徹夜が続いて身体が持たない今日この頃。仕事というか身体というか、精神的に差し支えてきそう。なので、代休というか素晴らしい仕組みを、数年ぶりに使わせていただきました。平日の朝に「あ!寝坊した」と慌てて起床する午前8時。休みだったと胸を撫で下ろすのが、これって強迫観念が染み付いているようで、自分でも怖くなったりします。
さて、こう言う時、その日一日中死ぬほど寝てやろうと思うのですが、そうはいきませんね。平日の午前中は、家事の真っ最中の時間帯でして、まあ私の身体がその障害物となってしまう。本当に私はどうしようもない凡人。やることないと言う理由で、やっぱりラ活に出かけることになった始末。本当は、食欲もそうでないのにね。
平日か〜。少し考えて、いっちょハードル高い店に行っとくか!と奮起して今回は、宿題の弁天町「としおか」に突撃してみました。ほんとアホです。しんどいのに。しっかし、さらにアホで考えが甘かった〜。開店30前に一巡目を狙ってみたものの、行列17番目に接続ー。(T_T)。妙に風も強い日陰の中、都合一時間半弱並ぶことになりました。なんだか、休みになっとらんがな。
【じっとり豚骨に溶け込んだ塩気!辛薬味と生姜の香味も油で弾けてナイス!】
あの高田馬場の名店「べんてん」の元従業員の方の一人営業スタイル。だから時間がかかるのは仕方のないところですね。しかも、厨房を見ていると無駄を感じさせなくとも丁寧な仕事ぶりも伺えますし、回転云々はファンとしては受け止める範囲。店内目新しい厨房設備が初々しさを感じさせますが、店奥の方に静かに鎮座する製麺機は、やはりプレゼンスを感じさせますね〜。 麺釜に生産分だけ麺をドバドバと投入し、キッチンタイマーなど不在で感で茹で上げのタイミングを計っている背中も格好良さを感じます。何といっても興奮の瞬間は、配膳間近の熱し油を落とす瞬間。生姜の刻みに辛味をのせて、上からジュジュっと油を落として香味と味わいを一気に昇華させるところは、食べ手の気分も引き連れて昇華させるような思いで見つめます。そして静かに配膳と相成ります。
厨房から配膳のほんの時間の隙間で、スープ表面に脂の膜が発生。コラーゲンの豊富な溶け込みの証拠ですね〜。さっさと味わうとこれがさすがに塩豚骨かと感じるほどに、じっとりとエキスの溶け込みを感じます。そして塩気のいい塩梅といった程度から少し濃ゆめのカエシ感がひろがる印象。食べ応えを感じそして、ぐいぐいと引き込む魔力のようなものを感じます。そしてどんどんと啜り上げていくと、徐々に生姜の焦げたような繊細な苦味フレーバーが後追いしてやってくる。そして辛薬味の溶け込みが時間経過と共に深まってゆくので、これまた、食欲に第二段階にスイッチが入ってしまうようなフィーリング。
動物感だけでもなく、表に出て来にくいけど、魚介の安定感も少しあったりして、想像していたよりも複雑。しかし、大衆的なのか上品なのかわからないような、すっきりと分かりやすい味の構成が素晴らしく、レンゲが止まらないような感覚です。これはいいわ〜・・・外で長い時間待っていて少し冷えた体には、染み入るような温もりと旨みが実にありがたい。
【実に質感と弾力感、それにツルツル感が品良くなった感じ〜〜!】
言わずと知れた自家製麺。加水が高い中太麺で、これが実に馴染みのある旨さを奏でます。ぶりぶり・もちもちっていう感じもあるのですが、そう派手でもなく、身の詰まったような質感が高いような印象。なので思ったよりも反発が低めで、ヌチヌチとしたような奥歯のプレス感覚。一方前歯では、この反発感が功を奏してスパスパととてもリズミカルにちぎれることができて快感を誘います。時間の経過とともに汁の吸い込みはそう高いわけでもなく、柔らかさ・しなやかさは、前後であまり差がないかも。
特にスベりの感覚が素晴らしく、最初の口当たりが非常によいね〜。そのため少しスープが口について張り付くような思いもするのだけど。持ち上げるというより、貼り付かせて引き上げるような絡み方と感じて、するする〜とスベりの感覚が非常によいです。べんてんでの記憶では、麺がとても多すぎて苦労したこともあり、並サイズで今回は抑えめにしたけれど、これなら中盛でも余裕で食えたと思えてなりません・・・。
【肩ロース肉の味わいがシンプル塩気なのに芳醇に感じる】
肩ロース肉が実に好み。赤身の部分がスポンジのようにすら思えて、柔らかくてスパスパと切れ込みやすく、そして大きくて分厚い。先客はチャーシュー追加で対応しておられたのが記憶にのこっており、私も追加をしなかったことを悔やむかも。一度全体をスープに沈めて、スープを吸わせて食ったけど、やはり旨いね〜。肉自体がシンプルな塩中心の味わいだったから、肉の旨さもスープの旨さも喧嘩することなく、いいかんじで一体感ある味わい。これは飯よりも、ビールのともにして食いたい次第だが、平日午前中からビールを飲んでバチがあたらんかと心配するのでやめときました。器が小さい男は、ビールどころか大盛りを食えないのだけど。
【メンマ自身も甘みをほのかに含んでうまし!】
メンマが実にメンマらしいメンマだ(日本語としておかしいけど)。色合いとかサイズとか、歯ごたえ感などオーディナリーさ満点なんだけど、味わいが塩気控えめでメンマ本来の味わいが味わい深い。それにタレの味つけがとてもよく、塩気が旨い具合に抜けている。そこに甘みがほんのりと加わったような印象で、これまたビールによく合うはず!少し辛味をふって食ってみたい気がするね〜。日常的なパーツなのに、どこか品がよいので全体のイメージアップにも貢献していると思えます。
総じまして、「ネオ・べんてんスピリッツ!伝統と進化」と言う感じでしょうか。確かに魂引き継いだ感はありますが、いい感じで微妙に上品というか、雰囲気の違いもあって楽しい一杯! これは、すぐにでも次の訪問機会を模索してしまいそう。この行列さえなければね〜。さりとて、みな同じ思いか? 食い終わって出てきたら、さらに行列は伸びておりました。なので詠います!
空高く
秋風涼し
弁天町
局所で暑い
ラヲタの熱気
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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