ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2423】 ウメノキスズメ (東京・北参道) 海老雲呑そば+秋刀魚ごはん


<オサレな街の隠れ家的な良店!行列回避は今のうちー>


 今しかないだろうなーっと考え、思い切って「代々木」から「北参道」へ。先日、ネットだけの知り合いの方から情報をいただき、急遽かけつけた「ウメノスズメ」さんです。何たって見映えと内容が、もろ私の好みだったもので。それにしても日頃縁がないところで、さらに看板がない店なので少しだけ迷ってしまいました。細い入り口だし、その奥はどう見ても、エスニック料理屋しかありえないような雰囲気。地下階段を降りてゆき、どこまでも突き当たりにその店はあります。新規開店のお祝いの蘭がなかったら、分からなかったかもです。


   






 さて場所が分かってホッとしたところで店内へ。お若いご夫婦営業のような感じで、すでに地元で知れつつあるのか3人4人とグループ客がどどっと押し寄せては引くような感じで賑わってます。昼だけ営業でまだ本格営業の助走期間らしく、メニューは、「かけそば」「海老雲呑そば」に二品。それに「本日のごはん」をセットにするかしないかの、シンプルな構成です。よってほとんど海老雲呑そばばかり出ております。


   






 客層が若いなー。若いビジネスマンと学生さんばかりかな・・・この辺りの昼人口の構成は不明ですが、外回りで汗だくのオヤジは少なくとも私一人だけです。アパレルメーカーっぽい雰囲気の若手社員がごった返すかのよう。







【アニマルオフ!醤油ダレの香ばしさと仄かな酸味、キリリとした煮干しの苦味の一体感が素晴らしすぎる!】


 まだ混雑時のオペレーションが初々しさを感じますが、それも時間の問題で習熟してゆくことでしょう。雲呑は極力作りおきしないようで、足りなくなっては女性の方がせっせと追加を作成するという感じ。片付けも調理補助も洗いもあるから、結構大変そうです。しかし慌ててざわつくことはありません。ただ、「海老雲呑そば」と「箸」と「レンゲ」と「ごはん」がひとつづつ多少バラバラにセットされる程度です。








 さてその麺顔、麺が折り重なってたり、雲呑が浮かんでいたりでとても絵になる感じがいたします。そしてスープがしっかりと醤油のキッパリさが滲み出ていて、個人的には東京の今風らーめんだなという感想。ワカメは否定派なんですが、あまり気にもせず全体の仕上がり感がよさそうです。そして、実際に味わってみると・・・これが実に和風に落ち着いた感じで唸る。スープの表面には、いつもならキラキラ浮いている動物由来の油が一切ないような感じ。みるからにアニマルオフなフィーリングが見て取れます。魚介と醤油で丁寧にとった出汁。どこかそばつゆに通じるものを感じます。







 さらに味わうとこれまた和そばライクな味わいと再認識。丁度醤油のカエシ感と煮干がジャストフィットしてますな。醤油の塩気は円やかなれど質感は分厚く、そこから醸し出す熟成の酸味は仄かな感じ。そこに覆いかぶさるように「煮干」のエキスが滲む・・・そして結合するというイメージです。要するに醤油ダレの香ばしさと酸味、煮干の淡いニボ感の一体感がとてもすばらしい! これはすごい直球勝負だと思えます。多少なり鶏がらなどあれば甘みがぐぐっと深まるものを、あえて端麗に仕上げてる。また雲呑から滲むエキスもアニマルオフなのか、甘さが控えめで素材感重視な感じ。なかなか、全体的にやさしそうで、鋭い一杯かも。









【どこか和そばライクな歯切れの小気味良さ!潰しこみ低めな質感とジャストなボイル】


 スープのスッキリ感が和風テイストを想像させるように、麺もなかなかその方向性にマッチしております。いや、まさに「そばライク」な麺という印象。写真以上に実際は、和そばに近いテイストで、表面のザラツキは少ないものの、スパスパとした歯切れの小気味良さはそあ¥ばっぽいです。潰しこみが低めなんで加水はあまり多くはない。ジャストタイムなボイル感覚もあって、グルテンの風味は端麗でよいのですが、風味の軽さが印象かと。







 そしてややスープを吸い込みやすいところも好印象で、スベリのしなやかさアップと、汁をすってからのグルテンとの結びつき、そしてクチリと潰れる淡白な味わいも見え隠れします。スープも塩分控えめと思われ、汁すっても麺の風味を邪魔しません。粉の風合いをふわふわと感じるという所作がたのしい麺です。









【淡白にして素材感あるぷり海老!コリコリ具材で歯応えも楽しい雲呑】


 さてこの雲呑ですが、これもイメージ的には「和風な雲呑」という感じ。中の海老はプリプリ感あって大きさも満足。5個だったか・・・入っていて、これで850円なら満足(ロケーション的にもっと高いかと思ってた)。海老の味も下味薄めで地の味がする感じ。またコリコリ感がとてもあって・・・・竹の子??だったか不明。食うのに集中して餡の確認をし忘れた・・・・。とにかく全体的に薄味で素材感あふれる味わい。餡は何をつなぎにしているのか・・・見とくんだった。生地の部分は、よくあるチュルリンとした滑らかさより、ぎゅっと餡を包んで引き締まった感覚。ちゃんとしたハンドメイド感が伝わる一品です。















【秋刀魚の日替わりごはん】


 秋刀魚は仄かに感じて、ご飯全体に「旬秋刀魚ーーーー!」とアピールするわけでなく、上品に仕上がってるまぜごはん。苦味は含まずで大人な味わいでした。旨いねーーやっぱり秋なのか。何か不思議な薬味も混じっているような気もするが、素敵な味わい。+150円でセットになるけど、ラーメンとあわせても英世一枚で収まるところがとても値ごろ感ありますね。







 総じまして、「是非よる営業に期待!隠れ家煮干しの爽やかなるやーヽ(´o`;」と言う感覚でしょうか?。これは、煮干好きというより、「端麗好きなら是非」という感じでしょうね。ニボニボよりは、香ばしさのキレを楽しみたい方にはうってつけかと。もちろん、私は好みでド・ストライクですよ。なかなかこの一帯は縁がないけど、また他レビュアーさんたちの情報をながめつつ、また突如訪問しますよ。とりあえず、今回は多少無理したけど、良かった良かった・・・・。このあと、代々木へもどることなく、原宿へ進んでJRで移動しました。秋というより残暑厳しすぎて、また汗だくになったけど。ということで・・・・なので詠います!



   炎天下
   成果上がらず
   ヘロヘロで



   地下に潜って
   休む隠れ家



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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