腹が減って、疲れが極まると、体が震えてくるほどにヘタるね・・・。決してブラック会社ではないのだが、グレーな部門にいるので仕方なく業務に没頭することになります。しかし最近はもう若くないのだなと痛感いたしますね〜。以前なら平気なぶっこみ業務も、身体がついてこない。今日も、個人的にもキリをつけたいと、ある業務に飯も食わず邁進しておったのですが、夕方近くにもなるとへたり切って業務どころではなくなってしまいました。全く、老いたもんだ。比較的早めに退社しました。
でもこういう時に限って、帰っても食事がないのだよな・・・。近場でラ活すでもすっか。という気分で、麺尊RAGEの営業を確認するためにtwitter をチェックすると「辛煮干しそば」なるスペシャルメニューの告知があるではないか!これは捨て置けません!!ヘタる身体を引きづるように訪問いたしました。
【店:ジェンダーフリーで和む気楽さ、そして清潔感ある白基調】
最初は違和感感じた奥まった店舗。今風のBGMと若者好きそうな開放感。オヤジな私でも和みを覚えるのに時間がかかりません。白基調の壁がきっといい感じを与えてるんだろうな。白って車のボディカラーでも老若男女誰でも溶け込みやすいもん。座った途端に気がほぐれて注文を通すことすら忘れてしまったけど(疲れがひどい)、辛煮干しが売り切れでなかったことに一層ホッとしてしまい、待つ間、数分間だけ眠りに落ちてたかもしれません。しかし、食うと一気に眼が覚める仕掛けでありました!
【スープ:一気にエスニック風に振り切った辛煮干し!個性のせめぎ合いが楽しい!】
これまでに何度も食った「煮干しそば」が、少し唐辛子か何かで辛さを効かせているのだろう・・・、と思って配膳されたそれは、色合いからして予想外! なんと、ややオレンジ色めいた煮干しのエキス感! トッピングのパクチーが無ければ、何系かも分からなかったかも。想像をはるかに超えた、「エスニック煮干し」でありました。へへへ・・・、エスニックなら得意。最近まで、タイ系ラーメンにハマりまくって、トムヤムクンラーメンばかり食ってましたからね〜。じっくりと、エスニック風味と、煮干しのコラボレーションを楽しませていただきましたよ。^_^
このカラーリングが全てを物語っている感じです。スープ表面の泡立ちとか濁り具合は、定番「煮干しそば」と全く同じ感じで、煮干しの香ばしさすら見て取れます。しかしこのオレンジ感がなんとも言えん・・・・。味わってみると、たしかにパクチーが滲んだようなエスニック感ありあり。しかし、それからの辛さが唐辛子系のジリジリっと来る感じで、分厚い辛さ。でも、中華にある唐辛子とも、また和風の唐辛子感でもないのだな・・・・・。これは、タイ料理店に行けばテーブルセットに必ず置いてある「クルワンプルーン」にある唐辛子スパシスの辛さとジワリ感、しびれ感だよ!と心の中で叫びます。微妙に違うんですよ、同じ唐辛子でも。シャープな感じがよりする辛さですし、また分厚い辛さなので、すすると体調などが悪いとムセて咳き込みそうになる感覚。これに、仮にナンプラーでも投入したならば、かなりエスニックへ方向転換するはず。ベースの煮干しそばスープが、かなり東南アジア方向に振れている煮干しスープです。それでも、完全にエスニックに変貌していないのは、やはり、煮干し感のしっかりした落ち着きがあってのことかな・・・。
<それでも伝わる焼干しの香ばしさ!煮干の後味>
とまあ前半は辛味のエスニック攻撃に支配されるのです。これは後で帰り際に告知看板で知ったのですが、味にニンニクを忍ばせてあるようで、この点もキリリと辛さにエッジが立った仕掛けのようです。そんな一杯でしたが、麺を食いつくして、最後に残ったスープを平らげると、辛さにも慣れてきたのもあってかベースの煮干し出汁がふんわりと香りますね〜。特に焼き干しの香ばしさ、そしてやっぱり醤油系だったんだという素性が表れるといった感じです。単に辛いだけの一杯じゃなかったところも嬉しいポイント。
【麺:エスニックの中でも和の落ち着き?粉感覚は衰えず!】
スープに多少びっくりして麺との相性など意識がぶっ飛んでいたのですが、後追いで思い出すと、後半は落ち着いた風味感を楽しめるだけの余裕はあったかも・・・・というくらいかな・・・・。
<スープが辛くとも、むしろ粉感が際立つ!>
特に印象的だったのは、個性が強いスープに完全に支配されることなく、いつも風味感はちゃんと残っていて、その上で面白いコンビネーションとして味わえたという点。歯ごたえの淡いクツクツ感や、きめ細かい地肌感覚などはいつもの通り。辛いエスニック調の味わいがある程度染み込んでも、麺の旨さはいつもの通りという独立感がちょっとあって嬉しかった?というイメージがぼんやりと残っているだけですが、細かいところ失念した。
【具:本当に箸休めとして重宝した淡麗味わいがナイス!】
こちらもほぼ麺と同様な感覚なのですが、エスニックに支配され切ることはなく、本質的な薄味がしっかりとキープされてたところがいつも以上に好印象。きっちりと箸休め的な役割をはたしてくれました。
<鶏のシルキーさ!辛さを吸い込んでも薄味風味は衰えず!>
特に「鶏肉」が非常に良いですね〜。キッチリと淡い味わい、そして元からのペッパー味をキープしてましたし、また繊維質に染み込むスープも極端に鶏肉を刺激してませんでした。風味として一風変わった味わい程度で、いつも以上にパクパクと早めに食いつくしてしまった次第。これはいけます! また豚肉はスープの時のイメージに近くて、エスニック豚肉!と一瞬思うのだけど、最後にはキッチリと熟成さらた肉味とか醤油ダレの風味感とかがにじみ出る感覚。やはり、素性が良いとちゃんと現れるね〜。
総じまして、「個性合体して辛旨が巨大化する一杯」と言うなんとも不思議な感想。これは、試作をある程度されてるのかと思いますが、予告なく当日告知でこれほどの振り切りも、見事と言うしかありません。時々、twitter を眺めていると、思いついたように色々アレンジを変えた限定の情報を目にしますが、少しだけズラすと言った企画が面白い。今回は、ぶっ飛んだな〜なんて思いましたが、定番レギュラーのシッカリぶりが、逆に伺え再認識しました。本当に飽きないな〜、2種類しかなくても通い詰めてるもんな〜。なた近いうちに来ると思いますが、あしからずです。なので詠います!
飯食わず
業務邁進
ほどほどに
疲れ帰って
辛ニボ補給
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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