ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4019】 らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得らーめん + ヱビスビール小瓶 〜Discover MATAOMA!TONKOTSUGYOKAI! 10年超えても支持される旨さ!

流行にとらわれず・・・三鷹で押さえておくべき店「文蔵」
 

 


らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得らーめん + ヱビスビール小瓶 〜ラーメン食べて詠います

 

 2000年代は拉麺的には「豚骨魚介」黄金期。「六厘舎」をはじめ「とみ田」など、今や大看板の店が急躍進して、一気にはびこるように広がった味わい。それが豚魚と呼ばれ、「またおま系」として揶揄されるほどになりましたよね。ちょうどその時期に三鷹で開店したのがここ「文蔵」でして、妻の実家が多摩エリアにあったことから、出張タイミングを狙っては訪問した覚えが色濃いです。
 

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 三鷹の拉麺事情としては2010年が「江ぐち」閉店と言う事件あり。その後、あっという間に、魂引き継ぎ「中華そば みたか」が誕生。私が三鷹・武蔵野エリアのラーメンに固執するきっかけとなりました。
 

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 そして2020年になり、状況は更に変化が加速!。「麺屋 さくら井」を筆頭に、「向日葵」「健やか」「すず喜」「山もと」他いろいろ出店ラッシュ!。最近では「すず喜」の夜のブランド「すず鬼」がTVで紹介されたのもあって人気爆発中ですよ・・・。更に近日中に、「くじら食堂」が進出の予定とあって、この先このエリアはどうなるのかと楽しみでなりません。そんな中、一時期の三鷹エリアのラーメンを牽引した「らーめん文蔵」さんにやってまいりました。
 
 

 

 
 
<酒> ヱビスビール小瓶:拉麺店でちょうど良いサイズ!かなり良い本格苦味の旨味!
 とってもお若くて初々しいしかったご店主夫婦は、今でもフレッシュな雰囲気ありありで、その一方で少し貫禄も滲み出てますよ。今やメディアやランキング系には露出度が低くなりましたものの・・・本来的な人気ラーメン店のプレゼンスを獲得って感じです。ビールを飲みながらしみじみ〜と、自分のこれまでと重ね合わせて味わいました。
 

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 最近、休日拉麺活動にビールを欠かせない体質になってますが、正直言ってビールは腹が膨れて、ラーメンが最近しんどくなってるかも。小瓶サイズでいいものを味わいたいって時は、やっぱりヱビスです。しっかりと洗浄清潔保たれた小サイズのコップは冷やされており、無為な泡立ちもなく美しく注がれてゆきます。味わうとやっぱりずしりとした麦芽の苦味とホップの清涼感が素晴らしい・・・実力のある瓶ビールって感じですね。因みに、黒ヱビスの小瓶も異様に旨い!。飲むなら「麺尊Rage@西荻窪」でどうぞ。
 

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<全体> 濃ゆいカフェオレカラーで明るい豚骨魚介の風合い!ザラつき感じさせる魚介先行のアプローチ感覚!

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 土曜日だけ 10:40AM 開店。ここがポイントで常連タイムでございます。この時間帯でピンポイントで拉麺食いに来るのは、他には私のようなラーメンヲタクくらいなもの。店内の妙な親近感と連帯感に包まれながら、配膳を受けたのがこの麺顔です!。
 

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 おおお!優しいようで濃厚さ感じる旨さの迫力!オイリーと共に魚介のカケラが漂う中で、豚骨魚介特有のクリーミーさも淡く溶け込むような味わい説得力!。見慣れたまたおま風景のはずが・・・妙に今回は新鮮にも感じるではないか。もう一度ビールで軽く喉を湿らした後、空腹感に任せて一気に食らいつく興奮が今まさにMAX!。
 

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<スープ> 王道の「またおま豚魚」の中でも文蔵らしいオイリー感と粗魚介感が秀逸!

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 東京では、ニボニボ濃厚煮干がプレゼンスを確立するまでは、煮干といえばやはり甘味が主体だったような認識。10年前と同じ味わいかは不明ですが、またおま系も少しづつ変化と進化を続けているかもしれません。基本的には記憶に深い豚骨魚介の甘味系。豚骨エキスのコクをベースとして、煮干の甘味が前面にでたような味風景には変わりません。しかしここで文蔵の特徴としては、結構それ以上に魚介が表に出てくること。スープをすすり続けて行くと、丼の内側に結構煮干の跡が付いてゆきます。
 

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 しかもスープに漂う魚介成分は、割とざらつきを感じせるもので、これがしっかりと旨味を伝えるように舌と麺に貼りつき、そして絡むようです。もはや甘いのと香ばしいのが一体化した魚介感。それなのに甘ったるくは感じさせない引き際の良さ。ここには醤油ダレの貢献を感じますが、塩気が少し含まれてこその甘味と旨さといった味風景です。
 

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 意外にオイリーな序盤も見逃せませんね。ラード系の香味油を使っているかは不明ですが、豚骨の土台もしっかりしていることは確か!。口の周りに貼りつくようなコラーゲン感はないですが、それでもしっかりと食べ応えを感じさせてくれる動物感もありありです。そこに溶け出した海苔の風味も、また一周回って新しく感じられ、ライスにも合いそうな風合いも残します。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:分かりやすいツルツルモチモチ感!中太ストレートフォルムが膨れて丸麺のようなシルエット!

