ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2411】 大島 (東京・船堀) 味噌

<台風10号が運んでくれた濃厚味噌拉麺>

 降りる駅を間違えるところでした。都営新宿線の「大島」駅と、こちらのお店の名前「大島」がごっちゃになってしまいまして・・・。西大島駅が近づいたころに気がついて良かった良かったー・・・。そんなこんなで無事最寄り駅の「船堀駅」に到着です。そもそもなんで急遽昼間に遠征かというと・・・元々は台風の影響。午後一番にアポとって外出したのはいいんだけど、連絡の行き違いで台風影響を考慮して、スケジュール変更になってしまったのがきっかけ。これで都内でポッツーンと放置状態になり、次のアポまで2時間ほどほど。と言うことで昼飯をズラして、わざわざ「大島」へと来たわけね。








 しっかし、台風の余波による風がまだ強いなかを、結構な混み具合です。外待ち2名に連結したところで、タイミングよく10分程度で着席となりました。もういかにも地元の常連さんといった方々ばかりで、女子事務員の制服さんたちや、ガテン系の方々、そして仲良くつるんだ会社員さんたちなど、江戸川区民って感じの方々といった感じ。大手町から移動してきたから、そんな人々の笑顔に余裕を感じてしまいました。


   






 ほとんどの方は、「味噌」を注文。もちろん私もそれでお願いいたします。お姉さんがテキパキと接客し、また丁寧な対応だったので全然待たされた気分にはなりませんねー。


   











【炒め野菜の甘みに濃厚な味噌とラードをスルスルと食わせる!】


 北海道味噌系の蓄熱ぶりが、配膳の瞬間から伝わります。濃厚な味噌の質感もありましょうし、表面のラードも熱を感じさせます。しかしそれよりも、私個人的には「野菜炒め」の溶け込みが熱をイメージさせてしまうかも。ネギなどの野菜がクッタクタに熱で炒められ、もやはスープに溶け込んでいるかのよう。さすが炒め鍋で仕上げる本格化の味噌スープです。その予感の通り、実際に味わうとその甘みがじんわりと広がる・・・。塩気を感じているはずなのに、甘みを感じる不可思議さ。そしてその野菜のエキスを味わっていると、時々、生姜のジリリといた風合いに遭遇して、唾液のほとばしりを感じます。この味わいの絡み方がスタートから良い感じ。








 落ち着いたころから、味噌の風合いをしっかりと味わえる。誠に熟成が聞いた風味が、どこか円やかに感じさえつつ、調子にのって味わいつつけると焼けどを被る。そして思いのほか塩気を含んでいるため、喉が渇くので水を欲する。冷えたやかんが実に嬉しい。冷たい水の旨きことよ・・・。多少一味も入っているんでしょうか・・・それでも味噌由来のナチュラルな濃厚さがいい感じ。そこに含まれる塩気だけで、白飯がドンドンと食いつなげる感覚でおります。









 またやはりラードのまったりさが格別。豚骨系の煮出しも芳醇だと思うけど、それに加えてラードのコクが意外としつこくなく、グビグビと胃袋に収まってゆく。塩気もマイルドになったかのよう。また人によっては酢を入れても面白いかもですが、濃いのなら薄めのスープで割ってくれるらしいのでそれもありかな。ただあまりスープを割ってくれというオーダーは少なかったけど。












【プラスティックなイエローが本場本格的!ハードで密度感ありの縮れ麺がナイス!】


 やはり、北海道系ならこういう麺だよね。やや透明がかったようなつやつやの黄色い地肌。そしてぎゅっと引き締まった感じがあって、すごくウネウネした縮れ麺。前歯で切るのがいちいち意識してしまい、楽しくなる。ラード層をくぐってくるから、すべりと口当たりは良いのだけど、とても熱々な麺だから、これも扱いには注意が必要。前歯でガツガツっと千切り、奥歯でプレスするときはヌチヌチとした感じで潰す。どころどころ、野菜を巻き込んで横ずれしながらヌッチリと潰れては、喉奥へと運び落とす。








 ズボボボボボーーっとすすり食いたい縮れ麺なので、勢いあまってシャツに染みをつけないように、極力丼に顔を近づけてすすり食う。隣の客人が何でそんなに顔を近づけるのか不思議がっていたけど、こうすればカレーうどんも飛び散り被害なく食えるのですよ・・・。












【豚のロースのあっさり味わいと解れる柔らかさ!スープに浸って旨さ倍増!】


 肩ロースの一枚肉が微妙に割れて麺顔に浮かぶ。引き上げてみると割りと分厚めで嬉しい。繊維の方向にしたがい食べやすく解れるほどの柔らかさ。比較的薄味で、スープに浸って丁度良しという塩梅の味付けがいいね。スープに浸って旨さが倍増と言う感じ。これなら白いライスが欲しくなるかも。また赤身だけかと思ったら・・・脂身部分もコロコロと砕け入っている。熱でも溶けない脂身を箸でつまみ食いして、麺を慌ててすすりこみ一緒くたに咀嚼したりなんかして、味わい遊ぶ。脂身の旨さ・・・いつもより引き締まった脂身に感じて、これはこれで絶妙に旨かったりする。










 総じまして、「腹持ち感アリアリの本格的北海道味噌!」と言う感覚でしょうか?。この質感ならはるばる遠征してきても食いたいと言う引力を感じますねー。こうなれば、常連さんの真似して塩も醤油も食いたくなるー。今回は、事故の様に出先での空白時間を、見事に活用させていただきましたが、こう言うことなら機嫌も治る。江戸川区はそうそう来れませんが・・・・また来たいです。ということで・・・なので詠います!



   とぼとぼと
   味噌の香りに
   誘われて



   やること無くて
   濃厚味噌食う



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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