ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2530】 野方ホープ 野方本店 (東京・野方) 温野菜ラーメン

<かつての環七大渋滞を思い出す・・・あの時オレは若かった>


 まだ日本に活気が残ってたんだなと思う・・・・私が上京したての頃の話。東京の背脂浮かんだ豚骨醤油は、先輩や同僚に連れられてよく食ったものです。恵比寿や、環七など、夜な夜な飲み食いしては、翌朝ちゃんと出勤してたっけ・・・・。あのころのエネルギーは若さだけだったんだろうか。とにかく日本中が活気があったような気がします。私の一番のヘマな事件は、二郎の三田本店がまだ移転する前の頃、初体験を目指して、普通に昼飯で並んで遅々として進まず、昼飯休憩時間を大いに過ぎてしまったこと。結局途中で諦めて、どこかで食って職場へ帰ったことかな・・・。午後2時前、「すいません、ラーメンで行列にハマってしまいまして・・・」と帰ってすぐ謝ったんだけど、会議室に引っ張られ、とことん上司に絞られてた(爆笑)。女子社員からアホを見るような白けた視線。当たり前じゃ!。今にして思えば、そう言うポンコツだった私をよく面倒見てくれた先輩がたには感謝です!。そんな先輩方に過去一度だけ連れてこられた「野方ホープ(のがほ)本店」。タクシー乗り合わせて行ったんだが、それ以外全然、記憶が残ってない(笑)。


   






 覚えているのは、車の渋滞かな・・・。今は見る影もないのですが、それでもライトバンが1台店前に駐車。警察に見つからないことを祈ります。サラリーマンらしい客は、私ともう1名くらいなもので、あとは学生さんとガテン系な方々ばかり。大抵の方は、脂多めでサイドメニューをがっつりと注文されてます。ライスはサービスらしいのですが、遠慮すると「本当にいいんですか!」と逆に店員さんに心配されてしまいました。ともあれ、野方ホープの本店はラヲタになってからは初の訪問。過去の記憶も残ってないので、新鮮な気持ちで対峙できます。今回は、なぜか最近気になっている「野菜系」のラーメンをチョイスさせていただきました。












【塩っ気たっぷりな豚骨醤油を温野菜がさっぱりと食わせる感覚!ラーメンタレかニンニククラッシュは必須か!?】


 体育系のノリです。茹で上がりのタイミングを示すアラームがなると、慌ててテボを引き上げる。その最初の湯切りの瞬間に、「○▲□?!$&#!!」・・・何言っているかわからんけど、大きな声に気合を込めて、遠心力で湯を切ります。その息の合っているさまは、まさにピッタリでして、パフォーマンスにしても背筋が伸びる思いです。こう言うこともすっかりと覚えておらん・・・。温野菜ラーメンを注文するのは比較的珍しいみたいで、ちょっと他のオーダーとは手間と順序がかかります。4杯1ロットのいちばん最後に、恭しく私の一杯が配膳されます。








 かなり高級感ある野菜ラーメンって感じ。野菜の盛り具合が納得のボリュームですし、スープに溶け込んだ背脂の浮きが、いかにも不健康そうでありつつ、野菜を多くとるから免罪符でも得たような気楽さがいい感じです。まずはスープから味わうと・・・予想通りの豚骨に溶けた塩っ気がジリッと感じていいわー。そこに纏わりつくような背脂のギトギト感。そこがまたいい。塩気が背脂でマイルドになる感じが絶妙で、いくらでもすすり食えそうでもあり、またライスを欲してしまう気分にさせる。嗚呼、素直にライスのサービスを受けておくべきだったわ・・・・。







 しかし、野菜の汁がまたじわじわと影響してくる。要するに野菜の甘みがスープに溶け込み、味を一気にライトに傾ける。これをさっぱり食えて良いと言うのか、はたまたギトギトが薄まるのを避けたいのかで、評価が分かれる一杯かもです。私は、自分なりに、生ニンニクを一粒だけクラッシュさせて投入。そして、テーブルセットにあったラーメンタレを少し投入して、味のバランスを整えました。後にして思えばブラックペッパーの投入でも良かった気がします。













【モツモツっとした冒頭の食感から・・・徐々にモチモチ度を発揮する中太麺!】


 想像通りの一回り厚めな感じの麺で、うっすらと黄色い色合いで、縮れはなく捩れの方が強いフォルム。ねり水の影響もあってか、引き締まり感がややあって、前歯での差し込みがややモツモツっとした感覚です。その際、麺の風味も若干あるのですが、やはり豚骨醤油の塩気に軍配が上がり、炭水化物の雰囲気は、豚骨エキスに結びついて後は唾液で当分に分解されるだけだわ。奥歯ではモチモチとした明るい弾力がある。時間が経つと汁を吸い込み始めて、徐々にモチモチ感が増える。







 これも啜ろうと頑張ったけど、野菜と絡んだり、それらと一緒に咀嚼するとなると、ズボボボーーっとは啜れない。野菜と混ぜこぜでワシワシっと奥歯でつぶしながら食うのみです。その際、麺の風味もかすかに感じるけど、主役は野菜のエキスのようで、麺に絡んだモヤシやキャベツなどと味がかぶる。そう言うのも実は楽しい。













【しっかりとキャベツと人参を感じる温野菜!トドメのネギ盛りは魅惑的!】


 当たり前のようで、当たり前ではない。そんな温野菜。温野菜が軽く下味がつけられているのか??実にうまい。ラーメンスープに浸さなくても自然に食えるのが、大変よろしい。何か特別なタレを含ませているのか・・絡ませているのかがわからん。さすが本店!とここではそうしておきましょう。しかし、キャベツと人参がしっかりと入っているのが嬉しい。最近では、もやしでカサ増しというのが多いだけに、こう言うところの意地を大変評価したい次第です。それだけではなく、粗粗に削ぎ切ったような白ネギもモサっと山盛りされて、万能ネギの小口切りも多めに振りかけられている!・・・・ナイスな野菜盛りの見栄えです。







 味玉ハーフは、薄味のMサイズ玉ですが、やんわりと下味が染み込んでいて雰囲気良かったです。また海苔は割と肉厚で、3枚盛り。880円するだけ気を使っているのがわかる。しかし、チャーシューが見た目すごい良いのに、実はすごく薄い!ちょっとここだけは笑ってしまった・・・。















 総じまして、「さっぱり系東京豚骨醤油!そして上品なワイルド感!」というのが素直な全体の感想でして、コアな「のがほファン」なら肩透かし感が否めませんが、一般的なラーメンラバーの昼飯としてはなかなかのバランス感覚です。これいいかも!。ちょっと気分的には弾けないように抑えたけど、ダブルニンニククラッシュや、脂多め攻撃など、もっと厚化粧した方が旨いに違いない一杯。また近場の「のがほ」支店でも辿ろうかと検討中です。結構、本店の味にハマったかも・・・・。ということで、なので詠います!。



   冬空も
   風が緩んで
   陽も差して



   ランチ行列
   ほのぼの気分



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



関連ランキング:ラーメン | 野方駅沼袋駅



夕暮れコンサドーレ野方

夕暮れコンサドーレ野方