ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2044】 麺小屋 てち (川崎・武蔵新城) みそばせぞば


 所用があって久しぶりに午後休をいただきました。こんな時しか食えないものを食いましょう!と言うことで、JR南武線武蔵新城」という駅に降り立ちます。久しぶりの平日遠征〜。心の中で長らくブックマークして放置していた「麺小屋 てち」さんへと伺います。ご店主修行先の名店「くり山」もまだ未訪問なんですが、先にお弟子さんの方から。なぜなら、ここの「みそまぜそば」がとても気になりましたので! こう見えて、かなり「汁なし系」は食ってきている方なんですが、味噌の汁なし系は、初めてなんじゃないかな……。期待は高まるばかり。








 訪問時が、お昼のピークタイム過ぎだったから、一番混雑していて店前に4名の待ちに連結。客層は地元の方たちばかりみたいで、すでにいつものお店的な感じで、和やかに会話して待ちます。一人営業で大変なんだから・・・なんて感じで、店の事情もよくご存知の様子。そして、新店舗らしく綺麗で白い内装も清潔感にあふれます。着席できたのは、20分程度待った後だったかな、着席して目の前の調味入れセットや、爪楊枝入れをさわったりして遊んで暇つぶし。それに飽きたら高台の奥を覗き込むように、調理の風景を眺めて過ごしました。まぜそばは、私だけだったらしく、前後の他客4名さんラーメンの調理の後で一番最後の配膳。しかし・・・・一番最初に食べ終えて店を出るという爆食いの早さは、われながらいつも恥ずかしいですな(笑)。


  











まぜそばに味噌ダレがこれほど合うとは!甘めの味噌に辛さが寄り添うバランス感!】


 配膳が後回しになったもんだから、申し訳なさそうに配膳を受けますがドンマイですよ。その麺顔は・・・とても優しい見栄えのひき肉がたっぷりで、ハンドメイド感が溢れるばかりでなく、紫たまねぎの微塵が色気と上品さを保って、どこかしらコンテンポラリーなまぜそば感をたたえます。見栄えは間違いなく合格。ではではタレはどんな感じか〜と丼のそこをタグってみたけど、完璧に麺に絡まりきってまさしく汁なし!といった感じ。ただ・・・最後に投入された辣油はその片鱗くらいは視認することができたかも。








 さて味わいはというと、これが「甘さ」と「からさ」のハイブリッド。バランスが良いというより、味がお互い寄り添いきった一体感というものを感じますね。まずベースの味噌がとっても優しい風味! 醸造感が強くていかにも味噌!というのも捨て難いけど、白味噌でもない甘い感じの風味は、ノスタルジー以前に斬新さを感じます。どうやら麦味噌?というカテゴリーらしいのですが、詳しいことは良くわかりません。ただ、甘ったるくなく、ナチュラルな風味としての甘みがとてもしなやかに広がる感じが崇高感を高めます。







 そのナチュラル甘みの次に、ほのかに香る花椒のジリジリ感。パンチ力はなく、ほとんど風味程度の存在感。その次に辣油を中心としたチリっとした感覚が味のボディ感を引き締めます。一味系の唐辛子感も若干あるけど、味噌の風味の影響範囲を超えません。しっとりとした優しさの中に、ときどきやんちゃな辛さが騒ぐという程度の辛さです。む〜・・・・このフィーリングなら、どんな炭水化物にも合いそうです!


  











【つけ麺でも十分に通用するハードなもっちり感覚!味噌の緩いペースト感で滑るヌメる快感!】


 麺がまた、実にしっかりとした中太多加水麺で、美しいまでのストレートが見ていて気持ち良いほど。密度感がやや高めで歯ごたえがしっかりしているけれど、固いというほどでもなし。前歯で千切るタイミングでは、刺さり込むようでありながら、千切れる瞬間にはプツリと弾けるような感覚が脳裏に残る。そして奥歯へと運び込むと、プレスの際にはクッシリと鮮やかな反発感があって気持ち良いです。麺自体にも風味が強くて、グルテンの風味も味噌ダレを通して感じられるかも。








 また、ベースの味噌ダレがとても緩いペースト感をたたえまして、存分に麺の地肌い張り付いています。なのですすり上げるタッチはとてもナチュラルで、見栄えよりもかなりスルスルと軽いタッチ。ヌメり方が明るいとでもいいましょうか・・・。ともかくいくらでもすすれる。ときどき薬味のフライドニンニクが、引っかかったりしますけど、それもすすりのアクセントと感じられてこれまたナイスです。












【挽肉の多さと質感がかなりよろしい!野菜とフライドガーリックでボリューム感あり!】


 豚ひき肉がとても大粒で柔らかい。そして分量も多くてお得感あり!麺をよくよくかき回しても、全体に絡んでも、余るひき肉。これは・・・最後に〆の白飯投入が楽しみでなりません。味わいも味噌によく馴染むのは当然のことながら、粒が柔らかいのがとても印象的。オーバーに言うならふわふわなひき肉感が嬉しい。








 そこに野菜(もやし)がも絡みつき、汁の優しさが全体に染み渡る。紫たまねぎの微塵のフレッシュな感じも、ひき肉の粒によく合わさるし、食感的にもフワフワ&シャキシャキという感覚が広がってとても楽しいです。そうそう、フライドガーリックも歯ごたえの一部なんだよな〜。今思い出すといろいろとカオスな歯ごたえだったっけ。












【追い飯サービスが嬉しい〜〜!!】


 最後に、少しばかりのご飯がサービスされます。これは申告制。ラーメンの場合は、追加飯60円らしいんだけど、まぜそばは量は違うとは言えサービス。台湾まぜそばが浸透していらい、こういうの普通にサーブされるようになりましたね〜。丼を高台に返して、リターンを受けるというシステム。やはり睨んだ通り・・・・この味噌仕立てのひき肉は、白飯に最高に合います!











 総じまして、「優しく品質感が高いガッツリまぜそば!」と言う感覚で、これは女性にもオススメ! ご夫婦、カップルで一緒にいただくというのはいかがでしょうか? 男性には、「ジャンク好き」「ジャンク大好き」と言うみそまぜそば専用トッピングもあるようですし。今は、一人営業で大変そうですが、是非とも流行って、さらに繁盛されることを期待します。それにしても、丁寧な仕事をいただいたのもあるけど、こうも味噌系が旨いと、もう季節は秋冬にすっぽりと覆われてゆくのがわかりますね。腹から知る季節感。なので詠います!



   コク深く
   優しく強い
   味噌だれの



   旨さに秋の
   移ろいを知る



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  




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