ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1422】 旅人の木 (東京・荻窪) 油そば+キムチ+シンハービール

 CS向上というのは、一日にしてならず!改めて思います。先日、組織をあげてCS向上に関するブレストを行ったのですが、みんなそれぞれ考えていることがあるのだなと、少しばかり感心することが多かった。よくあるパターンとして「トラブル対応」の事例。とにかく、全責任を負う覚悟で、何があってもなくとも、迅速に対応する。何度も何度も、約束の時間にはきっちりと進捗度合いを報告しつづける。そうすることで、徐々にご迷惑をかけた顧客の心を緩ませて行くことになる。トラブルが解消したころには、すっかり顧客の心をつかみ取っている。だいたいそんなストーリーが多かったのだが、そこには個別事例毎にそれぞれドラマがあり、その場凌ぎで適当には済まされない迫力がびしびしと伝わりました。そして、いつも顧客満足を考えていないと、いざというピンチには対応できないということも。詳しい事例は、ここでは語れぬが、少しばかり頼もしく思った今回のブレストでありました。台風が迫っていたり、大雪になって交通が混乱しているという厄介な状況こそ、いつも通りに、きっちりと対応してくれるというのも、信頼を獲得するきっかけでもあるらしい・・・。

  






 ・・・などと考えながらも、今週末の大雪は参ったね・・・・。仕事は言わずもがなだけど、私生活でも大雪というのは、鬱陶しいね・・・。昨夜は夜空もスッキリしていたのだが、朝起きたら一面の銀世界だもの。こりゃ・・・家で一日中、ぬくぬくとして過ごすしかないわな・・・・。と思えど、心の中では「油そば食いたい・・・・」というモードでして、これはもうほとんど病気です。なんとか言い訳つくれんか・・・と考えあぐねたあげく、年末から伸び放題の髪をそろそろ切らねば、真剣にやばいでしょう・・・と、都合の良いこと言って外出させていただきました。ところが・・・猛吹雪状態でありまして、いつも大混雑の三鷹駅構内QBハウスがなんと先客ゼロという異常な状態。あという間の10分間で散髪終了!吹雪というかブリザード。新宿まで足を延ばす気持ちがすっかり萎えてしまいました。

  




 そんなこんなで、遠征するつもりが荻窪であきらめて降りることにした。またまた・・・・同じ店にいってすごすごと油そばを食って帰ることとたしました。荻窪の「旅人の木」さんのご店主・・・・もうすっかり、私も面が割れたかもしれませぬな。変なやつと思わないでくださいな。前回訪問の近い通りに・・・・今回のトッピングは「キムチ」とさせていただきました。それと、今回もシンハービールね!

  



 雪見酒ならぬ・・・・雪見シンハーをやりながら、穏やかな気持ちで窓の外の雪を眺める。こんな日は外食産業にとっては痛いでしょう・・・・ピークタイムといえど、客は3名程度のゆったりさがむしろ心地よいです。そんな気楽さがあってか、今回の油そばもこれまた、心に染み入る旨さでした。私は心の中で叫びます。


 めさ!やっぱ、めさめさ旨いがな!!丼の中だけは・・・・日韓親善な旨さでっせ!!!まさにファーイーストアジアン度が増してまんがな!!!







【タレ:今回は「キムチ」の投入にて変化を楽しむ・・・香ばしさに酸味が効いてナイス!】


<持ち前の辣油のシャープさに、キムチの一味系でややじっとりするぴり辛さ>


 やはり楽しみであった、醤油ダレにキムチの味わい追加。キムチびんびんの辛さとまではいかない、日常よく接しているキムチの辛味が爽やかです。これに醤油の香ばしさはベストマッチでして、中継ぎとしては、豚のコクというか・・・・ラード系のまろやかな味わいがいい仕事をしている。醤油ダレにはいろいろな甘みも工夫されていようが、やはり脂系のまったりした味わいが、醤油とキムチ双方の角を丸めているような味わい。油そばという一見ジャンキーとも思える一品ですが、こちらの油そばには、大人らしい落ち着いた逸品と感じますな・・・。その感覚に丸また味わいがとてもマッチすると思えて、ここのところ週末になると通っているという顛末だわ・・・。


