夫婦でラーメンを食する。我が家では、なかなか口実やら事情がないと実現しないシチュエーション。妻は、大衆的な雰囲気も受け入れる懐があるので、居酒屋系も躊躇ないのです。でも、昼飯目的で、「ちょっとラーメン食うか?」というのが、なかなか実現しないもの。実際には、たまには、いいもの食べましょうよ・・・・ということで、イタリアンなんぞに行ったりする。また、息子は無類の「ピザ好き」小僧ですので、結局イタリアンかよ!とあいなり、ピザハウス系になる休日の昼飯が多いのです。
・・・などと考えながら、今回は、夫婦そろって野暮用が午前10時から午後1時半まで続きまして、近場で何か腹持ち良いものを早く食べたいということに相成ります。・・・・「あなた、どこか美味しいラーメン知らないの?」とせっつかれる私。よほど腹が減っているらしい。行列店は選べないなということで、こちらに。それが今回訪問の「たきたろう」さん。いやはや救われましたよ。訪問時でたまたま2名分の席が空いておりましてこれが実にラッキーでした!
で・・・何食う?となると、妻は醤油と塩と味噌で券売機の前で悩むので、申し訳ないがイラついてしまう(困)。決まらないので先に私が「塩」を選択すると、じゃ真似っこしようということで同じものをチョイス。違うものでもいいんじゃない(苦笑)。全く、ドタバタし通しの休日であります。やれやれと・・・・ビールの中瓶を追加で頼み、深いため息をつきます。配膳が済むまでに、軽く一本空いたりする(笑)。
【スープ:ふんわり魚介としっとり動物系の旨味が非常にバランス良い!ほんわりと生姜もかんじるか・・・・】
<しっとりと香る魚介フレーバーに、生姜系の淡く仄かな風味がナイス!>
この汁は、実に素朴に感じる面と、コンテンポラリーと感じる面が入り交じるようですな・・・。塩のジャンルの中でも魚介のふわっとした感覚がとても素朴に感じる一方、魚介か何やらのざらつき感が今のラーメンぽいと感じさせるのです。そして、奥の方に感じる生姜のようなフレッシュ感が漂う。この感覚が、妻にとってはとても新鮮だったらしく、いたく気に入ったようであります。少し痛いところがあるヒト(不思議ちゃん:笑)なのですが、旨いもの嗅覚は鋭いヒトなので評価は確かなのかと思います。
魚介がふわりとしているというより、「じわり」とした感覚でこの感覚が、うちの妻曰く、近くの名店「文蔵」よりはタイプなのらしいです(笑)。豚魚と塩を同じ土台で比較してどうすると、言いたいところですがまあそこは許そう。ともあれ、ここ気に入ったらしく、また食いに来ることになりましょう。しかし、私個人としては、魚介よりも動物系とのバランス感覚が鋭いと思うのですが・・・・。
<塩気もしっとりと感じ取れるのは、豚骨の芳醇な煮出しと白胡麻風味か?>
動物系の旨味。それはもちろん豚骨ですが、煮出しが丁寧というのか、白濁系の臭みとかエグミは一切感じない。なのにコラーゲン感がうっすら香るほどに、ゆったりとした旨味が引き出されています。その旨味が、塩気と結びつき、食欲増進に拍車をかけます。また熱がチャーシューを刺激して脂部分が溶け出させるといった感覚で、表面に近い層は、冒頭でしっとりと豚感覚を味わいます。
そして意外にも白ごまがいい風合いを醸し出しています。すりごまでないものの、植物油的な、ベクトルが違う香ばしい余韻がもわもわ〜っと鼻孔を駆け抜け、これがまた空腹感を刺激しますし・・・。妻曰く、・・・・・ごま油みたい!? いやいや(汗・・・)、胡麻油そのものと勘違いはしていないだろうけど、「胡麻が香ばしい豚骨出汁だね」と言いたかったのだろうと推察しています。
【麺:奇麗なストレート平打ち系な麺・・・・クシリとした歯応えとスベリ感が非常に冴える】
<奇麗なストレートで平打ち系で色、白さが印象的なクシリとした感触>
麺がまた旨しと思えた今回の訪問。醤油ラーメンの時に感じた以上に、しっとりとしていながらも、密度感ある感覚でした。茹で上げはアルデンテを感じさせる感覚だけど、乾いた感覚はない。加水がやや多い加減がそう思わせるのか、素朴な滑らかさがあります。地肌がまた白いので見た目に美しい。さらに平打ち系なので、全体的な流れがすごく奇麗に見て取れます。この点も、やつ(妻)には好印象だったらしく、「おいしい」の連発だったのが傍目で見ていておかしくなる。自由人とはこのような人のことを言うのでありましょう。
切り口を見てもそれほど芯を感じるところはないものの、柔らかい中心部があるのはハッキリとわかります。そこに潰し込みを感じる次第で、玉子麺とは違ったクッシリ度合いを強く感じる。意外に味噌とかつけ麺系でも、存在感が薄れず主張する麺かもしれません。
<微妙な表層のヌメリ部分がとてもスベるw!緩やかなコシと非常にマッチ>
一番気に入ったのは、つっかえずにスルスルと喉奥へと落ちてゆく快感。よく見ると、表層にうっすらと滑り層のようなものを感じます。コーティングを感じる部分。しかしそれに加えてどこか、暖かみを感じるきめ細かいヌメリ感がいい感じです。見た目以上に、女性的な優しさがある麺なのかもしれません。 加水は中程度。どちらかというと、汁を吸い込んで本来個性を発揮しそうなフィーリングですが、一方で淡麗な表情も見逃せません。
【具:リフトすれば崩れる(笑)・・・もはや出汁と化す脂身がいい】
チャーシューをリフトして、思いっきりアップの写真を撮影しようとしたら、熱と自重でほろほろと崩れおちてしまいました(笑)。見た目以上にジューシーだったというのが個人的な印象でして、スープを吸い込んでからの柔らかさは半端ありません。塩気も適度に効いていて肉の風味とマッチ。白飯であっさり食うというのにもマッチしていそうです。そして、青菜はホウレンソウ!胡麻の風味と相まって非常においしくいただけました。極上の御浸し状態であります。更にメンマですが、これは標準タイプなサイズ感とコリコリ歯応えでして、味わいも薄めです。逆にスープを吸い込んで旨しとも思えます。
年の瀬を
控え落ち行く
銀杏の黄
冬支度して
ひとときの麺
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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