ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3979】 『 』(無銘) (東京・神田) 塩らーめん 〜トリュフオイル掛け〜 大盛 具だくさん 〜まさに創作力は年数経っても健在!益々迫力ます洋風濃厚塩ダレ鶏白湯旨し!

5年ぶりに無性に食いたくて!・・・神田の看板のないラーメン店へ行ってみたよ
 

https://youtu.be/gj-UoXqMRGY

 

 所用で神田にて昼飯。5年前くらい前、神田界隈、少しは私の飲食ホームグラウンドってやつでして、いろいろラーメン屋も開拓したし、飲み会(プチ会)も結構やったものです。そんな当時ひっそりとオープンしたのが、ここ「『 』(無銘)」さんでして、当時はレビュー以外でも少しだけ食いに通った印象的な店。なんたって屋号がない/看板がない店である上に、イタリアン出身の方が洋風で創作的ラーメンをいきなり提供というスタンスでしたからね・・・。インパクトありましたよ。
 

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 でも正直続くかなぁ〜って、当時は心配だったんです。ですが久しぶりに訪問してみると、ちゃんと人も入って2人体制。しかも当時と劣らぬ盛況ぶり。JRガード下とは言え、駅から少し歩くし周辺は閑散としている環境を考えると、かなりの客吸引力を備えているものと思われます。これぞ軌道に乗ったという感じだね。何より何より!。今回は一番好きだった「塩らーめん」を大盛で。更に気分が乗ってたので「具だくさん」と言う、所謂「特製」盛りにしてみました!
 

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<全体> 「具だくさん」仕様にしてみると、グループシェアのサラダみたいな迫力になるよ!
 
 入店するとまた一つ思い出すことがある・・・それは接客丁寧さ。私の知ってる5年前より、一段とその丁寧さが「更に分厚く」なっているじゃないか(笑)。良いこと良いこと!。紙エプロンをこんな丁重に勧められたのは久しぶりです。そんな陽気とハートフル接客に気分がホットになったところで、お待ちかねの一杯が配膳されました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!斜め上から見るとまるでサラダボール!宴会コースで人数分まとめてシェアするサラダかとも思える迫力!。しかし真上から見るとしっかりスープに浸っており、創作系洋風ラーメンたる独特なプレゼンスじゃないですか!。当時と変わらぬ・・・トリュフオイルの香りにフライドエシャロットの香ばしさが、湯気にのって鼻孔をくすぐる。また辛ネギっぽいトッピングは初体験で、ネギ好きとしては妙にワクワクしてしまうじゃないか!。
 

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<スープ> 塩系と言うよりも・・・塩鶏白湯!トリュフオイルや揚げエシャロットで正しく洋風拉麺!!
 
 たまらずひとクチすすりますと・・・おおお!久しぶりじゃがしっかりと覚えているぞ!。これは塩ラーメンとあるが、感覚的には塩鶏白湯!ベジポタを彷彿とさせるしっとり仕上がりで、濃ゆいめな塩気が円やかでレンゲが止まらんのです。そうポタージュのような舌ざわりで、微妙な細かいザラツキは芋類でも溶けているのかと錯覚してしまうほど。それでいて鶏コラーゲン感じさせるけど、そんなに重くないのです。
 

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 いや?本当は重いスープなのかも・・・・。券売機に貼られたウンチクでは「ベースのスープはかなり薄いですので・・・」ってあるが、ふんだんなトッピング野菜がスープの熱にしなってきて、それえらと一体となって食うから重く感じさせない仕掛けかも??。またトリュフオイルがとても芳しいので、それがより食欲を増すようで、重く感じさせないのかもしれませんね。
 

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 また大量に振りかけられた揚げエシャロットがいい仕事してる!。一般のラーメンで言うと、焦がしネギがスープに染みて甘味を出す現状と同じだが、これは「香りが気高い?」のと「微妙な歯応え」がスープに溶けても細かく残るのが気持ち良い。さすが良くできた一杯だこと!。
 
 

 

 
 
<麺> キッパリさと滑らかさ!なぜかフィットチーネを思わせる平型太麺風味と汁相性良し!
 