 外は大雪、されど丼の中には、プチ・ホットなキムチと辣油の融合。寒〜い一日の中、どこへ行っても人影まばらで、ゆったりとした休日のひとときを味わう。そして少し辛めの油そばをゆっくりしたスピードで食いながら・・・・シンハービールをあおる。油そばって麺がのびる心配があまりないから、こういう食べ方には凄く合っている。つまみのようであり、ご飯にもなるという感覚で私は毎週食っている。





<酢の追加投入が、キムチの弱発酵な酸味に・・・より効果的なさやかさに変貌>


 後半は、儀式のように酢を投入するのが私の流儀。さて、いつものように味わうが、今回は妙に酢が微妙に変化してとてもいい感じ。酸味でグイグイと食わせるところは変わらぬが、酸味に厚みというか華やかさがよりたっているというか、抑え気味に投入した割には明るい酸味という感じでいい。キムチ投入はこういう副産物もうむのねと、選択の正しさが嬉しくなる。


 酢は天才です。濃厚豚魚に投入すれば円やかな「甘み」に転化することもあるし、辛味と絡め合わせるとシャープさを増す。そして酸味と酸味を掛け合わせるような仕掛けにすると、風味が変化する。予測できそうで意外性を多分にもちあわせる魔法の調味料なのかもしれません。







【麺:タレの染み込み具合が滑りと混じり合いたまらん旨さに変貌】


 ほどよい太さの中太麺。やや平な形状で、表面がはりつくような表情をしている。そこに醤油タレがからみあって・・・・調理の段階でまぜまぜしてから配膳されるわけだが、そのわずかな時間の差で・・・ペタペタと魚粉を絡めつける力が増すかのよう。自分自身でも具たちと混ぜあわせる段階で、タレがよる深く染み込むよう・・・。


 香ばしさと甘みが麺の密度感と一体化したようで旨い。にゅるにゅるとしたスベリは、本来好みではなかったのだが、油そば・・・とくにこちらの一品としては俄然許せてしまう。途中青のりをふりかけて・・・やきそばのような風貌に変化するところも楽しい。温泉卵等とからめるのも、油そばをより旨くたべる方法だが、ここはそういうことをあまりしたくないような・・・・麺自体の微妙な細さを感じている。タレと麺の絡み合いだけでスッキリと食いたいと思わせる何かを持ち合わせていると感じます。







【具:浅漬けがちょうど身の丈にあっていて良い・・・キムチの話】


 子どものころは、梅干しとキムチが全く食べれなかったという偏食歴を持ち合わせているのですが、いい歳のオッサンになってからは、これらが好きでたまらんようになる(笑)。キムチもより本格的なものを好むようになって、キムチがあれば白飯何杯でも食えるという有様だ。しかし・・・こういう浅漬けっぽいのも、馴染み深くてこれはこれで見過ごせない。

  



 そういえば「キムチは、ビールと一緒にお出ししますか?」と、冒頭にご店主から言われたっけ。確かにビールのつまみとしても上出来な食材。やはりキムチも天才でありますな。しかし更に天才と思わせるのはその歯応え感覚。こいつが、白飯の淡いもちもち感でも、油そばのクシクシ感でも、混じりあって合間に見せる「シャリザクッ!」「クニュザクッ!」とした感覚がとても好きです。葉の部分と根元部分では随分と歯応えが違うというところも気に入っているし、麺との歯応えのコントラストぶりが実に鮮やか。クセになるかもしれませぬな・・・。







 総じまして、「次回は・・・ベビースター投入決定」ということで、近日中の訪問が決定した次第。麺に麺のトッピングというアンチテーゼを試してみたい(・・・つーか、ジャンクガレッジで相当試した組み合わせで予測は十分すぎるほどに認知しているのだが:笑)。


 それにしても止むどころか、段々降り積もらんとする雪。日頃そうとう慌ただしく仕事で過ごしているが、日本中を覆い尽くす大雪にはすこしばかり感謝を覚えるかもね。上司も顧客も残った仕事もすべて白い雪が覆い尽くしてくれそうな・・・そんな妙な錯覚で実に心にゆったり感を覚える。今日は、これから早く家に帰ろう。雪見酒・・・・・シンハービールの続きをやるかな。なので詠います!




   雪降りて
   虚をつくように
   外出し


   やはりすること
   ワンパターン也



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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2014オリジナル「我ら旅人」高橋克郎

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