ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1908】 AFURI 六本木交差点店 (東京・六本木) 甘露・あつもり

 いよいよ学校も休みに入り、ゴールデンウィークにどこか連れてけとうるさいのです。TDLやらは勘弁してくれ・・・ということで、とにかく街に出て映画でも見ようかということに。そしてやってきた六本木です。あまり興味ない映画見てもな〜と考えている私の顔を伺って、妻が映画は私だけ子供に付き合いましょう、どこかで過ごしてて・・・ということで、思わぬ自由時間をゲット。ありがとう!呑気に近くで昼間からやっているBALで呑気に薫風感じながら、ワインをちびちび一人酒!二杯くらい傾けていい気分です。しかし、2時間も居られないし、居たらベロベロになるので、適当に切り上げましょう。ということで、カフェを探しあるいているうちに、阿夫利の前を通りがかり、切り替えて入ろうか入るまいかとひと悩み。ちょうど店の目の前に喫煙コーナーがありましてね。一本吸って思案しているうちに、結局入っちまったがな(汗)。こじつけ理由としては、「まだ阿夫利でつけ麺食ってないや」という制覇欲。ま、GWならではということで、自由に時間と胃袋を使わせてもらいましょう!


  









【店:女子力の高さが好き!】


 てなことで入店。相変わらず店員さんの明るく元気のよい笑顔と声の丁寧な接客は、とても気持ちよい。ここは確か以前も女性スタフ2名体制で切り盛りしていたはず。いや〜、ラーメン界でも女子の活力が発揮されてとても好ましい。日本の労働力の減少を食い止めるには、もっと女子力の活用を推進すべきと安倍ちゃんに伝えたいっすね〜。湯切りのテボを手首スナップで決める動作、炙り肉のオペレーションと連携作業等、熟練されたオッさん同等の逞しさを感じます。そんな感じで、頭の中で厨房萌えをしていたところ、意外に汁系と変わりない時間配分で配膳が完了。


  











【つけだれ:旨味、甘味、香味・・・坩堝の如しで、極端にまろやか也】


 先につけだれが配膳されます。漆黒な醤油ダレの暗闇・・・・と言いたいが実はキラキラ煌めいた色合いで、「レクサス」なら「ブラックオパールイカ」というボディカラーリングを連想してしまう。黒もきらびやかだが、唐辛子や白ごま、香味油など色とりどりで、オパールイカと感じ入ります。味わいだすとそのまろやかで芳醇な味わいに、ドイツ車の重厚さと日本車のきめ細かく舐めるようなしなやか走りが思い浮かんだりする。・・・(いかん・・・またいつもの妄想が過ぎるか・・・・。いい車には乗れないけれど、いいつけだれは、Fun to Drive ならぬ、Fun to Eat な感じ。)・・・なんだかんだ言って「極端か!と思うほどまろやか」なのであります。それは「濃厚な味わい」でしてその凝縮感たるや坩堝のごとしです。







<極端なまろやかさ!味醂を煮詰めたかのごとし>

最初の一口目から、甘さが漂いますがこれは醤油のカエシと結びついた、とても馴染みのある味わい。味醂のようなしっかりしてて丸みがある甘味に、白胡麻の円やかさが一味効かせた面白みのあるエッジング。その円やかさが濃厚に感じるほどに感じるほどに、色合いを漆黒に感じますね。


<濃厚フィーリングはそれぞれの味の坩堝のごとし>

 しかし単に甘いというのではなく、いろいろな味わいが凝集している感じがありまして、甘さのほかには、「醤油の香ばしさ」、「唐辛子のジリリ感」、「ごまの油感」、「薬味ネギのフレッシュ苦味」などがあります。あ、それとスパイス感が少し滲んでいたかも? それぞれが主張しあい凝縮されたような味わいで、イメージ的には「味の坩堝」といった感じでしょうか。












【麺:阿夫利の別の顔?細麺での風味の良さに暫し露を忘れる】


 汁系イメージが先行するこのお店ですが、配膳された麺はかなりそれとはずれていてむしろ新鮮。細麺なのですが、少し平打ちっぽい捩れた麺で、ところどころ斑点があるということは全粒粉配合か? 今回はあつもりでいただきましたが、冷水で締めなくても、ほかほかっとした舌の温度感に対して、その歯ごたえ感と風味感はとてもやさしく、それでもしっかりとしております。咀嚼のたびに「風味が温かみでほわほわ広がる」感覚が楽しい。








<風味の豊かさ暖かさ>

 あつもりにして正解だったのか、麺のモワモワ〜として熱気で麺の風合いをより感じますかな。全粒粉配合らしい素朴な香りがほのかに感じる。そして湯切りが完璧で少し張り付くような表面で舌に少し絡みつく感覚。歯ごたえは熱のためか少しばかりモチモチしているけど、次第にタレで冷めてくるとだんだん締まる感じがして、ブルブルとフルさせながら啜る抵抗感がまた快感。前半でも後半でも、咀嚼ではグルテンから粉の風合いを感じるところは一貫していて、美味しくいただきました。












【具:チャーシューの甘辛とタレの甘辛がダブルで広がる感覚】


 具はいつもの汁系とほぼ同じ・・と言いたいが、チャーシューだけが違う。私の好きな炙りではなく、角煮を細かくブロックに崩したようなタイプ。もともとつけだれが濃ゆいのに対して、同等に濃ゆい味わいでしかも同じ味わいの系統だから、肉食ってもあまり変化感がない。これを一体感ありというか、広がりがないというか、人それぞれ気分次第といったところか。


<チャーシュー> 焼鳥缶詰サイズのブツ切り感(焼き鳥感覚!豚だけど)。でも炭水化物には相性がいい味わい。
<味玉> ハーフサイズの定番のやつ。スープに溶け出さない程度のゲル状で塩ダレの染み込みあり、安定感ある旨さ。
<メンマ> 極細メンマで規則正しさ感じる風貌。歯ごたえはコリコリ感重視。麺の絡み合うサイズ感。
<薬味> 水菜は見栄え的で混ぜると存在感無くす程度。海苔は刻みタイプでこれは「まぜまぜ」前提の薬味。














【割スープ:穏やかなイリコ出汁のような感覚で、最後まで甘露感覚を崩さず】


 コールすると土瓶で配されるシステム。そしてレンゲがこのとき提供されます。出汁としては、やさしい魚介系。節というより煮干しのやわらかさと感じたけれど、こちらに来る前のワインがだんだんと回ってきて・・・・細かいところは判別つかず(とにかく昼間の酒は周りが早くて日差しで頭がいたい)。一通りそのままで味わって残りを一気につけだれに投入。これがまた、一気に落ち着く働きをする一方で、甘辛さの味の構成を崩すこともなく、ナチュラルに薄まった感じでうまし。













総じまして、「女子力映える極上甘露!男子も納得な芳醇風味麺!」と言った所でしょうか。このブランド「阿夫利」での初めてのつけ麺系実食ですが、これはなかなか・・・好きな人はハマるだろうな〜という甘口醤油ダレの綺麗なつけ麺でしたね。どうしても汁系のイメージが強くて意外性に頭が支配されましたが、改めて考えると「醤油」の「まろ味」を色濃く突き詰めたら、こういうつけダレに行き着くのかもな・・・と、妙に食後に納得したりして。ともかく、連休前半は自分の時間だったけど、後半は家族の時間だな・・・。妙なタイミングで六本木で放り出されて、思いがけないラ活時間を頂いたのは感謝。なので詠います!



   連休の
   家族サービス
   ほっこりと



   逃れてすする
   都会の甘露



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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