方が入って来て、店主一人オペレーションが乱れるということはありません。思いの外あっという間に調理が完了して、わざわざ厨房から回って配膳をしてくれます。おお、予想通りのでかくて四角い丼。写真では平皿っぽく写ってしまうが、実際は鋭角的で背が高い丼で、ちょっとおしゃれだったりします。後から悩みそうなのは、スープを口につけて飲むのに困るかどうかということ。升酒を飲むように角を利用するしかなさそうですね(笑)。







 しかし500円とは思えない質感の高さ。トッピングはケチった感じはなく、ワカメは好き嫌いあるけど、味玉もハーフだけどしっかり入ってるし、また薬味も白髪ネギ・万能ネギ、そして玉ねぎ微塵が入っている。肉は沈んでいたけど思いの外素朴な質感が好印象です。いかにも「自家製」っていう雰囲気が溢れていて、冒頭から個人的にはとても嬉しい。







 さてスープから味わうが、これがまた穏やかで唸ってしまった。温度感もそう熱々でないところも功を奏していて、魚介系の旨味が素直に広がります。見た目は醤油ダレのピッチリした塩気!っていう感じですが、まず塩気よりも甘みがアピール。そして透明感ある醤油の塩気がぴっちりと味のフォーカスを決めるという味風景です。ベースは豚鶏のエキス感もありなむ。しかし食い続けていくうちに、だんだんと魚介がイメージをアップしてゆきまして、最後は気のせいかスープを飲み干す段階では、魚介のざらつきすら感じます。見た目はスッキリ醤油ですが、しっかりした魚介醤油の味わい。







 実は、甘みにはもう一つ立役者がいると思ってます。それは麺。麺の風味が後半になるとバクバクと染み込み出して来て、そこもまた魚介の甘みと結びつくかな?。












<素朴さとしなやかさがナイスマッチ!上品とすら覚えるフィーリング>


 そんな全体の甘みにも貢献した?と勝手に感じている麺ですが、これはどうも自家製麺のようです。とてもしなやかなストレート細麺で、風味感が豊か。加水はほどほど抑えめに感じますが、密度感がそれほど高くないイメージ。それよりも熟成が効いたのかと思えるほどの、腰のしなやかさと風合いが見事です。一見素朴な味わいの一杯ですが、この麺のおかげで上品とすら感じるかも。







 汁吸ってなんぼ!な感じで前半からスープとの馴染みが進んでいます。なので前歯の千切りがとてもスパスパと軽やかでリズミカルな感じ。奥歯でプレスすると、スープの甘みと麺の風味がビチッと一体化したように、擦りつぶれて味わいます。







 腰つきもしなやかだし、また表面のざらつきが一切ない。麺同士が貼りつくような毛細管現象も見て取れます。なので口当たりから軽やかで、啜り上げもとてもシルキー。喉奥を駆け抜けるシルエット感もライトなイメージ。これは大盛りか、替え玉で食うべきだったが、+150円というのを見てちょっと躊躇してしまったが、そんな私はヘタレそのものであります。







<醤油ダレがきっちり決まった豚バラロール肉!味玉ハーフも侮れなず!>


 レアチャーシュー全盛の昨今において、クラシカルと思えるほどの「豚ばら肉ロールチャーシュー」。しかも醤油ダレが深く入り込んでいるタイプで、周囲がとても香ばしい。この手は酒よりも飯に合うタイプで、サイドメニューのチャーシュー飯がとても魅力的です(ネギ飯ってのも魅力的)。サイズ感はほどほどですが、肉厚でした。なのでふた口で分けて食ったのだが、寂しさはどなし。塩気の薄い味わいに、甘みがほんのりとあるスープが浸ってとても美味かったわー。







 また味玉は芳醇でまろやか。飴色のような卵黄は一口で味わったけど、ねっとりとした部分にはタレの漬け込みの深さを感じます。久しぶりにねっとりタイプの味玉食ったので、大変満足してしまった。後は、ワカメだがこれはあってもなくても良かったかも。これは個人差なので気にしない方が良いですね。メンマとワカメを引き換えにできれば、さらに良いのだが(自分勝手すぎるー:笑)。






 
 





 総じまして、「器は四角で味は丸!素朴さと円やかさ共存なる質実ワンコインラーメン!」と言う、何の捻りもない感想でごめんちゃい。全体的に思いの外、自家製の雰囲気がありありで大変好印象でしたので、またここは、どこかの遠征ラーメン活動のついでに立ち寄りたいと考えています。

 さて、冒頭の配膳がやけに丁寧だな・・・わざわざ厨房から回り込んで!と思っていたが、これには訳がありました。きっちりスープまで完全に飲み干して、ごちそうさま!と告げつつ空丼をカウンターの前にある高台に返却した私。時々「大変助かりますー」などお礼を言われる店もあるのだが、こちらは逆に歓迎されないようです。大切なタレや調理物が高台内側にあるので、空き丼に手が滑って溢れたり、タレポットに何かが入り込んだりすると、商売ができなくなるかららしい・・・。きっと以前、苦い経験があるのだろうね。お客さんが気を使ってしてくれた行為なのですがと、店主は理由説明したあと、たいへん恐縮していたっけ。いえいえ、いたって真面目さが伝わりますので、決して悪い気はしておりませんので悪しからず。その真面目さ、これからも継続して励んでください。そういう愚直とも思える真面目さを、私にも分けて欲しいくらいです。

 さあ帰ろうか、腹が膨れたし。窓を全開にして青梅街道を逆に走り出す。風が何とも気持ち良いし、日曜日独特の長閑さが流れ込む。遠くで拡声器の音が聞こえる。ああ・・・うるせー選挙関連か?と思いきや、運動会の音でした。今日はあちこちで聞こえたなー。子供の元気さ思うだけでもありがたし。長閑な気分を感じつつそのまま詠います!。



   窓開けて
   車窓遠くに
   いわし雲



   風が運ぶか
   遠くの声援



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





四角ラーメン丼(龍虎 青)21cm

四角ラーメン丼(龍虎 青)21cm

龍虎 青 四角ラーメン丼

龍虎 青 四角ラーメン丼