ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1993】 野郎ラーメン 西武新宿駅前店 (東京・新宿) 汁なし豚野郎・カタメ


 会社と仕事が変わって、まだ数ヶ月しか経ってないのに、その新鮮さから遠に現実問題にさらされております。ハッキリ言って疲労しております。夏バテもあってかいつも寝不足な感じですし、やっぱりタバコ吸ってても不安のシミュレーションを重ねてしまうばかり。息を抜いた気がしません。いかんね〜〜。やる気がなくなっているもを自覚してしまう。夕方、外出先の新宿で、帰社するのも億劫になって先に早めの晩飯を食らうこととしました。もう、遠征する気力もなく、いつでもその気になれば食える店「野郎ラーメン」さんに行ってみることとしました。













【歌舞伎町近隣の胃袋ってな感覚の、気が休まる妙な落ち着き感がいいね】


 本当に雑多なエリアに飲食店が連なっておりますね。大手チェーンの飯屋やら、ファーストフード。コンビニも当然何件もありますし、そしてラーメンも。その中で、比較的閑散としていそうな野郎ラーメンですが、それは気のせいで、奥の見えないカウンターには、ぎっちりと先客が入っておりました。店内は雑然としていながら、どこか清潔なところもありまして印象的には良いです。また手すきのスタフが担当関係なく素早くオーダー等をとりにきてくれるので、これもまたナイス。「麺のカタさはいかがなさいますか?」と聞かれて思わず「カタメで」と答えます。・・・てっきり、その後でコールの確認などあると思い込んでたら、そのまま調理が進み、いきなり配膳が完了。ここってこういうシステムなですかね・・・・。


  











【なんと、ヤサイが香ばしい!と思えば「炒めヤサイ」なのね!ある意味、新鮮〜!】


 本当はヤサイマシとかやりたかったのに・・・・と少々思いを引きずっていざ対麺すると、おやおや!めっさ香ばしいヤサイの香り。ヤサイ炒めのそれでして、色合いもいつもの茹であげの白さとは違う、もやしの褐色さが全然違います。よくよく視認すると部分的に焦げているのを発見して、「やや!ここのヤサイは炒めか!」と初めて合点が行く。どうりで、奥の厨房で鍋をガチャガチャやっていた音が響いていたが、仕込みか何かの準備と思いきや、この為の音だったわけだわ。

 しかも単に炒めていたわけではなく、これはタレと同じなのか?炒めにタレか出汁を効かせた印象がありますね。それがまた炒めで香ばしくさせている要因!。もやしの甘みとよく合います!いやいや、実はもやしを掘り起こすと、それなりにキャベツの根に近い部分がパラパラと出てくるので、この甘みかもしれません。

 巷の二郎系インスパイアと少し脚色を変えて施した感があるヤサイですが、これはこれでアリであることは確かですね。ただ、生粋のジロリアン御中にとっては、ここをどうとらえるかは微妙かも。ともあれ、仮にヤサイ単品でもうまいことだけは確か。













【タレが結構シッカリした醤油感覚!そしてやや味醂?が顔を出すかのような甘み】


 ヤサイに見とれてしまってすっかりタレのチェックが後回しになりましたが、実はこちらも二郎と言うより、かなり醤油の主張を前に押し出してくるタイプです。ラードや背脂が混じって乳化というセンスは、ないですな。しかし、醤油系のカエシからなるキッパリとしたエッジングはさすがで、味の薄まりという心配を微塵も感じさせることはありません。






 しかも、カエシの奥に、実は甘みを感じさせるぞ。ここでも味醂のような甘みを後味に感じてしまう。カエシのキッパリさの陰に隠れているけれど、なかなかな芳醇さを構える甘みじゃないか!さらに、豚骨エキスと化合しあって、味醂の陰を隠してしまうような刹那をただよわす。極め付けは・・・卵黄のまったりさ。こいつが止めを刺します。

 この感覚も、巷の二郎系インスパイアと少し脚色を変えた感があります。これはこれでアリ。二郎系インスパイア系も、新たな潮流を放つということかな?












【随分とスリムじゃないか!・・・麺の話】


 二郎系インスパイアの流れからはみ出てるなと確信したのは、麺に至った段階です。ヤサイ→タレ→麺ときて、この半歩ずらしが続けば本流から外れているか? でも、これはこれでアリ!守破離というやつですかね・・・・(そういう屋号の店もありますが)。

 細いという印象が決定的です。直径やインスパイア系でもややそういう趣向も感じるところもありますが、細さ以外にも風合いもまた別ものです。グルテンの質が別の系譜を感じさせます。しかし、このタレ、このヤサイ、などパーツと絡めて鑑みますと調和がとれとる次第でして、本音はうまい。やや歯で突き立つようにして千切った後は、粉風合は皆無なものの、タレとの絡みを感じる水分多めな炭水化物を味わってうまし!奥歯で潰した印象は、見た目よりも優しい。ここがまたプレスのときのクチリとした感動を高めますかな・・・・。













【ブロック状の繊維質主体のやわらか肉!カエシが深く染み込む】


 一口サイズのブロック。ロース系の肉。割と深くタレの味わいが染み込んでいて、辛いめの味わいが印象的。まぜそばトッピングというより、お酒のアテの方が似合うかもという感じ。しかし、柔らかさは極上で、筋繊維にそってほぐれては、前歯で容易にちぎれ、奥歯で数回咀嚼すれば唾液が溢れ出て、うましの瞬間か。はっきり言って、うまいのは確かだけど、麺よりも、酒で食いたい感覚。














 総じまして、「亜流Jインスパイア系といった独自性と香ばしさが印象的!」な一杯というところでしょうか。あえて亜流……、炒め野菜とスリムな中太麺の感覚が、どうも定義からずれた気がいたしますので、そんなかんそうです。 しかし、どうせなら「野郎系」と言い切ってしまえばいいじゃんと思えるほどの成立は、十分に感じるところ。最近急に勢力拡大してきたのもわかるかも。なので近くにあれば足が向くかもな〜〜なんて思ってます。それはそうと、キャラクターのオヤジですが、片手はパンツの中にハッキリと突っ込んでいるのね……。それはどうかとf^_^;)。なので詠います!



   夏バテを
   感じで食らう
   二郎系?



   体力落ちても
   脂肪は落ちぬ



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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