ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2422】 ソバダイニング クワトロ (東京・大森) Sora 鶏旨味塩そば

<急速に大森が熱くなってきたラーメン事情>


 これは一体どうしたことか!。また大森にいい店がオープンしております。しかも、人気急上昇の「麦苗」のすぐ近くではありませんか!。大森で仕事をするビジネスマンに激しい嫉妬を覚えますよ (^^)。短い移動時間で京浜東北線を利用する平日昼に、駅からダッシュして突撃しました。しかも残暑厳しい中。もう着いたら汗だくで死にそうでした。一気に水をガブ飲みするおっさんでして、めちゃカッコ悪いー。汗苦酸っぱい星人になってしまったかもー。








 店内も「ダイニング」と謳うように、コジンマリしていながらも、とてもコンテンポラリー。おじさん二名体制で、すっごく丁重な接客にも好感が持てます。液晶画面が壁に張り付いていて、南洋の浅瀬のサンゴ礁に小魚が泳ぐ映像が、環境映像として流されているのも癒されるねー。私、潜るスポーツ好きなので、特にときめきます。メニューは、基本的に、「海」と言う魚介系と、「空」と言う鶏系の二本立て。流れ的には「海」なんだけど、妙に先人のレビューに刺激を受けてしまい、今回は「空」とさせていただきました。


   






 しかし後から来る客は、どなたもこの日はおっさんばかりで(失礼!私も同じ)、いずれラーメン女子も続々とやってくるでしょう。私も早速、すごーい年下の同僚女子に紹介したりして。一緒に行きましょうなんて期待してないけどね。最近、なんとかハラスメントの基準が段々分からなくなってきたし・・・、変なことにクビ突っ込みたくなくなった。







【透き通る鶏出汁の見事さ!淡麗と言い切れない芳醇な優しい旨味!雑味皆無!!】


 天気が良すぎるほど空が青くて、ここに来るまで眩しかったのだけど、それに劣らずこの麺顔は、眩しすぎる。木製のお盆は箸置き、レンゲ置きと箸がセットになっていて、とても今風。そこにのった麺顔は、透明感たっぷりの塩系清湯。薄いライトグリーンが全体を覆うような印象で、とにかく明るい麺顔。コンテンポラリー淡麗塩そば・・・そんな感じ。しかしそんな見た目だけの代物とは違い、実に中身は深い。







 味わうと、心に明るく染み渡るような鶏ガラスープ!。よくある地鶏の滋味深い淡麗とは少しニュアンスが違い、洋風とすら感じる明るさがとっても印象的です。そしてほのかな塩気。薄味と思いきや、じわじわと塩気から鶏のうまさが伝わる感覚で非常にナイス。派手すぎない仕上がりには、和風の昆布とか他の乾物も入っているのでしょうが、味の表向きは鶏のエキス感が充満。ちょっとありそうでないぞこの鶏の明るい味わいは。








 しかもじわじわと、喰い進めるとトッピングや麺の風合いが移ってきて、なおさら味わいが優しくなる感覚。特に麺の吐き出す小麦のエキスが混じると、むしろ動物系が落ち着くというか、旨味の厚さが増すみたい。またトッピングの野菜も絶妙で、いつものネギとは違った風味が淡く広がるのがいいね。特にピンクペッパーが、時折噛み砕くとキリッとした風合いが溶け出し、味にエポックを伝えます。







 これは余計な調味料は必要ありませんねー。こんなに淡白ようで芳醇なる鶏塩は久しぶり。ここは塩専門店かと思ってたら、醤油は開発中だとか。まだまだ懐の深さが見極められませんが、すでに半分程度食ったところで、再訪問を誓っている私です。







ユーグレナの仄かさ!小麦粉風味の豊かさ!圧の柔らかい低加水が非常にナイス!】


 この麺を電子顕微鏡か何かで拡大すれば、「ぼくはミドリムシ〜♪」ってな感じで微生物がうごめいているのか・・・。昨今注目を浴びた「ユーグレナ」が配合されているという麺です。それは仄か緑色で鮮やかでもない。ほのかに緑ががかっている程度なのが、寧ろ上品に見えたり、またナチュラルに感じたりです。このミドリムシの効力なのか、とてもきめ細かい舌触りで、言い古した表現だけど、とても上品。しかもキレイな角が膨れたような麺のストレートさが美しすぎて、ずっと見ていたいような気分にもなります(それはウソだな・・・やっぱりとっとと食いたい)。







 この麺の密度感が面白い。低加水でカタメな茹で上げには間違いない。しかし気のせいか感覚としては密度感がとても低いようにも思えます。なのだけど、歯応えは淡くクツクツしていて、しかも粉っぽさというか小麦粉の風合いをぐっと感じさせる力強さすら覚えます。上品なのにキッチリと粉の組成を主張してますねー。しかもスープが優しいからダイレクトに響いてくるよう。これは旨い。隣の常連客らしき方は、このままでもカタメ仕様なのだけど、もっとカタメにしてくれとおっしゃってた。それもいいかも。








 啜りも軽やか。更科そばのようなズボッと一気に啜れるような気分です。意外に汁の吸い込みも抑え気味だし、これなら大盛りにしてもバランスは崩れないかな。とにかく、スープもびっくりしたけど、この麺も同じくらい好みに合う!ああ、また再訪問のことを考えている自分。







【鶏胸肉の丁寧な仕上がり!何気に計算されてる野菜の薬味とトッピングが素晴らし!】


 この胸肉は非常に大人しい味わい。なんと調味料を使ってないのだそうだ。鶏ハムと薀蓄書きには書いてあった。鶏ガラスープの仄かで芳醇な味わいを逆に吸い込ませて完成するという、引き算のようで足し算のような調理発想がすばらしい。これなら何枚でも無限大に食える。胃が本調子でない私でも。







 また何気に野菜トッピングがいい。赤い茎の青菜は何だか不明だけど、微妙な苦味が鶏ガラスープにも合うし、また白ネギには茗荷が含まれていて、その独特の薬味風合いがスープに合いすぎる!鶏ハムと一緒に食っても旨いし、酒がまた欲しくなる。とても全体の計算がされてるなーっと、薬味や野菜トッピングまで感じ入った次第です。







 総じまして、「また大森に新たな巨星現る!?」と言う感覚で暑さと旨さで呆然としながら、大森駅へ。午後の訪問の準備をするために、しばしプロントでひとり作戦会議へと頭を切り替えました。大森の駅近辺ってコーヒーショップがそこそこあってとても便利。いつもこうやって緊張の時を過ごすのですが、今回はいい一杯食ったから幸先いいか!?。・・・・と思ったけど、そうそう世の中は甘くなくてあえなく玉砕です。仕事の調子が最近悪いなー。最近の巨人を見ているようなオレ。まあ、そのうち勝てるでしょうと気分を切り替えましょう。ということで・・・なので詠います!



   外回り
   汗が噴き出し
   残暑哉



   唯一救いの
   極楽鶏出汁



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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