ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1826】 麺尊RAGE (東京・西荻窪) 軍鶏そば+ごはん/カオマンガイ風炊き込み

 


自分の中でもうとっくにブームが終わった「twitter」ですが、また最近気になりだしています。それは、ラーメン店主のその日の混み具合とか、売切れ情報などのキャッチ目的。ラ活やってる人なら、そんな事は当たり前なんでしょうが、私の場合は、ある特定の一店舗だけに注目しているのがちょっと違う。その店の名前は、【麺尊RAGE】。どうやら、最近になって炊き込みごはんの内容が変わったらしい・・・。今でも、この前食した煮干し炊き込みごはんを、煮干しスープで割った旨さが今でも忘れられません。今回は「カオマンガイ風」とのこと。ならば、この組み合わせしかないでしょう! 今回は、「軍鶏そば+ごはん/カオマンガイ風」とさせていただきました。合計950円。英世一枚でお釣りが来るのが嬉しくなる旨さでございました。


  






訪問時は、午後6時55分。午後6時に夜の部開店で、なんと材料切れで私はラスト3でした。異様に売切れが早い!この日は特にそうだったらしい。どうやら、大量に作り置きしておくと味のバランスが崩れるとのことで、限りを設けているとのこと。人気が安定するのは嬉しいけど、私自身が食えなくなるのは、話がまた別なのです。複雑な心境ですね〜。












【スープ:鶏系醤油味と容易には分けられない質感の芳醇さ!】


<ますます「円やかさ」と「クリア感」に磨きがかかる生醤油ダレ>


 かれこれここ1ケ月程度で通いだした程度のことなのですが、ますます気に入る次第で、いろいろと細かくブレンド調整をしておられるのかは不明。ただ今回は、気のせいか以前よりもまして生醤油の「円やかさ」がとてもナチュラル。そしてクリアーな醤油ブラウンといった澄んだ佇まいが好印象です。磨きがかかったのか、私が慣れてきたのか、はたまた依怙贔屓になっているのか・・・。








 最初の一口目がとても印象深いんですよね〜。自然な甘味が生醤油から来るのか、はたまた軍鶏ベースの鶏コクから来るものなのかがハッキリしないのだけど、「甘味+香ばしさ」→「芳ばしさ」という頭の中のイメージで、ただ盲目的に啜るのみ。








<滋味と表現したい深み!肉の澄み切った旨味!>


 味わいに厚みをもたらしているのは、間違いなく「軍鶏ガラ」と「丸鶏」のエキスなんだけど、スープ表面に浮かぶ鶏油はとてもクリスタル。割と濃ゆい味わいなのに、全体的にはスッキリと感じさせます。肉のエキスの澄み切った部分だけを抽出したかのごとくの洗練度がいいかんじ。もはや「滋味」レベルとお伝えしたい。












【麺:大盛り不可!計算された繊細なバランス感覚!?】


<「クツクツ感」と「熟成感」の両立と言った完成度>


 これも最近何度も述べてきたものですが、パツパツ過ぎない「クツクツ」っとした前歯の当たり方が快感です。芯を感じるのだけど余韻とグルテンの熟成度を楽しむ余裕を感じさせる良麺。ストレートに伸びる流麗なフォルムも「そば」たる泰然とした存在を感じます。









<前半の凛としたしなり感、後半のシルキー感>


 意外と熱に強いので、途中でごはんに箸を延ばしたりして寄り道しても、すぐにクツクツ感が変化するものでもない。ややプチハードにたわむ麺は、口当たりにとても凛としたシルエット感を与えて、スベリも楽しい逸品です。また、食事の最後になるとやや汁を吸いこんで来るのね・・・。たわみがとてもシルキーなスベリ感に変化して、奥歯で潰すときのクチリとしたプレス感が、また違ったグルテンの風味を感じさせて旨し。


  











【具:最近よく見る構成なんだが・・・完成度が高いね〜】


<絶品!芳醇と淡白のコンビネーション二種チャーシュー!>


 これも毎度おなじみの構成。この店のみならず、最近もう胸肉のパフっとした仕上げは、あちこちで見られるようになりましたね。特に鶏白湯を推す店にとってはおなじみの鶏肉かも。肉自体の淡泊な味わいを楽しみつつ、汁が吸いこんだ部分をにじませて噛み千切るのも旨いです。そして、醤油タレの淡いようで芳醇な浸透を感じさせる豚バラ肉もさすが。脂部分にタレが深く染み込んだ部分がとても旨いのです。味わいは芳醇そのもの・・・・。もっと軌道にのって余裕が出てきたら、お酒でも出してほしいかも。









<麺と絡めて食う高級アクセント、穂先メンマ>


 ま、特筆することもないのですが、穂先メンマも上出来です。わりとあっさりしていながらも深く味わいが染み込んでいる。とても柔らかく淡いコリコリ感。それを少し手繰った麺と組み合わせて食うと、とても面白い歯ごたえのアンサンブルとなって更に旨し!1本だけですが、それがまた愛おしく思えるパーツです。












【その他:もはやコレが目的かも!変わり炊き込みご飯「カオマンガイ風」!】


<鶏の出汁で炊いた飯に、鶏の出汁をかけて食う!旨さテッパン級!>


 もはやこの「ごはん」がメインとなってしまった私。今回も絶品でした。カオマンガイ「風」。鶏スープで炊き込んだご飯に鶏肉をあしらったようなのが本来らしいのですが、「鶏スープで炊き込んだ」というところがポイント。そういうスペックならと、今回は「軍鶏そば」で合わせたわけですが、出汁が当然喧嘩しないので、とても相性が良い!そのままでも十分旨いのですが、やはり今回もやっちゃってしまいました。スープをご飯にかける!おじや風にして食う。これまた最高に旨し!ネギの微塵がこれまたよく合う!









<醤油生姜のトッピングにセンスを感じる>


 何でもないことかもですが、上に醤油に浸った生姜をすりおろしたもの?がトッピングされてます。この生姜の味わいと、炊き込みご飯がとても合う! またネギ微塵とぶつかると風味がより増します! このなんでもない生姜の盛り合わせに、ご店主のセンスを感じますね〜。最近の若い人は本当に風流で、かつやさしい味わいを提供してくれますね〜。いやはや、オヤジな私は脱帽です。












 総じまして、「現時点でマイベストなラーメンディナー」的な、この店のプラス炊き込みご飯。もちろんラーメンメインなのですが、出汁の横展開は、One to Many 戦略の成功事例でありましょう。自店のコアをよく理解して練られてます。こりゃスゲーや。こうなって来ると、いずれやごはんが先に売り切れる事態になるのかも。これは、うかうかしてられませんな・・・・ますます。我が食い意地に焦りをかくせません。なので謡います!



   気が急いて
   慌て改札
   潜り抜け



   食い意地発揮
   売切れセーフ




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!










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