ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2001】 京都千丸 しゃかりき (京都・千本丸太町) らーめん・B まろとん


 故郷に帰って友人との飲み会。ちょっと時間があまりなく、平日であったけれども快く集まってくれて感謝。毎回話すことは同じようなことばかりなんだけど、なんだかいつも盛り上がるのは何故なんでしょうね。やはり、思い出を共有している仲間というのは、ありがたく、大切なものなのであるとしみじみと考える次第です。













【深夜営業が嬉しい!飲んでヘロヘロ・・・歌って喉ガラガラ・・・・ラーメンもとめブラブラ・・・・】


 しかしいつも反省するところは、ベロベロに酔い潰れる寸前まで、飲み続けるということ・・・。いくつになっても反省の色がありません(笑)。この夜も結局夜遅くまで飲んで歌ってしまった次第ですが、そのまま帰ればよいものを、わざわざタクシーにのってラーメン屋巡りですよ。こういうときに、酔っていてもどこの店が営業しているなどという情報は明確なわけで、今回選んだところは「しゃかりき」さん。個人的には実に5年ぶりの訪問になります。


  





 それにしても・・・バスや電車の時間が過ぎても、人の入りはすごい。店内待ちが発生しているような状態。深夜にラーメンと唐揚げセットとビールをがっつり!というツワモノもパラパラ。確か、以前のこの店の印象は、もっと雑然としていたような記憶ですが、改装とコンセプトの再設定が功を奏しているような感覚です。私は確か前回は濃厚な「つけそば」をいただいた記憶だったので、今回は汁そば系で定番の「らーめん」とさせていただきました。因みにつれ(ラー友)は、担々まぜそば。私もそれにしようとしたのですが、個別に「麻辣にレベルアプしてくれへん?」と頼んだところ「つけそばだけ対応可能」とことだったので、急遽変更しました。つれは、せっかく同じもんを食おうと思ったのにと少々不満顔ではありましたが・・・。


  











【鶏白湯かと思うほどにシルキーな豚骨出汁!魚介の濃厚風味と醤油カエシのキッチリとしたエッジングがナイス!】


 さてこちらのらーめん(汁系)は、必ず注文すると「AかB」の選択をせまられるようです。以前こんなのなかったはず。要するに、豚骨スープと鶏煮干しスープの配合の比重を聞いているとのことなので、Wスープの出来具合に自信があるのでしょう。豚骨・鶏・煮干しが色濃くブレンドされた複雑系なスタイルです。スタフのお姉さんに伺うと「Bの方があっさりですよ」と伺ったので素直に従う。

 配膳されたそれは、いや〜なかなかのスープの質感!680円にしては迫力あるスープです。割とあっさりなはずなんですが、細かい泡立ちがありありな、どこかスムージーなスープ感覚。豚骨スープよりも鶏白湯醤油といった見栄えですな。そんな見た目でイメージを膨らませつつ味わいだすと、これがまた意外な出だしとなっとります。最初に感じるのは、「煮干し感覚」。鶏煮干しの比重が高いという情報にはマッチしているのだけど、最初に煮干しを鼻孔を駆け抜けるように感じて、味わいが本格化しだすと、徐々に動物系のコクを分厚く感じるという順列で味わいだしました。






 動物系の味わいとしては、豚骨というより鶏白湯かと思うほどにシルキー。しかし、豚骨のコクもなかなかである上に、醤油ダレの主張も実はしっかりとしている。カエシが意外に聞いているので、締まりがある味わいとなっとりますな。京都では、「背脂醤油」か「濃厚鶏白湯」が今ではすっかりイメージになっておりますが、鶏煮干し系がしっかり根付いているとは、これは意外でした。







 因みに、となりのラー友は、「担々まぜそば、うまいわ〜」とつぶやいておりました。地声がデカくて通るタイプな上に、酔っておるから、ただの文句言いのおっさんみたいでしたが(笑)、めずらしく、ばくばくと私の食うペースにあわせてくれました(私、食べるのが早すぎて困る人なんです)。





  






【一本一本がハキハキとしているようなストレート細麺!スパッとした切れ味も併せ持ちナイス!】


 麺も良い印象!美しい正方形がしなやかに伸びるストレート細麺。茹でタイミングもバッチリなようで、まるで一本一本がハキハキとしているような、淡い歯ごたえを醸し出します。多加水の中のやや低めなレンジ。潰しこみすぎず、かといって密度感も感じさせるような「乾いたようなグルテン感覚」がよいですね〜。前歯をあてて千切るときの感覚は、まさにスパスパと小気味よく千切れます。啜り上げも口元から内頬、そして舌触りにおいても、スルスルとほどよい衣擦れのような心地よい抵抗感がいいね。奥歯のプレスにおいても、クチクチと淡白に潰れる部分と、プツリプツリと間をおいて潰れるような部分と入り混じるような感覚。濃厚なスープを纏っているだけに、スープの味わいがグルテンの結びついて味わいが深いといった感覚です。













【このチャーシューはお得感ありあり!この質感で通常の2.5倍のボリュームはあり!】


 実は、このトッピングでコスパの良さがピカイチと判断しました。京都らしい青ネギの薬味盛り付けの大胆さも見逃せませんが、やはり圧巻はチャーシューです。ナチュラルなピンク色したロース肉でしょうか、繊維の解け具合と周囲の脂身のまろやかさが実に柔らかくて、薄味を聞かせて肉本来の味わいを感じさせるタイプです。しかも分厚いな〜・・・・と感じ入っていたら、たまたまなのか!? その下からまた同じサイズ?いや少し大きめのサイズが出てきて、これは嬉しい限り!感動していると、また小さいかけらが埋没していて・・・見た目以上の充実感!これ間違いじゃなかったら相当に素晴らしい!






 さらにメンマの材木ぶりも見逃せません。しっかりとした極太タイプでして、繊維質が細かくて柔らか。味わいは薄味が深く染みこんでいて、プレミアムなビールで程よくつまみたいような仕上がり感です。こいつも質感が良かったな・・・・。







 総じまして、「静まり返った古都の深夜に罪深いほどに旨しな一杯!」といったところでしょうか? やってはいけない・・・・深夜にスープまで飲み干すというラーメン完食をしてしまいました。帰りは、酔いが引かない状態でタクシーを拾い、狭い車内で二人してでかい声で、京都のラーメンはどうのこうのとラーメン談義。運転手さん、うるさかったと思うけどごめんちゃい。「適当にどこでもおろしてくれ」と言われるとまじめな運転手さんならちょっと困るよね。毎年、いい加減大人にならねばと思って数十年が経ち、大人になる前にオッさんになっていしまいました。あしからず。なので詠います!




   酔いどれの
   おっさん二人
   ヘロヘロと



   深夜の古都で
   雄叫びらーめん




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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京都 2015年 09 月号 [雑誌]

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