ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3467】 はつね (東京・西荻窪) タンメン チャーシュー入 〜時代を越えて受け継がれるべき一級品タンメン!

初心に帰ってタンメン食ってみたかった〜
 タンメン砂漠の関西に生まれ育った私が、最初にほれ込んだタンメンがここ「はつね」でございます。二度目の上京で初めて知った麺料理。野菜がこんなに生き生きと食せられるラーメンがあったのかと衝撃を受けたものです。いい加減、この店で他のメニューも食って見たいのだが、どうしてもここでは、タンメンになってしまう〜。なので少し違うこともしてみたくて、今回はチャーシュー入とさせてもらいましょう。
 

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 ちなみに・・・関西出身の私がタンメンにハマった記録は以下の通り。

 
 
 おおよそ平日昼間でないといけないというハードルの高さ。昼飯時を外しても行列のない「はつね」は見たことがありません。今回は、ちょっと健康診断後にフリーな時間を貰っての訪問ですが、平日午後3時半で7名の待ち。客層は見事にばらけてます。基本的には地元の方々なんですが、ご高齢の方も目立ちます。また若いカップルやラーメン女子、男子学生なども結構おられる。意外とサラリーマンが少ないが、それはやはり行列と回転の都合によるんだろう。
 

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 基本的に男性と女性で回しているイメージですが、このタイミングではご店主ワンオペでした。なので片付けとか洗い物、清算など全部切り盛りですが、さすがに調理中はそれい集中でして、電話が鳴ろうとも姿勢は変わりません。そういう時に限っての電話って、中々切らないしつこさがある。調理が終わろうとしたタイミングで鳴りやむという、なんとももどかしさを覚えます。
 
 

 

 
 
限りなく透明に近い薄黄色のスープ!野菜の甘味と何とも言えない塩加減!
 
 私の中ではタンメン専門店に近いイメージなんだけど、客のばらけと同じように、注文もばらける。意外にもやしそばの注文がパラパラとあって、常連さんの中では定番人気なのかもしれません。先に配膳されたのを見てたら実に旨そう。ひとそれぞれですが、親の仇のようにコショウふりまくってましたが、コショウそばと名前を変えてもいいんじゃないかと、内心ほくそ笑んでおりました。次回はそれかな・・・・・(もやしそば)。なんて感じてたところで、先客の調理ロットと合わさり案外早く配膳さえたのがこの麺顔です。
 

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 おおお!見ようによっては湖に浮かぶ古城のようないでたち。透明なスープの上で付きた立てたチャーシューの壁が、実にきめ細かい繊維質を感じさせ、妙な懐かしさを感じさせます。それにしてもスープの透明度はハンパない。肉の隙間からのぞく野菜は、キャベツの量が多いためか、明るい薄緑色が印象的で、優しい色合いだけがこの丼の中にはあるのです。旨そう。
 

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 まずスープをレンゲですくってみるが、本当は少し霞んでいるんだけど、野菜の色が移ったかのような淡い黄色か薄黄緑がさしたよう。透明感が高いために、スマホの写真撮影でピントがなかなか合いません。浮いたキャベツにフォーカスして何とか収めましたが、店構えの大衆さとは実に裏腹な美しさです。
 

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 実にあっさりとした風合い。その優しい味わいから、動物系のエキスは豚と鶏の両方なのだろうが、なんとなく豚寄りな優しい落ち着きを感じます。そして塩気はとてもマイルドで、野菜の汁が結びついたような円やかさ。塩気を追いかけて味わいつくすと、塩味が旨味と区別がつかなくなる・・・・と言う感じです。中でもキャベツの出汁は分かりやすい。甘いし馴染み深い味だし。細かいニンジンのカットも沁みているものの、明るさではキャベツが上ですね。また甘味の成分としては、後半に麺から吐き出される風味があると思われます。食べ勧めていくとゆっくりと甘味を増す味風景を楽しむのも一興です。
 

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密度低めでおとなしめなストレート麺!汁を吸い込むところががいいね!
 
 本当にあっさり味に寄り添うような麺です。タンメンという大衆素朴さ溢れるメニューにあって、ボコボコとしたフォルムはタンメンたる矜持を感じます。そして色合いは白くかん水を感じさせず、密度感が低いために汁をバクバクと吸いこみがち。エキスと麺のグルテンの融合は早く、咀嚼の前か同時に甘みを感じるみたいです。
 

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 風味を楽しむ麺もいいけど、汁を吸い込んだ一体感を楽しむ麺も素晴らしいもんです。吸い込んだエキスは健康的とすら感じるために、食っている罪悪感がとても低い。なので遠慮なくズビビビビビボボボボボーーっと勢いよく啜りあげたら、隣のラーメン女子に気味悪がられた・・・(反省)。時々モヤシが紛れ込んだりするのもいい歯ごたえ。クチリとザクリの同時進行か和音のような歯ごたえで、空腹が急速に満たされてゆく喜びも味わいの一部か・・・。
 

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野菜の甘味を噛みしめる・・・もやしとキャベツは天才だ
 
 チャーシューを少し剥がして箸に寄せてみましょう。タンメンの命「野菜」をまずは味わいましょう。炒めのようで軽く煮られたような野菜は、エキスを急速にベーススープに吐き出しますが、そうなり切る前の旨みを楽しもう。あの淡白極まりないモヤシがこんなにも温まった甘味があったとは!。改めて感慨深し。殆どスープの味染みなんですがね。それに対してキャベツは実に主張します。甘味がキャベツなのか、キャベツが甘味そのものなのか。今や日本を代表する野菜というプレゼンスすら覚えます。タンメンとは、野菜を楽しく効率よく食えるすばらしい麺料理!
 

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懐かしさ感じるロース肉チャーシュー!ほんのり醤油っぽさ+αがあって旨い
 
 原点回帰の町中華チャーシューここにあり!。ラーメン界の風景でこの5年一番変わったのはチャーシュー。低温調理万歳な感じが続きますが、煮豚タイプのチャーシューの旨さは原点回帰の目鱗落ちな旨さです。脂肪分がとても少ないロース肉。それ故に肉自体の本当の旨さをマスキングなくダイレクトに楽しめる。どこから噛みしめても容易く切れる。スポンジのように噛むとエキスを吐き出すが、その肉味の中に出汁とタレと薬味の・・・・・混然一体となった旨味が染みわたります。気のせいかも知れませんが、薬味の一部に生姜の風味の一旦を感じたような気がしたんだが。これが妙に心の琴線に触れて旨く感じました。
 

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総じまして「時代を越えて受け継がれるべきタンメンの一級品!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。こんなに大衆的な一杯を、どこをどう切っても美しさを感じるところが凄いの一言。最近はジャンキーなタンメンもよく現れますが、基本の型が美点なタンメンです。これはまた食いたい。いつまでも食いたい。オレはいったいいつになったら、この店でタンメン以外を食えるのだろうか・・・・今のところ不明。そんな惚れぬいた一心で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 
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