 こんなに個性的で薄いのか重厚な困惑する・・・そのスープを受け止めるのは、平型太麺。ややウネリを持ちますが、スープとの相性がよく、食っていくうちにフィットチーネを食っているのかと錯覚しそうになるほは私だけでしょうか。序盤あたりは、クッシリした歯応えに風味を感じるところが素晴らしく、芯がなくなったばかりというタイミングですごく旨し。前歯で千切る時からグルテンの風味を熱風のように鼻孔で感じだし、奥歯で潰すときはスープとの一体感がしっかりと伝わる旨さで堪能ですよ。
 

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 これが中盤あたりから、よりスープパスタをイメージしやすくなるようです。汁をゆっくり吸い始めて風味より味わいが深くなってゆくし、また平行してモノゴシがしなやかさが出てくる。そのため汁との一体感・・・つまり汁持ち上げが強くなり、スープとパスタ感に拍車がかかる味風景です。
 

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 これは並盛と大盛で券売機のボタンが別ですが、表示された料金は同じ!。迷わず大盛チョイスにすべきです。もう途中から、野菜と絡ませて食らったり、麺に海苔巻いてみたり、辛ネギにも混ぜて食らったりとごちゃごちゃにして最後まで食いまくってやりましたー。嗚呼痛快!。
 

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<具だくさん①> 香味野菜:ふんだんなる盛りと清涼感溢れる食感が最高!
 
 野菜大盛と言って、ほぼモヤシ・・・というあの感覚とは無縁です(爆)。完璧なる野菜たちでしかも贅沢!。レタスとキャベツは当たり前として、ベビーリーフ・ルックコラなどがふんだんに投入され、お得感がありあり!。こういうところ流石に元イタリアンが手掛ける一杯というセンスあるよね。そこにトリュフオイルやら、揚げエシャロットが降りかかり、フツーにサラダとして確立している仕上げ。これはいくらでも食いたいよ!。
 

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<具だくさん②> 辛トマネギ:これは面白い!スープに溶けて薬味にも!アラビアータ風辛ネギ!。
 
 辛ネギ大好きなもので興奮を覚えます。そして馴染んだ記憶の味を思い描きながら食い進めますが、一口目からちょっと面白かった。一味系?唐辛子の絡みネギの味わいとは少し違っており、こんなところにも洋風の味わいが響くの?。これは後から知ったんですが、アラビアータ風に仕上げた辛ネギだったのだ!。スゲー・・・あのちょっと変わった風味はトマトの酸味だったのか!。
 

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 またこいつがいい仕事をしてくれました。食っていくうちに全体が攪拌されて・・・その辛いアラビア―タ風の辛味がスープ全体に溶けてゆく!。絶妙な味変化を起こし、その一体感がすばらしい!。アラビアータ風にしたのは、スープに溶けたあとのことを計算に入れてるんでしょうねー。素晴らしい!。
 
 

 

 
 
<具だくさん③> チャーシュー:トロトロフワフワ~な豚バラ肉!美しさの中に塩気に溶ける甘味!
 
 大判な豚バラ肉が3枚投入されておりました。これがまたトロトロに蕩けそうな煮豚でして、味付けはあっさり。だけどその薄味にはバラの脂肪あたりからくる甘味が溶けだしており、辛ネギの塩気にベストマッチ。野菜の下になってて分かりにくいが、ほっとする色合いしてるし、並べ方も美しい!。これで野菜巻いたり、麺を巻き付けたりして一気に食ってしまいました。
 

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 嗚呼・・・これだけ具材だけで楽しめるなら、夜に来てビールと一緒にやるのがいい店かも。近年、働き方改革もあってすっかり夜のラーメン活動機会が減ったけど、何かあった時には夜の『 』(無銘)に飛び込んでみたい。
 

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<味玉にハズレなし> 塩ダレドレッシングが浸透したようなちょっと面白い旨さ!
 
 「具だくさん(特製)」の王道!味玉もしっかりと付いておりました。ちょっといつもいろんな店で遭遇する味玉と違うように思えるのは、色合いの薄さと仄かさ。塩味玉の風合いとすぐわかりすが、浸した出汁も少し工夫があるのか・・・塩ダレもどこか垢抜けたような洋風さありか??。しっとりした卵黄の湯で加減には十分に出汁浸透を感じてネットリとした状態。そして出汁というより塩気のいい塩梅に、玉子本来味が溶けているような一体感で、これもまた酒と合わせても面白いような味わいでした。嗚呼、いろんな味玉がある!今日もやっぱりハズレなしだ!。
 

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総じまして「まさに創作力は年数経っても健在!益々迫力ます洋風濃厚塩ダレ鶏白湯旨し!」
 
 ・・・と言う感動!。ちょっと再訪問までに「ブランク」ありましたがこれは「機会損失」と言うべきか。メニュー変更もなくぶれずに提供しつづけ、地元定着感ありありという感じ。ラーメン競争激しい中、このロケーションでは立派です!。これは激しく今後も応援だし、激しく誰にも自信を持ってオススメ!。うまし!そんな応援と今後の益々の発展を期待しながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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