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 相変わらず自家製麺。店の奥に製麺機があって、バイトや従業員も雇わず小さいながらも気を抜かない自営方針。人気店でも店を広げない朴訥さがいいですね。そんな精神を映したかのように、気取らず、素朴で、気さくな明るさを感じる中太ストレート麺です。豚骨魚介の黄金コンビともいえる多加水麺。モチモチプリプリとした食感と、ツルツルと光輝くような地肌でツルツルと滑りが良いのも特徴です。
 

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 私が食うのが早いのもあって、あまり汁を吸い込むと言う印象は今回は薄かったかと。ライトなようで濃密なスープが濡れるだけといった印象。スープのざらつき感は麺を啜ってあまり感じられず、本当にスルスルと抵抗感ありません。前歯でぷつりとちぎり、奥歯へ運んで潰す。風味というより汁と一体化した甘味が印象的。中太麺でもしなやかなので、麺と麺とがまとまりやすく、そこで汁持ち上げも良いところもありましょう。
 

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 また麺を海苔と合わせたり、青菜やメンマと合わせて食うにも楽しいタイプ。明確なプリモチ感覚が、他トッピングの違った歯応えと風味と混じると、これまた楽しいもんです。海苔ましにすると、襟巻き上に広げてくれるので、インスタ映えにも良いかも!。
 

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<チャーシュー> ハードなパウンドケーキの歯応え!丁寧な煮豚系肩ロース肉がナイス!

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 王道の煮豚タイプ。肩ロースで脂身も適度に差して旨いです。当然肉繊維にそって崩れるように柔らかく食えるタイプ。脂身も良いが赤身部分も旨いです。元の肉味というより、このスキマに豚骨魚介スープがよく入り込むようで、スポンジのように旨味が滲み出るのが印象的。その歯応えたるや・・・パウンドケーキのように柔らかいのが嬉しい旨さです。
 

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 これだったら肉を別皿追加して、ビールと合わせても旨そうかも。しかし肉ましがここではメニュー表にないので、対応可能か確認必要ですな。因みにこちら前金制。対応不可ならメンマだったらやってくれそうです。
 

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<味変化> GABAN七味唐辛子でうっすらとパンチを与えてみた

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 味変化もいい感じ。酢は油そばとつけ麺に。ブラックペッパーは油そばに。七味唐辛子は汁系向けでしょうか。ひとふりで十分です。出過ぎる傾向あり。やはり魚介の甘味主体ですから、七味程度の辛さは欲しくなるかも。慣れてしまてそうでなくとも、食欲は加速しますから、個人的にはオススメかと!。
 

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ギャバン 七味唐辛子 100g×2缶

ギャバン 七味唐辛子 100g×2缶

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<他具材> まるでメンマが汁を吸い込むよう・・・妙にご飯ものを欲する旨さ!

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 またここのメンマもいい出来です。それ自体の味と風味も良いし、また歯切れも良く繊維質も柔らかい。印象的なのは、メンマがまるで汁に濡れると豚骨魚介を吸い込んだかのようにも見えること。実際に味わってもスープとコラボした味わいが実に旨いので、白飯があったら上に乗せて食らいたいほどですわー。
 

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<味玉にハズレなし!> じっくり深く浸透した味わいには仄かな魚介の甘味!卵黄は更に濃く甘く!

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 味玉も旨いのね。割ってみると白身が深く均一に出汁浸透した感が分かると思います。そして深いオレンジ色した卵黄はねっとりとした状態。これを食らうと濃密な旨さで口の中がいっぱいになります。出汁の旨さが卵黄のコクと一体化して、まるで熟成したような感覚。とても甘味を感じさせるもので、しかもこの甘さにも微かに魚介の甘味が香るといった感覚。これは深い旨さですよ〜。追加は激しくオススメ!。嗚呼、やっぱり今回も味玉にはハズレがないなと確信でございます。
 

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総じまして「Discover MATAOMA!TONKOTSUGYOKAI! 10年超えても支持される旨さ!」
 
 ・・・という感動!。最近になって、またおま系・豚骨魚介系は、「MIX系」と呼び方も変わりつつありますが、また新たな確立感とプレゼンスを感じる次第。一周回って斬新というより、じわじわと進化し続けて来たようなニュアンスも感じますので注目ジャンルかと!。三鷹界隈は今後も更に拉麺的発展を遂げそうですが、老舗になりつつあるこちらもお忘れなく!激しくオススメ!。そんな応援と今後の更なる発展を期待しつつ・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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