ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1507】 三鷹食堂 いなり (東京・武蔵野市) メキシカンまぜそば+レモンサワー

 休める日だと言うのに、期日が迫っているので出勤対応するが、仕事で一日が終ってしまうって何かもったいない。なので、猛烈に早く出社し、早々に退社をして有意義に使える時間を創ろうと思い実行に移すのです。しかし自分でも意外なのだが、計画通りに早く終えることができた!それもそのはずだぜ、だって昼飯食ってないのだから! ここは、さすがにどこか都内で格別なる一杯を啜って帰ろうと思ったいました。ところが、こういう時に限って、体力は既にガス欠なのっさ! 本当に、「疲れ」と「空腹」が重なるとそういう気分になるものです。



 しゃーね〜、諦めて・・・どこか中央線沿線で思いついたところを途中下車して食うか!・・・・と計画を変更。そして、東京駅から中央線に乗って座ったとたん、休息に落ちるように爆睡してしまいました。そして目覚めれば、自分がよだれも垂らしている。またそしてそこは、三鷹駅。なんや・・・ワシの最寄りですやがな・・・・。


 頭がまだぼーーーーっとしたままでとりあえず電車を降ります。嗚呼、やっぱりつまらない一日になってしまった。モヤモヤとした気持ちを表すような、重くたれ込める雲が支配する。その時の三鷹駅北口エリアは、そんな光景。なので寄り道する。いつものTSYTATYAだ。頭がなかなか冴えないので、TSYTAYAで本をゴソゴソと適当に立ち読みしていると、あることお思い出した。


 ワシ・・・・、昼飯食ってないやん!






 そう気づくと猛烈に腹が減った・・・・。そんな火がついたような空腹感を満たすには、近場で汁なし系食って、いつもより炭水化物多めで胃袋を満たしたい!そんなこんなで、「いなり」さんに突撃です。しかも、限定の油そばが登場しているというラッキーさもあった。その名も、「メキシカンまぜそば」。想像通りの麺顔でありました(笑)。


  






 おお!この味わいは私の観察力を妨害するほどに・・・無条件に、無心にさせるほどに爆食を誘います!旨し!!!!










【タレ:見た目から連想するほど、スパイス感抑えめで、「まぜそば」たるニュアンスをキープ】


<思いのほか食べやすいトマトソースの甘み!サルサ・レベルの一歩手前の油そば風合いを残す>


 結論を急ぐと、沖縄で食ったタコライスよりも、素直に食えたという感覚。見栄えや企画からして、遊び心満載なれど、サクサクっと食える気軽さがいい感じです。この手の味付けは、少しばかりのチリ系の辛さが連想されますが、意外にもこのトマトソースにはそれがありません。やや感じない程度に入れているかは不明ですが、いかにも〜なサルサ系ソースとは一線を画するマイルドさがある逸品。


 確かに本格的にすればするほど、ラーメンから遠ざかるのがこの手の逸品の宿命めいたもの。ある程度の引き際を心得ているというものでしょうか。ハラペーニョ系のピッキーーーーーーーーーンとした過激な辛さはなく、全く問題なく安心して食えます。チーズソースの深い色合いもまたいい感じ。この黄色感は、建設機材か、サンダーバード4号を連想しますが、完全に混ぜ返しすぎると存在と風味が隠れてしまいそうです。






 
<タバスコ恋しく・・・辣油と胡椒をふりかけてみた>

 
 混ぜ返すと、それにありにスパイスの欠片が見え隠れするのだが、この風貌・このジャンルで、ただ全体的にマイルドに食せて美味しゅうございましたとして終るのも少しもの寂しい。なので、タバスコをと思ったがテーブルには、辣油とラーメン胡椒があったので、後半の四分の一の段階で少し投入してみた。すると・・・・当然、タバスコの代わりにはならないわけだが、分かり切っていたはず。


 しかし、どんな個性ある汁なしでも、辣油を一差し投入すると、たちまち中華系の油そばのニュアンスが入りますな。全体的に味を崩すことはありませんが、同じ唐辛子系でも地球の裏側同士では、随分と発想の違う辛味調味料を開発するもんです。







【麺:いよいよもって可能性広がる麺・・・いか様なタレ・ソースにも合う「フィットチーネ」的な麺】


<いよいよもってフィットチーネに似てきた感覚!ソース感にむしろ合う!>


 いつもの、平打ち系で密度感ある、平打ちストレート麺。綿密度が高いわりに、程よい低反発でクシリと食わせるタイプです。しかし、このソース、この逸品の個性の中にあっては、また随分と遠くに感じられるというか・・・完全にフィットチーネやん、なんて感覚。実に相性が良すぎて、脳天で思うがままに、感想とか分析もほどほどに食い進めてしまった次第。ま、この麺自体にポテンシャルの高さを感じるので、どんなソース・スープ・タレにあってもマッチングは良さそうです。今回も、程よいクッシリ感で全体として食べさせていただきました。







<タレのボリュームが多いので、ヌメる感じでバクバクと食える>


 意外にタレが余ります。なのでここで追い飯があればナイスと思えます。しかし、それでは全くもって、プチタコライスになってしまうか・・・。これを食ってから回想するに、妙だがタコライスってもっと美味いものかもしれないとすら、今は感じています。


 タレは最後は、丼直付けでかき込むように平らげてしまいましたが、これにもう少しチーズ感があるともっと美味いと思えます。麺にとろけて絡み合い、そこをズルズルと音を立てながら食うなんて考え始めたらもうとまらないかも。










【具:辛さに弱い方でも程よく食えるマイルドな挽肉感に安定を感じます】


<スパイスミックスなく食べやすい挽肉>


 タレと同時に、挽肉も食べやすいチューニングです。別にメキシコ料理屋ではないので、店アレンジはどしどしとトライ&エラーでやればいい。特に今回の挽肉は、あえて「タコス風だけ日本の汁なし系」たる存在感を感じます。スパイスミックスが入っていれば、タコス味としてのレベルアップは感じますが、それではあまり面白くないかも。この程度のアイデアを製品化そすぐにでもしていまうという頭の柔らかさと行動力には参るかもしれません。



<ドリトスとレタスのコンビはテッパン!>


 チッピングのドリトスのような三角形トッピングは、タレにしなんでしまい、冒頭はそれほどスペシャリティ気分なくスルスルと食える。あとこのチップス感に、レタスが加わると凄く味わいとして面白くなる。これでサワー系に酒ってのは好き。ビールはもっと好き!あと気になるのは、袋茸みたいなものと、はと豆?みたいなものも一緒に投入されており、食感的には、淡いけれども面白い部分も感じました。







 総じまして、「これが本当のカジュアルな一杯!」と言えそうな感覚。このまま、カリフォルニアかどこかのラーメン店にありそうな感覚です。カリフォルニア・ロールならぬ、メキシカン・ボールとか言ってたりして(笑)。


 それにしても、吉祥寺時代には考えつかなかった趣向ですね。いろいろ変化球を繰り出して来るものです。こちらは、定期的にこれからも観測を続けます。そのうち、幻の「台湾まぜそば」に巡り会うかもしれませんしね・・・・。なので詠います!




   雨あがる
   肌寒し哉
   低気圧


   ホットな一杯
   気分は中米




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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