ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2361】 日の丸さんじ (東京・稲荷町) 鴨つけそば


<やっと食えたよー、フラれリベンジ完了>


 蠍座の女はちょっとカッコいいけど、蠍座のオッサンは・・・不気味でしつこいだけです。いやね・・・先日「日の丸 さんじ」にわざわざやって来て、物の見事にフラれましたんでリベンジにやってまいりましたよ。ほんと、私自分でも思うのですが、しつこい性格なんです。嫁はんには、くどい……とよく言われる次第。治そうと思ってもなかなかね………。








 この日は、白山でちょっとした用事があって、午後三時回ってようやく終わって、稲荷町まで慌てて駆けつけました。訪問時、先客ゼロでもう閉店準備かなと焦ったのですが、「いらっしゃいませー」と言う軽い出迎えに、心底ホッとしました。あと客も来ずで、ゆったりと過ごさせていただきました。単品メニュー「鴨つけそば」をじっくり堪能させていただきました。












【鴨だしの甘みー最高!野趣と滋味が深く優しい旨味!麺に合う!】


 まだ明るい夕方のニュース番組を眺めながら、やっと食えるという安堵感で眠たくなってきます。思えば今週は辛かった………。そんな私自身へのご褒美が、今回の「鴨つけそば」です。何度もネットで見ていたその一杯が、リアルに運ばれてくると、ちょっとした興奮を覚えます。美しげで、それでいて素朴で野趣溢れる感じがする麺顔一式です。まずは、つけダレから単体で味わうことに。







 一口目から安らぎをおぼえますねー。この何とも言えない甘味を含むコク。野趣が溢れるようなしっかりとした味わいと香りを感じさせる肉。しかし四つ足とは別格のすっきり感がある一方、丸鶏に似た芳醇さと、じっとりとした野趣風味を感じさせるエキス。まさに鴨だけにしか出来ない仕事ぶりを十分に発揮です。醤油ダレの円やかさにも合致して、円やかであるけど濃ゆいといった味わい。しかも塩っぱいイメージがまるでなしという感じです。








 鴨肉のエキス感だけでなく、玉ねぎからにじみ出る野菜の甘味も感じるし、三つ葉の風味も薬味としては最高。スープ割りしなくとも、このままグビグビと飲み干してしまいたいと言う衝動に駆られますが、そこはじっと我慢我慢。







 また、お好みでと言われた山椒の粉が、実に合います。ガラスの麺皿の右上に、粉状で少し備え置かれてますが、さてこれをどのように入れようか・・・。一瞬悩みますが、私は湿ったレンゲの底の部分を押し当てて、粉を吸い付かせて、そのままつけダレへと投入致します。野趣溢れる味わいと、山椒の雅な刺激感が、対極と思えどベストマッチ。つけダレが、一気に華やぎます。これはハマったハマったーーーー。







【蕎麦ライクでもあり、きっぱりとした歯応えありで、鴨出汁相性抜群!】


 この麺は、ここでしか味わえないというオリジナリティ度が強いもの。この褐色の深さ、強さは初めて見たとき度肝を抜かされました。風味の強さと味わいの厚さで、合わせるスープが大変だろうなーと思う。だけど、この鴨出汁との相性は抜群ですね。上述の濃ゆい味わいを見事に受け止めるだけでなく、出汁の風味と麺の風味の渾然一体ぶりはさすがです。







 艶やかな褐色でありつつ、歯応え感は少しハードな感じで、カツカツっとしたような前歯の当たりは痛快。奥歯でプレスしすり潰す際は、風味が溢れる。すすり上げもよくて、喉越しにシルエットをハッキリと感じるタイプ。鴨肉のと一緒に属しても、しっかりと負けない風味を漂わせます。以前は煮干しの醤油清湯と合わせたんだけど、意外に何にでも相性が良い麺かもしれませんね。















【鴨肉の柔らかさ抜群!酒との相性の良さを感じる絶品!玉ねぎ背負った鴨】


 鴨肉が最高の出来栄えです。美味すぎて、「もうこれ以上、泣かせんといてほしいわ」と京極万太郎の如く言葉をこぼしそう。皮は薄く炙り焦げを感じさせつつも、肉は非常に健康的なピンク色。ジューシーな状態をキープで、噛むと肉汁と吸い込んだつけダレが、あふれ出ます。その味わいが美味すぎる。上等の酒でも十分に釣り合う美味さ。たまらん。







 また他の具材が少し面白い。それは玉ねぎ。鴨ねぎとくれば長ネギ何だが、これはこれで工夫があると感じます。玉ねぎの出す甘みが、つけダレにはナチュラルな甘さをプラスすると思うし、また長ネギだとなしえないけど、玉ねぎな大きな具材として役割を果たします。実際、出汁吸った玉ねぎ自体がとても美味かったし!












【割スープ:ブーメラン方式/最後の最後まで鴨を堪能ー】



 最後にスープ割りをお願いしてフィニッシュ。少し味を薄めてくれるだけですが、これを飲んで割る前のオリジナルには、塩気があったんだと後追いで知る感覚。割って淡くしたはずなのに、全然まだまだ味わいは芳醇。鴨の力を出し切った感があり、最後の最後まで、鴨を楽しませてくれます。













 総じまして、「きんちゃん渾身の一杯に酔うカモーーーー、良き週末かな」と言う感覚でして、何だか食って達成感に包まれるような一杯かと。食い終わろうかと言うタイミングで、ご店主から「こちらにお住いの方ですか?」と言われて、いえいえと恐縮。わざわざこの一杯のためにやって参りましたと伝えます。えらく恐縮されてましたけど、この味わいとこの明るい店主なら、やっぱ流行るはココ……^o^。また来るか?・・・・当然是非とも!。だって、まだ炊き込み御飯を頂いてないもの!。いろいろ来るのには画策を要しますが必ず!。ということで・・・・なので詠います!



   食えるカモ
   食えないカモと
   気もそぞろ



   慌てたカモよ
   最後の客カモ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





関連ランキング:ラーメン | 稲荷町駅新御徒町駅上野駅