この週はヘロヘロでして・・・・疲れ切りました。ランチタイムはほぼ会議ということで、隙間の時間にコッペパンをかじって空腹を埋め、早朝から夜そこそこ遅くまでいろいろやってて・・・。ああ、本当に疲れた!リゲイン何本飲んだことやら。
そんなこんなで、たまたま飛び乗った横須賀線。運良く座れて即爆睡。横須賀線って結構スピード出すから車内騒音がうるさいのだけど、気にならないほど爆睡しました。ガニ股開きっぱなし。よだれがワイシャツに染みたりする。本当に記憶が飛ぶ。
そしたら、となりの空き席に、巨体のオジサンが座ったらしく肘が当たって鬱陶しく思えて・・・・目覚めたら新宿のはずが池袋を過ぎてしまった次第!!! やっちまったか・・・なんと赤羽まで運ばれてしまいました。嗚呼やるせない。
・・・・・・・・・・汗。
このまま帰るには悔しいしもったいない赤羽!酒引っかけたい気分ですが、そんなことしたら今度は帰れなくなりそうなので、当然の流れでラーメン食って憂さばらしさ!そんなら伊藤!とか、夏海!高はし!二郎!と気分が高まりますが、【今はなぜか塩モード】なのです。じゃ、夏海へと徒を進めるが「Ramen Map」なるアプリで調べると「金字塔」が赤丸で激しくアピールしとります。「忘れてた!ここ塩の有名店やん!」・・・・ときどき心のブックマークを整理する必要があります。
【スープ:キラキラな鶏コクマジックと・・・香味薬味マジックのカオスの汁】
<高度なクリアー感漂う鶏清湯!トリュフマジックでコクのコンプレックス>
それにしても、配膳の瞬間はその具やトッピングの数々に圧倒されます。しかも、それぞれがとても個性的なので、これほどアミューズ豊かな塩系とは、間違いなく初めての体験です。また・・・香味オイルや薬味のマジックがとても効いている!もはや創作和食の領域と感じます。
まずはベースのスープから。焙煎汐というからには・・・とてもスッキリした鶏清湯の味わいです。その一方で淡麗というカテゴリーとも少し違う色気とエキス感が漂う。されど神奈川系のような鶏油の甘み系旨味で妖艶な風でもない・・・。そこのところが、何となくですが「焙煎」たるテクニックかな〜・・・・なんてこじつけに近く感じて、先に味わい進めることとしました。しかし、ほのかに漂うエキスの欠片というか、いつもとは違うまったりと香ばしさが鼻孔をくすぐる。分け分からず食い進めましたが、テッシュを取るときに気づいたPOPによると、「トリュフ油入ってます」とのこと。正直言って、貧乏人だから、トリュフの香り何たるかを知りませんが・・・・とにかく、普通のクリアー系淡麗とは明らかに違う路線。スパッと切るような塩とは違い、いろいろな旨味エキスのカオスっぽいところが「汐」という感覚です。
<コーヒー油でさらに引き立つコクの渦!>
今回は、いろいろ書くことが多いです。スープも「トリュフ油」で満足している場合ではありません。次なるは「コーヒー油」です。初耳です。前半はデフォルトで楽しみ、後半に投入せよとのご説明。しかし、投入してしまってからでは、本当の素性がわからないので、入れる前に割り箸の先に染み込ませて、チューチューと吸い味わってみらた「文字通りコーヒー」と「オイル」の味わい:笑。この時は、仄かな苦みをプラスしてコクをアップさせるのだろうと考えていました。
ところがいざ投入してみると、確かにコクのベクトルが少し変わった感じがあって面白い味わいに少しだけ変化。されど、コーヒーの香りはすぐになれてしまい、次に感じるのはゴマ辣油のような香ばしさと少しばかりのエッジング。なるほどこれは、後半に至っても食が衰えない演出です。
ところで、こちらの薬味は実に豊富です。つけ蕎麦用かもしれませんが、「柚子胡椒」「スパイしーフライ」「エビゴマ」とあってどれもとっても楽しそう!全部これに合うと思います!コーヒーにエビ、柚子胡椒というのも微妙な感じがしましたので、今回はスルーしてましたが、これは是非トライそれぞれでしてみたいと思いますした。兎に角、薬味のオンパレードで、ここは一回だけで済ませるのは実に勿体ない・・・。
スープ全体をもう一度振り返ると、魚介という風味はなく、鶏ガラとモミジ等エキスをスッキリとクリアーに煮出したところが秀逸。ベースがいいので、どんな化粧を施しても、味が複雑かと思えども、すっきりとまとめ上がってしまうという秀逸さがありますね〜。
【麺:なんとなくクリスタルな麺で一息つける】
<スッキリ感あるストレート多加水麺!密度感保つ弾力性>
スープを味わうだけで相当に神経を使い果たしたりして・・・・ラヲタは疲れるね。さて一方の麺は、一息つける安心の味わいといったところでした。クリアーですっきりしたスープには、やはり細麺でストレート麺がよく似合います。風合いとしては、多加水系でキレイな透明感も少し持ち合わせます。角ばった部分が全体を流麗に見せかけて美味そう。これも演出に合っています。
