最近の平日は夜の方が忙しくて、いつものように帰りにラ活って難しくなってきました。ともすれば晩飯抜きという状況か深夜飯になってしまいまして、なんだか遠征らしいものも久しくやっていないかも。そんな感じで週末を迎えますが、これまたご近所の自治会的な行事に引き込まれ思うように羽が伸ばせません。しかし、それでも遠征ラ活をどうしてもしてみたくて・・・・今回は、わざわざ昭島まで車ででかけて一杯ひっかけることにしました。狙いは「アンタイNOODLES」さん。ラ本かネットかで見た麺顔がとても気持ち良いほどにキラキラしていたため、見た目だけでいつかは訪問!とずーっと気にかけてた次第。気分発散もかねて今回は「特製中華そば」とさせてもらいましょう!
【店:常連さんも若い子多く、地元愛って感じも高い居心地の良さ】
近くのコインPに駐車して店を覗くと空席がまばら・・・。お昼過ぎというタイミングでもあり、ローカルエリアならやはり余裕で食えるなと思いきや、その後続々と来店客がありましていきなり行列発生。とても運がよかった模様。客層はこれまたバラバラで、まさに老若男女。特に若女の方は、その気軽な雰囲気と服装から明らかに地元民と思われ、友達同士でアンタイヌードル!というような定番のような落ち着きさえ感じさせます。BGMも私と同世代が好みそうな古めの洋楽でセレクトがまた好みな感じ。親父客と店主もナチュラルな会話が側で聞いていても和みます。なんだろう・・・地元愛に熱い兄貴が店開いて、そこに集まってくるという感じかな。気になったのは、客が帰りがけに、お大事にね〜って言って去っていったけど、最近店主に何かあったのか・・・・。
【スープ:鶏ガラのスッキリさと醤油の丸いカエシ感!作り込み高さが滲み出る】
お待ちどおさま!と私の一杯が出来上がり、カウンター高台の置かれるものだと待っていたら直受け取りなのね。内心は「熱い熱い!」思いつつ平静を装って受け取り、改めて麺顔を拝むと、これがまた撮影用か!と思えるほど整った麺顔。しかも美しいキラキアラ感があふれますよ!事前情報通りの質感でちゃんと写真に納めねばと力が入ったためか、少しピンボケしてしまうというポカをやらかす私です。改めてスープをレンゲで味わうとこれがまた期待の通り!
真円が多数浮かぶ鶏ガラエキス!まろやか且つスッキリ感が溢れる味わい!さらに醤油のカエシも丸いエッジングで、高質なオーラが垂れ流し!
・・・第一印象がすごくいい!きっぱりとした醤油感なれど甘いというほどでもなく、シャープな感じもぜず、ナチュラルにまろやかと感じる醸造感が鼻腔にかけて抜けていく気分。香りも含めて「丸い」「まろやか」といったタレ感がナイス! それに呼応するように、鶏ガラエキスも満点という感じで、スープ表面には無数の大小のクリスタルな真円が浮かびます。ああ・・・鶏のコクが濃いようでスッキリしていて、単にさっぱり系と絶対に片付けられないしたたかさすら覚えます。このスープの仕上がり時点で、心のボーダーラインは超えていたかも。
【麺:やや丸いフォルムでスベりよく、クチリとキマる奥歯の潰し感も楽しい風味アリ】
一方、麺はというとこれがまた、プレゼンス高いスープに引けをとらない。どちらかというと多加水に近いようだけど、多加水と割り切れない淡いモチモチが気持ち良い。前歯でもスパスパと小気味よくちぎれていく一方で、プツプツっと切断されていく感覚がもはや快感に近いもんがあります。
クチクチっと奥歯で潰れる感覚とほのかな風味!すべすべの滑り感と口当たりで啜りも軽やかでナイス!
前歯もいいが奥歯でのプレスした時に感じるつぶれ感がクチリ!としてとても快感!しかもつぶれと同時に淡い麺の風味も感じ取れて、スープとのバランスも程よいです。また麺の形状が丸めで、表面がつるつるすべすべできめ細かいのもあるけど、形と表面でとても口当たりがよく軽やか。内頬から舌触りもなめらか。また後半では、汁を吸い込んでグルテンのフィーリングにもマッチし、しなやか度合いがさらに増すといった感覚。大盛りでも別腹で入っていくだろうと思われる好きなタイプかも。
【具:トッピングのレベル高し!どれ食っても唸る〜^_^ 】
冒頭、麺顔がとてもいいと感じたけれど、スープのきらめきが素晴らしいのもあるけど、具の存在感がとても寄与してると思えます。まずチャーシュー。これが何気に鶏の胸肉のパフパフっとしたタイプで、やや洋風のスパイス感があって単体で食って白ワインで合わせたいと思える質感。もちろん、醤油スープをくぐっても味わいうまし。そしてかたや豚肉は、綺麗なバラ肉ロールで皮のコラーゲンまでキープしているタイプ。脂がふるふるとして絶妙に甘い。この甘さと醤油の香ばしさが最高にマッチします。大きさと厚さも申し分なく、それぞれ2枚づつ投入されております。ボリューム感も合格。
次に味玉がこれまたにくいと思わせるほど質感がいい。淡い醤油ダレだがしっかりと浸かっていて、卵黄はジェルで止まっている。スープを濁らせることなく、スープを吸い込んでまた上に行くと思わせる香ばしさと甘さがたまりません。これも興奮したのか、写真のピントがブレてしまったけどね・・・・。
そのほかのパーツも質感が高い。メンマは極太を三角乱切りにしたようなタイプで、筍と思えるような部位やら、穂先の柔らかさを感じさせる部位やらが混在している和風な味わいが最高。さらに三枚の大きく肉厚な海苔がいい!スープに沈めても張りが失われないような感じもあり、また香り高い。半端な家系の海苔より数段上手いかも・・・・。いや〜スープも麺もうまかったけど具がスキなしの仕上がりでして、特製+200円なら気持ち良く支払えます。この店なら特製に限るかも!
総じまして、「街の兄貴が作るキレイな鶏ガラ醤油ラーメン」という感覚でしょうか。全く地縁のない昭島のローカルエリアでありますが、これは本当に良い一杯でありまして、わざわざ食いに来た甲斐がありました。ドライブ小一時間以内で旅気分も味わえました。さて、スープを飲み干して丼の底に浮かぶ文字「ANTITESIS FROM LOCAL」というメッセージ。FROM LOCAL という部分は、地元愛をなんとなく感じ取れますが、アンチテーゼとおっしゃいますが、とてもきっちりと整然とした感じから、むしろテーゼを意識してしまいましたが、おそらくもっと深いメッセージ性があるんでしょうね。さてさて・・・・こういったドライブ&ラ活ってなんだかクセになりそう。平日は穏やかながら、いろいろクサクサしそうになるのを踏み止まっていますし、週末発散は欠かせませんな〜。ま、ほどほどにしておこうっと。もうすぐ大型連休で出費も控えておりますし・・・なので詠います!
休日に
やっと一息
遠出して
見知らぬ街の
極上中華
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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