ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1975】 食堂 七彩 (東京・都立家政) 汁無担々麺


 先日に、ちょっとヘビーな家族サービスをさせてもらって、体中が痛くてたまりません。しかも息子の学校の友達を引き連れて、少し気を使ったのもあってボロボロな朝。日曜日は、好きにさせてと、一人気持ち良く外出させていただきました。冒頭から感謝で詠いたくなる気分ですが、最近ゲットした汁なし担々麺情報を確かめに、都立家政にまでやってまいりました。都立家政と言えば、「七彩」ですね。もう東京駅でも食えなくなったのが寂しいところですが、少しクルマを飛ばせば遠い距離でもないので、快晴の中わざわざやってまいりました。開店前から・・・あらら、相当の行列なのね・・・・。


  











【店:明るくて混まない車両のような、落ち着き感とザワッと感がいいね】


ちょっと有名店で食う場合、ある程度目的意識持った客層が集まるのか、いい感じで神経の集中ありながらもマッタリとする。そんなリラックス感覚がいいね〜〜。本読んだり新聞やスマホを眺めたり。時には、途中に来客のカップルの会話がこの静けさをかき乱したりするのですが。なんとなく、ここ都立家政駅までやってきた車両の中の、平和と雑然とした感覚に気分がリンクしたりして、嗚呼、今日は休日なのだと妙な実感あったりして、いい気分。(恋人同士というのは、何をしていても楽しいんだね〜、食っても声を掛け合いながら和気あいあい!)


  











【タレ:酸味の主体性を感じさせる痺辛マイルド酸っぱぁ〜な新感覚!】


 調理場がよく見える座席でして、ひときわ大きい丼が準備されまして、てっきりお隣の大きな男性が注文した大盛り対応かと思ってたら、意外にそれが私のオーダー物。並盛りという普通サイズで小さく見えるかもしれませんが、さにあらず。器がでかすぎるので、ご参考まで。








<辛い・痺れる・香ばしい・・・・・そして酸っぱい!という新世界>

 見栄えは期待通りの辛さ主体と思われる辣油レッドが支配的!ところどころ、器に張り付く粉に山椒の存在が確認できますし、白胡麻のちらし具合からして、ほのかに感じさせる香ばしさは見て取れます。丼だけでなく、レンゲもデカイ。そのデカレンゲを救ってまずは味わい確認をすることに・・・。

 辛痺れる〜・・・と想像通りの展開だと安堵。そうしたところに、ふぉあふぉあ〜ぶわり〜っと今度は「酸味」が広がってきます。香味程度ねと感じていたら、どんどん酸味が分厚くなっていく。しかしまろやかな風合いで美味さの範囲。そうしているうちに、ナッツのカリカリ香ばしいところや、白胡麻のカスったような脂感がほのかに感じ取れます。もうあとは夢中で食い続ける。

 気がついたときには、もう「酸味を追い求め」ていた次第。中華系に酸味があっても何の不思議もないのだけれど、酢辣湯があるわけでもなく、中華っぽいメニューが担々麺一本というところでこの味わいは、明確なメッセージ性を感じますな。「七彩」の汁無担々麺は、少し酸味をプラスさせて食欲を加速させるようです。


<後から段々と甘みの融合感が嬉しくなる>

 しかし、勘違いしそうになるけど、このタレは相当に芝麻醤がしかっかりとしていることも確か!食べ進めるほどに、辣さの中の酸味をカバーするように練りゴマのコクを感じさせます。それが、またドギツクなくていい塩梅。こんなに、いろいろな味わいの方向性が封じ込まれつつ、一体化しているとは、ちょっと唸るかもね。腹減ったときに、ガツガツバクバク食うタイプとは違う、ハイセンスさが先行しますかな・・・・。いや、すこし参ったかもこの味わい!













【麺:お得意「喜多方太麺」ではなく・・・・「稲庭細麺」ではないか!】


 まさか、湯釜に投じられた乾麺の束が、こちらに回ってくるとは思いませんでした。なんとこちらの汁無担々麺の麺は、「稲庭中華そば」でありました。







<なんと!稲庭中華そば!!これほどシルキーな汁なし系は他になし!!>

 これがまた、「シルキー」そのものだったりします。これほど気持ちよく抵抗感なくすすれる汁無し担々麺は、他に見たことがありません。ゆえにちょっと崇高な担々タレを巻き込んで一緒に啜り上げている感覚。汁そば気分ですすろう!ハネが気になりますから、遠慮なく大判の紙ふきんをもらって首元に押し込んで・・・。麺自体の風味がどうのこうのは、タレの感じで霧散してしまいますが、稲庭系を食っている感覚だけは頭の中で冴えますので、そのギャップ 感を楽しみながら、黙々と啜るのみ。







<女性の細腕のような淡さはかなさを感じさせるつも、最後はハリを感じさせる歯ごたえ>

 歯ごたえは、想像通りに淡い。ただし頼りなくはなく、儚い楽しさがある感覚。細くて滑らかなところの束になったところを前歯でプレスするとぷつぷつぷつぷつぷつぷつ・・・・と和やかに切れ込む。奥歯で潰すときは呆気ないかと思いきや、意外に弾力を醸し出すところがあり。そこに挽肉の弾力やらが絡み合って、歯ごたえとしては面白い風景が頭の中に広がります。













【具:挽肉以外は、みなタレの調味料的な影の存在感存!】


 挽肉がレンジで温められて、チンという音が、そろそろ完成だよという合図にも聞こえますね。


<全てが一体感の挽肉系ペースト感!といった纏まりのある一杯>

 挽肉は、醤油ダレや胡椒系の味わいがやや深く浸み込んだ感覚。肉汁もキープ感があって、歯ごたえとしは優しく、粒も大きめなので食べ応えもありあり。しかしそれ以外は、すべて薬味のような存在感。それでいいと思う。稲庭麺なのもあって、変なゴツゴツ感がないほうが、全体としてのまとまりがあると思いますし。ゴマ、ネギ、山椒、ナッツ等・・・みな影の貢献者です。












 総じまして、「2段3段の創作意欲を感じる担々麺!」という感覚で斬新な一杯かと!好みは分かれそうですが、私はアリ!と判断させていただきましょうぞ! もともと七彩では「担々麺」のイメージがなかった上に、今回の個性的な意欲作は深く印象に残ってしまったかも。本来ならば白飯投入でざざっとさらえたいところだが、これなら麺の方を優先させて胃袋に詰め込みたい気にさせます。しかも、こちらの瓶ビールは、サッポロ赤星ですからな。クルマで来ちゃいかんのだったのが唯一の反省点かと。また来ると思いますので楽しみはとっておきます。なので詠います!



   休日で
   梅雨の晴れ間に
   涼風の



   漂う朝に
   痺辛汗かき



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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