ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5125】中華そば 一陽来復(東京・武蔵境)特製味噌ラーメン 〜濃厚背脂煮干と味噌出汁の絶妙コラボ!この冬限定!楽しむなら今是非!

屋号の縁起にあやかろう

 
 ちょっと変わった屋号「一陽来復」さん。その四字熟語の意味は「冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと」らしいです。昨年は忙しかったが、今年はもっとそんな気がしており、結果出したいなー・・・ってな感じで、年の初めの一月中に屋号の縁起にあやかろうと、やってまいりましたー。
 

 
 
 
<全体> 燕三条系 × 味噌出汁の面白さ!有りそうで無さげなユニークさと特製肉迫力が素晴らしい!

 
 配膳の瞬間・・・味噌ラーメンらしくない?。スープ一面に背脂が浮き漂い、色濃いブラウンに岩海苔のブラック。一見、ライトな燕三条系の背脂煮干です。ところが出汁の色合いに赤みがある様子で味噌系とわかる感覚が少し面白いかも。
 

 
 そして背脂に岩海苔が似合いますね。やはりこの店のアイデンティーと申せましょう。その上でチャーシューが縦に中央に聳え立つのに興奮を覚えます。丼の中に肉のフォッサマグナ!。有りそうで無さげなユニークさと特製肉迫力が素晴らしいのです。
 

 
 
 
<出汁> 燕三条系背脂煮干がやや優勢?味噌の風味が背脂の分厚いコクと混じり合って円やか!



 

 背脂煮干と味噌のコラボとは言え、どちらが優勢かと言えば、個人的には前者かと。視覚的な印象は、脳に十分過ぎるほど情報を与え、それにより味覚が支配されているのかもしれません。しかし、背脂のコクは分厚く、そして塩気の輪郭に潜む風合いは煮干醤油というニュアンスに受け止めてしまいます。

 
 ところが、じわじわと中盤以降から特に、味噌らしい風味と発酵感からくる淡い酸味を含む後味が響いてくるじゃないか。赤味噌系の塩気と酸味と、合味噌の甘みが背脂にマッチしたようなイメージでしょうか・・・・。
 

 
 
 
<麺> 札幌味噌系らしいイエロー地肌の中太縮れ麺!ラードでなく背脂が貼り付く面白さ!

 
 ここからが面白い。見栄えは燕三条イメージの背脂煮干だが、麺を引き揚げるとこれが札幌味噌系なのか!と感じるイエロー地肌の中太縮れ麺!。出汁と麺の個性がが、虎と龍の如く味で睨み合う感覚?。この展開は有りそうで無さげと思うのだが・・・。
 

 

 

 ラードも背脂も元は同じ豚とは言え、麺に絡むと印象が違うようです。ラードなら麺の地肌をコーティングするかのように貼り付くところを、背脂の塊が縮れ麺が寄り添う隙間に入り込み引っかかる。もやしやら岩海苔を巻き込もうものなら、一気に背脂を回収して貼り付かせます。奥歯で噛み締めて、背脂の甘みと、麺の反発と啜り心地、そして巻き込んだ具材と一体化した旨さ。
 

 
 
 
<チャーシュー> ソフトな鶏胸肉とレトロでハードな豚バラ肉!質量とも食べ応えありあり!

 
 鶏と豚の2種チャーシューです。鶏は胸肉。フカフカと明るい弾力が楽しく、肉自体は淡白なる滋味って感じですがどんなスープとも相性良し。酒でもビールでも合う肉なので好きなタイプ。
 

 
 一方の豚は、ハードだけどノスタルジックな風合いも醸し出す存在感。周囲は濃ゆく醤油タレが浸透しており、その部分は焦げが生じている。恐らくオーブンされた焦げ目がまた醤油ダレと相まって実に旨いです!。意外とギュッと引き締まっており、噛みごたえを楽しむタイプです。
 

 
 
 
<岩海苔> 味噌出汁にゆっくりゆったりと広がる岩海苔繊維と磯風味!

 
 そこで次の味わいアイテム「岩海苔」が花開く!。乾燥で縮まった岩海苔が、ゆったりと味噌出汁のエキスを含んで何倍かと言うくらいに広がります。大きい海苔花で質がいいやつだね。背脂の円やかさに磯の風味が加わり、燕三条のイメージらしい味わいがここに完成!。嗚呼、この時点で興奮がMAXです。
 

 
 
 
<メンマ> 柔らかく薄味仕上げ!フレッシュさすら感じる短冊タイプ!

 
 薄味系でスリムな材木型?もしくはマッチョな短冊型。とっても柔らかい繊維質で、フレッシュとすら覚えるタイプです。なのでこれは抵抗感なく、つけダレの味わいにフィットします。こんなに太いのにコリコリ感なくしっとり食えると、ちょっとメンマも面白く思えてくる。
 

 
 
 
<味玉> 緩いトロトロ感覚!背脂と味噌に塗れてうまし!甘みを感じるマチュアな旨み!

 
 熟したようなコク深い卵黄の味わいなのだろうとは思っていたが、とても緩い卵黄の仕上がりだったのは読めませんでした。こちらはいかにもトロトロ系で、まるで濃厚ソースのような卵黄です。
 

 
 味噌が染みる燕三条系のスープにはあまり溶かしたくなかったので、この後そのままレンゲで掬ったままでゆっくりと味わいました。やっぱり旨し!。
 

 
 
 
総じまして「濃厚背脂煮干と味噌出汁の絶妙コラボ!この冬限定!楽しむなら今是非!」

 
 ・・・と言う感動の嵐。このメニューは季節限定というより、冬の間だけレギュラーで食えるようです。普段あまり濃厚煮干に馴染みない方に、味噌出汁染みる濃厚背脂煮干を食べていただきたい!。武蔵境駅近!近くに来たら激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。
 
 

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!