日付も変わろうとしているのに、何を食わんとするか・・・・。ほとんど食えない一日だったので、地元の松屋で食うしかないか・・・と思ったものの、どうしても何か啜るものを食いたかった次第。レタスサンド1個で一日乗り切った仕事環境というのが、もはや異常なのだ。世間ではランチミーティングというのがあるらしいのだけど、実際そんなので大切で重要な話がまとまったことがない。特に、私レベルでは食う以前に平行して議事録まとめか、それに似た仕事に追われている。とにかく、この日は食事らしいことがしたかったので、深夜に検索して調べて突撃したのがこちらの「特一番」さんです。などと書き連ねても憂さ晴らしにもならぬが。
・・・・・そもそも仕方ない。深夜で閉店間際で飛び込んだもんだから、店内の片付け作業を見ながら配膳を待つ間延びした瞬間というのは切ない。店内のテレビのニュース番組を見ていて世の中の動きを知るが、なんだか自分に関係のない空虚な情報でしかありえない。それよりは、今の空腹を満たすべく炭水化物と栄養分豊富で胃にもたれないエキスの海を体内に取り込むことが先決だ。心の黒い部分を払拭するために、黒い液体で流しとるように醤油ではなく「正油」ラーメンをチョイス! ブラックなのは、企業のほうか、私の心のほうか。だれか責任者出てこい。状況を判断して欲しい。
【スープ:懐古系大衆北海道イメージ!?なんかいいね〜ライト醤油感!】
<ライト感!まるでタイムスリップしてきた・・・懐古系、本州の北海道ラーメン>
それにしても久方ぶりの醤油スープ感ですよ!なんと言うか・・・・。いろいろ懐古系なものはあるけれど、こういう北海道を詠いながらもライトな醤油というのは、当時の流行をそのまま保存したような味わいです。とにかくライトな醤油でして、それでいて見かけは、じっとりとした醤油感も実際は漂うわけでして、体験したことないはずなのに、懐かしさがこみ上げてくるような味わいなのです。
正直申して、札幌ラーメン等の本格北海道とは違うのかもしれない。でも昭和の30年代後半から40年代にかけては、こういう味わいがポピュラーだったのかもしれませんね。とにかく現代は味が濃いのがウケ過ぎている風潮なのかも・・・・。そんな世代には、このラーメンは薄いというかもしれない。だけど、こういう旨味はオッサン的にはナイス!ですよ。
とにかく、醤油がどぎつく醤油っぽくないのがまずいい!ライト系でさらさら・・・・と言えば、関西人としては、大阪高井田系を彷彿としますな。たとえば、あのケンドーコバヤシがラーメン屋から、ラーメン屋に間違われたあの店・・・・。見た目は濃い醤油ブラックなのに、味わいとしてはスムースを通り越したライト感。そのライト感に微妙な醤油系の酸味も感じたりして、よくにんまりとしてたもんです。そのころの思い出がよぎるような・・・・見た目濃厚ライト系醤油。
<じっとりさ無くサラサラ!意外に〆の一杯に合うね!そんな豚コク>
意外にも・・・・このライトさなら飲んだあとの〆には最適かもと思えてしまう。なぜなら、豚コクもナイスにライトなので、思わずゴクゴクといけてしまうという代物。いや〜・・・・これは、今の人には分からんかもしれんが、和む味わいですよ。なので、気がついたら、ゴクゴクと一気に飲み干しやっつけようとしている、無意識な私を発見したりしてしまう。
豚コクが透明。チャーシュー煮汁程度のコクというのは、度が過ぎるものの、肉とラードの一体感が程よい。これは、醤油ダレの時点で一体感は融合されていると思えます。なので、醤油ダレがライトなのか、ベーススープがライト感なのか・・・・そのどちらかで判断が迷う。昆布系の出汁はあるかないかでありますが、魚介系の効き目の薄いスッキリ醤油というのも、アリ!なのではないでしょうか!
【麺:初めて見る手打ち麺!?だけどとってもいいかも!】
<スープに反してかなり強麺!ハード系クッシリ感がつけ麺級!>
スープのライト感に対して、麺は実にハードなのであります。実は、手打ちとあったので、平打ち系ピロピロ麺かと思っていたのですが、実に予想外れも甚だしい太麺ストレート、ハードゲイ・・・・いやいや、ハード系だったわけ。しかし、これがまた、これもアリ!と思えるから不思議というか、私も節操がない。
まず気に入ったのは、芯を感じるコシの強さ。芯の部分が明らかに視認できるし、その感覚もヌガーっぽい感覚がある。崇高な自家製麺には比べるべくもないが、そこはそこでして、程よい麺の風合いを感じられます。スープがライトであることが、むしろ生きるか・・・。麺を食っているぞという実感がわくね。前歯でズシズシと意識的に切り刻み、奥歯でヌチリヌチリとゆっくり系で押しつぶしてノド奥へと落とし込む。そう・・・わりとラーメンぽい食べ方でなく、つけ麺てきな食べ方になったりならなかったり・・・・・、どっちだ。
<汁を吸うのを待てない・・・・ハードさが最後まで一貫したスベリ>
さて、意外に汁を吸わないのであります。なので汁系独特のズルズルズルズルーーーーーーーっと啜り上げるという定番の感覚があまりできないような気がします。しなやかさになかなか時間内にはなりにくいのかと。なので仕方なく、腰を座席の奥に移動させ、上体を傾け、クチを麺丼に直付し・・・・・・、擬似的に定番啜りを行い、この強麺を制圧せんと欲します。んんんん!やっとラーメンっぽくなってきたぞと・・・・なぜか不思議な感覚を覚えるのだが(笑)。こうなれば、次回は普通の麺を食してみたくなったではないか・・・。
【具:よくお目にかかる流通系っぽいけど、それがまた風流】
チャーシュー・・・・・いつもお世話になってます的な、よくあるお姿と品質感。でもこういうものだったよね、サイズも厚さも、昔のラーメンってのは。最近のラーメンはレア物とか、バーナー炙りなど、テクニックも進化してきたと思いますよ。まさにチャーシュー一枚にも進化がある。されど、進化というよりそこに居続けるというのがまた大衆的ラーメンのロマンを感じざるを得ないのでありまして、そんな一杯にひっそりと取り残されたチャーシューという感覚ですな。だからこそ、構えないで済む旨さ・・・・みたいな安心感があるという思いがあります。
総じてまして、食って「ほっ・・・」とした事実を得たことに意味を見いだした次第。日頃ラーメンばかり食って不健康そうな生活を送っているのは事実だけど、追いつめられてる環境では食事もろくにノドを通らない。とにかくこの日は酷い一日だったかった。不健康と思われても、たとえそうであっても、ラーメン食って詠わざるを得ない一日だった。せめて明るく・・・・。なので詠います!
夜遅く
閉店間際に
滑り込み
貸し切り状態
ひそかなゴージャス
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!

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