ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1672】 俺流塩らーめん 渋谷本店 (東京・神泉) あさりらーめん


 今さらながら、組織の中で生きていくというのは、しがらみとは無縁ではいられないのですよね〜。若いときはよくキレていたのですが、年とるとそういう無謀さが全くできなくなってしまい、イケてないジジイに成り下がっております。それとも自虐的になるのもいけない性格か。嗚呼、もっと自由になりたい〜!


 しかし自由になりたいと思えど、組織の中にあって、それなりに自分の考えを通している人もあったりして、あれはあれで大変尊敬しています。自分を貫くという固い意志というより、なんだかナチュラルなんですよね、なぜか。ブレないというか。シンプルというか・・・・。



 そんな考えがぐるぐる頭の中で回りながら、なんとなく気にかかっていた塩系のお店を訪問することを思いつきました。「俺流塩らーめん」さん。神楽坂や中目黒の方が、印象に残っているのだけど、せっかくだから本店に突撃させてもらいましょう!と、てくてくと緩く長い道玄坂を登り切ったところに、その店はあるのでした。







 折角だから特製!と思ったけど、ちょっと重そうだったので、脇の押しボタンにあった「あさりらーめん」をチョイス。それにしても、ホール担当の店員さんは元気で丁寧な接客。少し風が冷たかったので、なんだかこちらがほっこりと心が温まる思いがしますね。席に座ってうんちくなど読んだり、スマホいじってたら、意外に早く6分程度で着丼です。












【スープ:しなやか塩スープの上に圧倒的なあさりの攻撃〜!】


<圧倒的な「あさり」のボリューム!出汁滋味深さアリアリ塩スープ>


麺顔では、そんなに想像できないけど、実は大量のあさりが潜んでいるこの一杯。さすがに、『あさりらーめん』!名前に偽りはありません。ゆうに、1ダースは超えているそのボリューム。800円は少しお得感あったのかもしれません。ベースがしっとりしている塩だれ系なので、シャープにはそのあさりは響かなくとも、じんわりとした、貝類独特の滋味なる旨味が滲み出ています。例え少々の化調が潜んでいようとも、それを覆い尽くすほどの自力を感じさせます。淡麗系ならあさり一辺倒なお味になってしまうのでしょうか。








また、微妙に白ゴマが浮いているのが印象的ですが、正直言ってあさりのパワーの前では影が薄いかも。さらに、こちらは「テーブル薬味」にも相当こだわりが伺えます。「岩のり」「とろろ昆布」「梅肉」「柚子胡椒」「辣油」「マー油」などラインップ。辣油は二種類あったりします。あさりだしを壊してはもったいないので、そのままで頂こうとしましたが、後半4分の一は、少しばかりの「柚子胡椒」を投入しました。これが予想通りにあさりを邪魔しないので納得。いや〜、実に出汁で喜ばせてくれました。


  







<豚鶏系のしっかりした煮出しも柔らかく、塩気も丸め>


ベーススープは、オーディナリーなコクまろ塩系で、鶏と豚の柔らかい煮出しを感じます。表層のきらめく軽やかで透明な油は、鶏のそれらしく実にあっさり。スルスルとどこまでも飲み干せそうな勢いです。そしてしっとりと感じさせるのは、豚か?優しめの濁りと口当たりは、気分まで微睡むような気分にさせますやん・・・・。こういうの好き。次回は、デフォルトで対峙したいですね〜。












【麺:密度感ある多加水系、密度感も保ちつつスベリが高速!】


<透明系の多加水ストレート!ややハードな密度感>


 平打ちと細麺、そしてカタさを選べるシステムのようですが(食券の印字から)、このメニューは細麺だけのようでして、当然「カタメ」でお願いしました。対麺すると、ややイエローがかったとは言え健康的。練り水の影響らしい風合いと密度感を感じつつ、全体的な透明感が印象的な一品。箸でリフトして、前歯の当たり方を確認しますと、クツリクツリという加水低めな感覚とは別格に、クスクスクス・・・・と差し込み潰れ込むようなのが第一印象。二口三口目以降は、なれてしまってスパスパっとした千切りと感じます。ハード系ではないけれど、細麺ストレート系の中では、ややハードと言える気がします。よくある出会いなフィーリングもありますが、全体調和といった感じでしょうか。









<超光速にツルツルスベリそうな啜り上げ感>


 この光沢感は、見るからに滑りそうです。麺の切り口も丸いので、想像以上に、この麺は滑ります。滑りなど皆無なのに、ツルツル!喉につっかえる加減を探るなどまったく無意味なほどにすべる・・・。こういうの好きな麺LOVERって結構いるでしょう。そして、適度に出汁を吸い込むからより滑らか。やはり・・・・これ以上言いようが無いほど滑る。












【具:あさり以外も結構、薬味が盛りだくさん!】


<一口で食い、あっと言う間にとろけるバラ肉ロール>


 品質には申し分ないけど、あまりにもあっけなく食えてしまう肉片。それだけ気軽な旨さと申しますか、塩味ベースの味の浸透と薄味系のフィーリングが、脂の甘味とよくバランスしてます。一口で思わず入れてしまい、舌の熱でとろけるように脂が溶けて、肉質が解れるようにばらけて、柔らかく砕けるといった感覚。あさりがなかったら、口寂しい余韻が残りそうで「もっとくれ!」と心の中で叫びそう。ま、ダレにでも好まれる良品質といったところでしょう。








<結構彩り豊かなトッピングたち>


 かなりいろいろな味の仕込みがあったような印象を与えるトッピングたちです。まず目に入ったのは赤とうがらし。単なる飾りのようで、仄かにチリリと滲むエッジングが感じられます。またほんのひとかけらですが柚子皮も投入。これは、一部分で仄かに香りました。青菜と白ネギは定番といったところで、野菜ならではの香りを感じさせます。また、白ごまも全体的にスープに滲ん でいてしっとりさせる効果があるのかもしれないです。あ、そうそう、あとはメンマ。細いマイクロタイプのものでコリコリと歯 ごたえを重視した感覚。これも薄味でスープを邪魔しないといったところでしょう。













 総じまして、「俺流爆盛りあさり塩汁」といった感覚。店名からもっとワイルドな塩かなと思っていたのですが、意外にやさし いといですね。昔と違って今は、気配りや優しさ、そして柔軟さも求められる・・・現代男子系といったところですかね。悪くな いと思いますよ。


 腹いっぱいになって渋谷駅へと坂を下って行きましたが、改めてみるとラーメン屋が多くて激戦区であることが実感。大通りに 面した博多系の有名チェーン店も閉店に追い込まれておるなど、競争の厳しさを実感します。俺流もなかなか価格抑え目だなと感 心していたのですが、どこもかしこも価格はそれなりにリーズナブル。どの業界も厳しいのですね〜。ますます秋の風が冷たく感 じられます。なので詠います!



   風冷やり
   道玄坂
   雨が降る



   濡れる路面に
   落ち葉も乱れ




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  




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