今、社内はフレッシャーズで埋め尽くされています。新入社員は丁度今は集合研修の佳境らしく、少しづつ慣れてきているようでもあり、まだ正式部署に配属前ということで、緊張感もあり、複雑な心境だと思います。彼ら彼女らを見ていて、当時自分もいろいろと恥ずかしい失敗を積み重ねてきましたが、一番最初の失敗は何か・・・と思い返してみました。恐らく一番最初の失敗は、新人の集合研修中にあった「昼食のフライング」であったかと。
研修場になったビルには食堂が入っていて、安く食えるので重宝してたんですが、非常に混雑するのが面倒だったんです。食事を受け取ってもそのままテーブルが空くのを待つという状態。そんなある研修後半の午前中のワークが、早く終わったものだから早めに休憩をとっていいことになった。早めに休憩が取れるなら、早めに昼飯食ってもいいじゃん!と短絡的に考えて、就業時間中に喜んで食堂へいったら、ちょうど教育担当に出くわしてしまって、ひどく注意を受けたという顛末だったと記憶。まったく学生気分そのものです。ほかにも、火気使用禁止の独身寮ですき焼きパーティーしてたら、コンロの真上に火災センサーがあって見つかったりもした。これは怒られたねーーー寮長に。だって警報がなるんだもの。これは始末書を書かされた。
いろいろあってもその後がんばれば何とでもなる。今年のフレッシャーズに期待であります。
- 作者: 岩瀬大輔
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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<静かなJAZZが流れて落ち着くワンタン麺>
・・・・などといろいろ昔を思い出したある日、夕方の蒲田駅をぷらぷら。外出直帰と洒落込みます。蒲田は本当にいい店が多くて迷うのだけど、意外と未訪問の「麺バカ息子」へでも足を伸ばそうかとも思ったのだけど、ここのところ二郎の影響か胃が少し重い。重いのだけど腹が減ると言う矛盾を抱えます。ということで、ブックマークを紐解いて探し当てたのが一駅移動先の「中華soba いそべ」さん。東急多摩川線矢口渡駅から、改札出て3秒で着きます。こういう駅近もポイント高し。
入店すると手前に製麺室。奥へ行くと落ち着いたカウンターが伸びます。清潔感と大人らしい落ち着いた空間が気持ち良い。BGMは、定番中の定番だが、静かにJAZZが流れる感じ。地元の壮年夫婦がカウンター隅で揃って静かにすするのが、和みの象徴のようでもあります。お冷が運ばれて胃薬を飲もうとするが、水がうまかったりする。カウンターに置かれているレンゲの揃え具合などを見ると、結構几帳面なご店主かも。それは仕事にも表れているようでもありました。
【塩ダレ以上に柔らかい白醤油!鶏豚と煮干しのバランスも最高!】
配膳の瞬間でもう「美味いに決まってる」と思わせる迫力みたいなものを感じます。いや、完成美というやつか。その麺顔はまさに美顔でして、スープの透明度、麺の色白さ、ワンタンのゴージャスさに、チャーシューとメンマの質実さ、そしてトータルにバランス取れた配置など、非の打ち所がありません。もはやオーラ垂れ流し状態。
スープの鶏系の油の浮きが宝石みたい!そんなことを思いつつレンゲで啜る私は下品と思えるほど卑屈に思えてしまいます。さてその味わいはと言うと、しなやかであり円やかな味わい。一見塩系と見えがちですが、白醤油のなせる技。塩気の尖りが一切ない反面、薄味でもなく、しつこくもない。鶏豚の煮出しが丁寧なのだと深く思わせてくれる逸品です。
しかもほのかに甘みがあり、食して行くうちにくせになる。あとを引く。魚介の使い方が絶妙と思われ、鶏豚を邪魔しないように寄り添う一体感が見事!まさにハイバランスのスープ感覚です。
意外とゆずと糸唐辛子は、あまり主張せず大人しいニュアンス。最後は青ネギがかなり浮かんで、飲み干しながらザクザクと奥歯で潰して完飲した次第!
【美しすぎる白い地肌!ゆったりしたアルデンテ感覚が堪らん!】
麺がまた上品! 加水はやや高めと言う感じですが、とっても綺麗なストレートと色白さが印象的。箸でリフトすると光沢感が再認識されます。口当たりが異様に軽くて汁の持ち上げもなかなか。すすり上げて、内頬と喉越しを駆け抜けるシルエット感がたまりません。
また、茹で加減がニクいほどピントが合っている!ハッキリ言ってアルデンテなのだが、パツパツだと全体感を壊すように心配になるところを、軽い感じのアルデンテに仕上げております。耐熱度もそこそこあるため、最後まで一定したアルデンテ感覚を楽しめます。
同時に密度感もちょっとある。前歯での千切りはヌツヌツとしながらも、グルテンの風合いも淡く放つ。奥歯ではヌチ!と一気にプレスすると潰れるのだけど、スープの味気も含んだ炭水化物感覚が美味しくてなりません。大盛り100円アップ! すごいお得かも!
【王道の二種ワンタン!非の打ち所なし!】
トッピングに一切の妥協なし!さすがは八雲の威厳も影に感じます。エビワンタン二個と肉ワンタン二個のにこにこワンタン! エビワンタンは、プリッとしたホールのエビの歯ごたえも与えつつ、プリプリしたすり身餡が薄い塩味でメチャメチャ旨し! 肉ワンタンは、生姜を感じさせないのに、シンプルな肉味と塩気、そして粗い粒の歯応えが魅了的です。皮は、透明感あって肉厚のもの。煮崩れせず、むしろスープを吸い取っては、高速に滑り抜けて行きます。嗚呼最高レベルのワンタンなり!
チャーシューは二種。鶏と豚もの胸とももか? これは贅沢オーディナリーと言うか、伝統的と言うか、弾けないけど確実に旨さへと引き込む定番の旨さですな。薄味をスープを浸して食う。そして素材の味わいが楽しめる喜び。少しだけでも二種あるところが切なくもあり、お上品でもあります。
メンマまでもが上質! 極太材木メンマが二本で堂々としたもの。繊維がきめ細かくて薄味。とっても柔らかい一方で、シャクリと小気味好く容易に千切れるところが快感! これで酒を流し込むのがたまらなく好き!
総じまして、「君は薔薇より美しい・・・・そんなワンタン麺!」と言う感想でしょうか。見栄えも味も(薔薇食ったことないが)。いや〜久しぶりにいい店を開拓したと言う感覚。食後のなんたる優越感。美しいものを食べ続けるだけの人生に憧れるわー。その一方で二郎も捨てがたいのだが、人間とは矛盾をどうしても抱え込む生き物みたいです。花冷えも緩んで春もさて本番か。仕事も人生もこれからが本番である。なんてね〜〜。ということで・・・・なので詠います!
上着脱ぎ
ゆったり気分に
誘われて
穏やかスープ
春の海なり
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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