ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2238】 らーめん とくいち (東京・三鷹) タンメン

 昨年度の決算発表が、相次ぎますねー。ウチなんか厳しい内容になりそうで、しかも、今年度もその回復基調が見込めないという状況。これでは、夏のボーナスが全く期待できません。そういう意識の中、大型連休スタートせんというこの頃です。今年は、近場で適当に流そうと考えていますが、かえって実家に帰省した方が安上がりだったりして。ほっとしそうで憂鬱そうな、連休が始まります。

株は決算発表の直後に買いなさい!

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<定食屋的らーめん店でいい酒もある店>

 ・・・・などと考え遠征などせず、近場でラーメンです。少し間を開けたけどまた「とくいち@三鷹」に来てしまった。最近は、夜の飲み付き合いが多くて翌朝は食えない。そして正午前後は、会議が長引いたり、午後一の会議の事前準備などあって、昼飯食えない。夜になって飲み会もなく解放されると、思わず二郎で一気に1日分のカロリー摂取と意気込むこの頃。しかし、疲れの方が気持ち的には増して、優しいものを駅近でさらりと食いたい気分です。こういう時に本当に重宝するお店でございます。今回は、いつもカウンター席へ誘導したがる女将の裏をかいて、テーブル席に先に座り込んでしまいました。栄養バランスも考えて……タンメン!


 しかし本当にいい店になったもんです、改めて見ても。新築プレハブの仮店舗はキレイだし、紹興酒ではなく日本酒のいいのがある。そこそこつまみがあって、らーめんもしっかりしている。炒め物も旨いようで半チャーハンもよく出ている。ふらっと寄って一杯飲んで飯を食うには、最高の環境になっております。最近、明らかに「中華そば みたか」より出没頻度が高い私です。












【ハズレのない淡麗な塩気!優しい野菜甘み!炒めの香ばしさ!】


 奥の厨房から、「タンメン入ってるんですよー」って会話が微かに聞こえて、げ!こりゃ待つかなと思いきや、サササーっと思いの外早く出てくる。私を驚ろかす登場の仕方であります。さてそのタンメン………ちょっといい五目そばの餡抜きのような、ちょっと大衆系逸脱の上昇レベル感。メニューにないけど八宝菜なども手掛ければ旨いのではと思わせる盛り付けと、その存在感です。







 ちょっとイメージとは違ったんだけど、レンゲで汁をすすると、嗚呼〜〜いつもながらタンメンに感じる包み込むような優しい塩味です。これは、タンメンにしか成し得ない安堵の味わい。人は疲れたらこういう物を求めるのが習性なのかもしれません。とにかく気持ちと舌に染み入る〜〜。塩気の尖りがまるでなし。塩気と旨味が境目ないような雰囲気。淡い鶏豚スープがむき出しのようなのに、野菜の甘みと、炒めの香ばしさで昇華したような味わいは、この日はじめての口にすると、震える美味さであります。空腹は最大の調味料なのかもしれませんが、肉と野菜と、麺から滲み出る炭水化物の甘みの融合体は、もはや無敵ですな。無人島に、二郎とタンメンがあれば事足りるかもしれません。







 このタンメン汁の他の特徴としては、野菜炒めの焦げ風味がないということかな……。あると大衆系で旨いのだけど、キャベツより白菜の印象が残る野菜のためかな。モヤシの汁より上品に感じたりしたのかもしれません。












【相変わらず微妙に芯の部分を感じさせる茹で加減がナイス!】


 これもこれまで散々語ってきた麺と変わりません。標準的細麺のストレート。多加水から低めにニュアンスを傾けたイメージで、練り水の化学反応をほとんど感じさせない、いい質感です。歯応えで明確に感じることはないけど、風味として麺の味わいを感じさせますし、後半には若干スープを吸い込んで、調理麺の楽しさも感じさせてくれます。茹で加減がきっといいんでしょうね。これまで食ってきてハズレがないです。







 前歯では、プツプツと切れ込む明確なキレもあり。奥歯でプレスする時には、クチクチっとやや抵抗しても結局安易に潰れる。そして吸い込んだ汁の吐き出しを淡く感じる。普通の中になかなかの質感を感じます。これくらいが、毎日食うなら疲れないでちょうど良い。












【脱大衆系で大きめのカットで野菜の歯応えを楽しませるタイプ!】


 野菜炒めは、定食屋のというより、ちゃんとした中華店も仕上げ方です。焦げなしは既述ですが、白菜のシャリシャリとした炒めの程度は、青梗菜を彷彿とさせるもの。カットの大きさもタンメンの域を超えているのかもしれません。他に筍も入っているし、中華料理というような雰囲気です。豚のコマ切れにしても、ちょいと分厚さを感じるし、また色合いも妙に美味そう。作りたて、炒めたてのオーラが垂れ流し状態なトッピングです。ということで、大衆的にはめ込み切れない部分があるので、価格と見合って賛否が分かれるかもと、一抹の不安を覚える部分も少しあります。












 総じまして、「定食屋のちょいと上品な質実タンメン」というのが素直な感想でしょうか。タンメン………といえば、西東京エリアでは「はつね@西荻窪」ですが、大衆さを抑えたタンメンとしては、ここも面白いかなと思えます。まだまだタンメン経験値が低い関西オリジナルな私ですが、城南、城東、城北エリアのタンメンをこれからも食い続けて、自分なりのベスト・タンメンを見極めたいと思う次第。ああ、また宿題を自分で作ってしまいました。ということで・・・・なので詠います!



      夜も更けて
      今日も一日
      ご苦労さん



      野菜恋しき
      褒美のタンメン



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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