ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1977】 椿華亭 目黒権之助坂店 (東京・目黒) 汁無し担々麺 +生ビール

 旗の台で食い逃してさまよってしまった、とある平日。この日も朝昼とオフィス内で忙しく、カップ麺1杯だけの摂取で1日が終わろうとしていました。そんなの、生きてる気がしない! そろそろ、汁なし担々麺候補店リストも底が見えてきた感があるけど、帰り道で一番近いリスト候補店を探したところ、今回は「椿華亭」さんに決着した次第。


  











【店:心配は無用だった・・・夜はカップルもやって来る、本格中華食堂!】


 本当はもっと気になって早くに訪問する気だった。だけど、タイミングが合わないのもあるが、私個人的には、いつもガランと空いているような感覚で、味わいと客入りが比例してるのか?と無意識で感じていたわけね・・・・。それでも実際に夜に訪問してみたところ、結構客入りがいい感じなんですね・・・・。隣のかっこいい白人男性も、青い目をしながら、オリエンタルな濃ゆい醤系の味わいを楽しんでおられるし、また今夜は気取らない晩飯!という感じのカップルもちらほらと・・・。意外に定着化しているのですね・・・・。これは失礼!


  













【タレ:非芝麻醤系の王道的な漆黒の圧倒感!】


 入店したら意外にいい店っぽいので、1日が少し救われたような気持ちがしますが、しかし、実際に配膳されるともっと救われた気にならせてくれます。かなりの存在感。深い色合いと透明感ある麺のコントラストも、実に旨そうなのです。








<本格中華系の醤でコク深く味付けするタイプ!辣油も混じるが、コク甘くうましうまし!>

 ま、本格派大衆的中華食堂のお手本のような、汁なし系です。パーツ的には、いつも食ってる汁なし担々麺と変わりはないのですが、どこかしら異国情緒とか、独特なオーラの垂れ流しも感じます。レンゲで固形物を隅に追いやって、丼の底の滞留物を確認すると、暗がりなのもあって、挽肉と同じ色合いにやや赤みがさしたような「肉汁感覚」。まずはすくって味わい出すと、いつも食っているタレとは別ベクトルの中華系醤の甘いコクが広がります。しかし、決して甘ったるい感じはなく、辣油の引き締め感がしっかりと舌の上に残るという感覚です。これは、ご飯でも酒でもどちらでも合う!特に紹興酒との相性の良さを感じますな。メニューを慌てて探したけど、ビールをすでに追加で頼んであったのを忘れてしまってた。


<後追いで挽肉自体の旨味汁が加速する!?>

 挽肉の合間から、赤い唐辛子の欠片がアクセントを効かせますな。後から辛味の反撃をくらいそうでしたが、実のところは徐々に挽肉の旨みが染み渡るのでありました。ますます、酒か飯が欲しくなる。そして挽肉に封じられていた、仄かな中華系胡椒の味わい、唐辛子感がふわりと出てくる感覚。タレで挽肉エキスを味わうのでありました。












【麺:半生麺のごとく!本格的なハードさ感じる大陸的なニュアンス!】


 独特の風貌した平打ち麺。しっかりと中華麺なのですが、どこかしらフォーを彷彿とする見栄え。歯応えは真逆の密度感覚なんですが。








<平打ち半透明!シッカリと歯応えあり、どっか大陸的!?>

 挽肉の下から抉り出すように箸でリフト。クッキリとした平打ちの形状が目に飛び込んできたと思えば、その質感はどこかしら半透明。クリアーな地肌を意識し出すと逆にマットな白い麺のように感じる。そんな思わせぶりで弄ぶようながらも、やっぱり大衆系な馴染みを覚える。何とも不思議な初対面でした。気を取り直して混ぜると、一気に漆黒のタレに染まり抜く。濃ゆい褐色に染まった姿は、どこかしら大陸系な存在感です。

 歯応えはハードそのもの。芯を感じるというより、麺全体が、遊びの少ない本質歯応えなのだとすぐに認識します。くっつりくっつりくっつり・・・、前歯の千切りが鮮やかと感じるではありませぬか!続いて奥歯のプレスは、クニクニクニクニ〜、と乾麺の如しか!







<ゴワゴワ縮れがトッピングを絡めまくる!>

 その上、軽い縮れが美しい〜〜。コシが強い上に、ウェービィなもんで、挽肉と青ネギを絡めまくって、持ち上げまくって、それはもう咀嚼して旨しな麺です。啜り上げも抵抗感少なめでいい感じがしそうなんですが、ハネるとシミが抜けにくそうなタレなので、そこはあえて、塊をはぐはぐと食う次第。本音は紙エプロンをもらって、ズボぼぼゔぉゔぉゔぉゔぉゔぉ〜〜っと啜りあげたかったのかもしれません。













【具:挽肉の存在だけで生ビールが進む!】


 ひとえに・・・・挽肉の存在感だけで圧倒という感じですね。それによく見ると、辛さの他にもタレがかかっているの??


<挽肉が色黒でドヤ顔してるみたいな存在感>

 近年、汁系ではレアチャーシューなど当たり前になってきておりますが、こういった深い色合いで味が濃ゆいという主張もなかなか斬新と感じます。一周回って良さを知るというか・・・なかなかのプレゼンスを感じます。まさに「ドヤ顔」。実際味わうと、辛さを主張するところか、肉と醤の甘みがまったりとしていてナイスです。くどいようだが、紹興酒を欲してやまない・・・・。昨今のコンテンポラリーな汁無し担々麺は、柔らかい肉で、あとは辣油と山椒でシャープに切れ込むタイプが多い中で、この挽肉は古風。しかし王道と言った感じで、挽肉の中の高倉健さんのようであります。噛みしめれば噛みしめるほど、味わい深いかと。

 しかしよくよく見てみると、軽く挽肉の上に別のタレがかかっているのね・・・・。玉ねぎの甘さも滲んだような赤みがかったソース感。それが青ネギと補色関係にあって、妙に鮮やかにも感じ取れるけど、美味けりゃそれでよしですな。







<青ネギともやしのザクザク感が豊富で嬉しすぎる!>

 最後に、青ネギ!割と少なめに見えそうだけど、いやいやどうして!厚みあるふかふかに盛り込んでおります。ナチュラルな苦味がまたいい感じ! 汁無し担々麺には上品な青ネギは必要ないか? ワイルドなネギなら、ニラのリリーフとしても使えるしね〜。

 またもやしの存在がとてもナイス!濃ゆい味付けの中では、オアシス的な存在であり、またザクザク感が歯ごたえをカサ増ししてくれて、食べ応え演出感がバッチリナイス!







総じまして、「目黒で穴場なる本格中華系担々!」と言うそのままの感想でごめんちゃい! いや〜、正直目の前を通るばかりで、いつも人っけが少なかった店だったから心配をしとったんですよ。なんとなく美味そうなので、気になってね・・・・・。でもこの味わいレベルならそれは老婆心でした。権之助坂はいろいろラーメングルメなポイントなので、店選びにも苦慮しますが、これならココを目指してまたこれくっても良いかと! 担々麺だけでも11種類! さすが本物の中華屋ですね! また食いにきます! なので詠います!





   ヘロヘロに
   なって下るは
   権之助



   本格中華の
   エキスで復活




お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





関連ランキング:中華料理 | 目黒駅

目黒本 (エイムック 2980)

目黒本 (エイムック 2980)