ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2448】 武蔵小山大勝軒 (東京・武蔵小山) 中華そば

<ランチピークで落ち着いて食える大勝軒


 雨がようやく上がって陽射しが嬉しい反面、長袖に衣替えしたしたので、非常に蒸し暑いですー。そんな平日の昼、オフィスへ帰る道すがら、武蔵小山へと向かいましたが、すでにランチタイムのピークを迎えて、どこの店も満席で待ちが発生しております。お安く「せい家」でワンコインで済ませたかったのですが、ちょこっと移動して・・・気になってたもう一軒の店へと足を運びます。今回は、「武蔵小山大勝軒」さん。途中に、「平和軒」って渋い雰囲気の街中華も魅力的でしたが、割と空いてそうだったので此方へ。商店街から外れればすごく人通りも減り、その影響か・・・・その時間帯で先客4名という感じで少し心配にもなります。その分、ボックス席を独り占めして優雅なランチラーメンを楽しめるのですが。








 券売機が外に出ていて、入り口と券売機の隙間には製麺室らしき空間があります。やはり自家製麺ってのはテンションがあがります。こちらのメニュー展開は、いわずもがな「もりそば」と「中華そば」をベースとして、チャーシューとか野菜とかのトッピングを重ねるタイプ。しかしながら、定食屋っぽい雰囲気も少しありまして、「ラーメンセット」なる丼とのセットもある。「うまにそば」とか「マーボー麺」などもあり、半分中華屋かと思えるラインナップです。気になるのは・・・割とネットやSNSでは評価がそれほど高くないこと・・・。どうなんでしょうかねー。


   











【ちょっと魚介ライト系!塩気がクッキリした醤ダレ先行の大勝軒!結構いけるー】


 店内は手前にカウンター席があり、奥にボックス席広がっていて割とキャパは大きそう。男性二名で切り盛りで愛想もよいし、欲張ってボックス席を一人で陣取ります。昼間のラーメン屋ってテレビの情報番組の音が気持ちよい雑音として楽しめるもんですが、こちらは静かなピアノのBGMが流れて、これだから余計にゆったりとした気分になります。外光が強いので、店内は少し暗がりに見えるのも、夏の名残を感じますかね・・・。などと考えていたら、すごすごと配膳が完了。麺顔と対峙します。







 そのお姿は・・・大盛りイメージの大勝軒と比べると少しこじんまりしたような印象。一般的には十分なデフォルトボリュームなんですが、少しおとなしい感じの一杯に感じます。スープの色合いは少し濃ゆいようなイメージもあり、またチャーシューもちょっと小さい感じ。しかし、許容範囲。これから秋冬に向けてデブに向かう季節ガラ、これくらいで腹八分目で満足を感じるようにならねばです。








 さてスープのお味。これが意外と醤油が効いているという感覚。穏やかな豚魚に醤油のカエシがキッチリ効いているのは王道なんだけど、明らかに醤油が勝っているというか、魚介が大人しいというかそんな感じ。でも個人的には悪くない。その日の気分にもよるのだろうけど、醤油が勝っている分、しっかりと塩気の輪郭を感じ取れて、麺のずばずばと食いきるには丁度良い塩分かと。その分豚由来の動物エキスのバックアップも悪くないし。いつも食ってる大勝軒とは、少し趣向が違う程度で、グビグビと飲み干す勢いです。







 麺をさらって、いざスープを丼に口を直付けでいただき始めると・・・ちょっと冒頭とイメージが変わるかも。麺があったときは丁度良かった塩分は、麺をさらえると少し塩っぽく感じてしまうかも・・・。魚介の甘みの補強が少し不足した感も否めませんが、これはこれで良いかも。醤油だれ先行の大勝軒中華そばという全体印象です。こうなると、もりそばはどうなんな感じが更に気になる・・・。







【引き締まりと風合いの密度感ある自家製麺!キッパリした中太ストレート麺!】


 麺は旨かった!。これなら「もりそば」にしとけば良かったかと後悔するほどに・・・。見た目は、いかにも大勝軒という見映えですが、これがまたプニプニプヨプヨモチモチヌチヌチと明るく柔らかく弾むかと思えば、意外にも引き締まり感を保ちます。グルテンの風合いも中々でして、それが少し塩気を感じるスープにはベストマッチ。太い正方形の切り口が、美しくパラレルに捩れもなく流れるフォルムが実に旨そう。前歯の千切りも、プッツリプツプツと切れ込む感じで、その瞬間時間差で風味を感じる。







 中々汁を吸い込む感じはなく、一定した腰つき。スープの持ち上げ感は少なく、麺にスープから絡もうとする感覚。なので地肌感はわりと素直に感じれて、舌触りと喉奥のシルエット感が豊かな心象です。ただ・・・腹八分目でよいと冒頭で感じつつも、もう20−30gでも多く食いたかったかというのが本音かも。大勝軒では、腹パンになる覚悟にどうしてもなってしまうもんですな。












【歯応え先行なロース肉とオーディナリーなメンマ】


 私のイメージ的には、ややスカスカっとしたスポンジのようなロース肉。それとは少しサイズも厚さも違いがあるけど、これだけ大勝軒がひろがりを見せれば、個性の振幅も大きくなるというものでしょうね。やや歯応えがあって、昔ながらなところがあったけど、全体的な薄味は好印象。チャーシューとしては、飯よりビールでつまみたくなるような印象です。また、メンマは、コリコリとして本当に定番な旨さでした。メンマラーメンにしてでっかく盛ってみたいかもな一品。













 総じまして、「定食用にうまくまとまった大勝軒中華そば」と言う感じですかね。個人的には、もう少し巷の評価が上がっても良いかと思いました。飯はゆっくりと座って食いたいもので、その点でも今回は評価が高かったかも。次回は、もりそばか、ラーメンセットを注文するつもり。実は、ほぼ全員先客はセットを食っていたので、それがすごく旨そうだったのが悔いるところですしー。ま、ときには昭和を代表する汁そばを食って大満足だったということです。いい一週間の滑り出しになった!ということで・・・・なので詠います!



   雨上がる
   昼の駅前
   賑わいて



   ちょいと散歩で
   昭和の汁そば



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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