モチモチというよりは、密度感をある程度感じさせる淡いクツクツとした弾力があります。練り水も抑えられているような風合い。前歯での千切りもシッカリ感あるスパスパとした切れ込み方。奥歯でのすり潰しは、束になったところをプレスすると淡くクチっと一気に潰れ込むし、やはり蕎麦という感覚に近い部分があります。正直い言って食べる前は、全粒粉系でも楽しいだろうなと思ってたけど、これはスープにとてもマッチしています。
<汁を吸って光速に駆け抜けるスベリ感覚>
想像以上にスープを吸います。しかし頼りなくなりませんし、ややしなやかになるといった感覚でしょうか。啜り上げが段々とシルキーに感じて来るし、クチの当たりとか、内頬のタッチよりも、のど越しがたまらなくスルスルと落ち込んで行くように思えます。もともとツルツルでコーティングを施したような地肌ですからね〜、後半のスベリはとても高速に駆け抜ける感があって、たまらんです。
【具:手がそれぞれ混んでいて・・・・全体的にまとまりがある面白さ】
<燻製ベーコンが違和感なく、チャーシューしてますね>
ここからが、この一杯の醍醐味というか・・・・本領発揮です。何気にチャーシュー二枚と思っていたのですが、これベーコンです。いや・・・・チャーシュー+ベーコンというコンビネーション。どちらも薫製と炙りを加えたと思われ、柔らかさと香ばしさがMAXです。
皮部分を極力残した処理をしていながらも、カリっと燻した焦げ目が香ばしくて旨し。味わいは、塩ダレ感が深く染み込みつつもあっさり。ほのかに中華薬味か熟成の香りがして、柔らかくもあり、歯応えもありで中々秀逸な一枚。そしてもう一方は、リンゴ・ウッドの薫製感じそうに見えて・・・・(アップルウッドでもなく、アップルの木とも言わないところだが、そのままスルーしよう)。汁に浸す前なら、その香ばしさも深く味わえただろうが、こちらは酒もそうとう種類を抱えているので、飲みのアテに別注文で食っても見たいと思えます。地ビールだけでも豊富なお店。
<黄色い味玉!持ち味の黄身甘味でクッサリとつぶし味わう>
そのほか黄色い味玉は、外せないですね〜。何の色だろう・・・。くちなし??わからん。面白いのは、黄色い白身を割ったら黄色い気味が出て来るという構成。味わいとしては、塩気が抑えめで玉子本来の甘みで素直に味わえるという一品。気味は緩い芋ようかん状態でして。汁に混じっても濁らない設計。まったりと舌にまとわりつくように、味わいスープを飲んで洗い流すという繰り返しでした。
<語り尽くせぬトッピングたち>
①おこげ
さてまだまだキャラクターが濃いトッピング達。次はせんべいというか、おこわというか・・・・よく有る「中華おこげ」に出て来るあれ。これがあるだけで相当に見栄えが違います。結論言うと、これは、浸してバラバラに溶けるのを嫌って他の具の上に載せて陸揚げしていましたが、浸してしまった方が美味かったりします。
②メンマ
結構なサイズの材木メンマが2本です。たまたまかもですが、柔らかいタイプと、コリコリタイプの2本でした。意外に深い醤油系の味わいだったように記憶していますが、少し濃い味が一品でもあるだけでも、味の構成としては引き締まったと思えます。古風な和の味わいだったことも好印象。
③鶏団子
塩つくね状態の一品で一個だけだったけど、塩気が割と効いていて、コリコリと軟骨も歯応えが心地よく美味い。これは無制限で何個でも食えるタイプで、酒が止まらなくなること必定。
④その他
「青菜」「白髪葱」「糸とうがらし」・・・・ここまで来ればもう感じることに疲れてしまった感あり、無感覚で食った・・・・・。また、こちらは、スウィーツ系もなかなかのようすでして、次回は小さいものをタダで食える券をもらってしまった。これは家族で来て、好き付きに楽しめる店ですな。
総じまして、「オトナ味のアミューズメントパークなる汐」といった感覚。950円以上にすごく楽しめたという一言です。さすが・・・飲み屋の街の特製しおそばです。
帰る道すがら・・・・、美味そうなバル、飲み屋が多いのが魅力的な街だとつくづく思った赤羽。そういえば、米山へも行ったっけ・・・。暗闇でのむオッサンたちの黒だかり。それを恨めしそうに待ちわび行列する後客たち・・・・。やはり赤羽は深い街だね〜・・・。なので詠います!
疲れきり
爆走快速
爆睡し
しおそばすする
北酒場哉
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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