ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1245】 ぶぶか 吉祥寺北口店 (東京・吉祥寺) 油そば

 ぶぶか。実は関西転勤時代に、関東に戻る内々示が出たころに初めて食ったのを覚えている。武蔵野・三鷹エリアに住まう!と決めてたから、転勤決まって「これからお世話になります」という気持ちで食ったっけ。その当時は、吉祥寺駅南口にあって、絶えず行列があった人気店。南口再開発とあって、今や南口の店はないのだけど、シフトしたように開店したのが北口店。ようやく訪問することができました。いや〜、あのころは転勤の悲喜こもごもしたところもあって、初々しかったなーー自分自身が。


 ところで、今や仕事漬けであります。おそらくこの年代の諸兄はみな同じかそれ以上なのかもしれません。ラーメンを通じていろいろとネットワークを通じてしみじみ思いますよ。だから、自分だけじゃないわ、とか、みなラーメン食いつつ歯ぁ〜食いしばって頑張っとると思えてならないのですよ。今日もそんな気分でさくっと吉祥寺です。

  








【タレ:武蔵野油そばに、豚骨の力強さがプラスされたような・・・定番的醤油香ばしい系】


 それにしても以前食ったのは南口店でありそれはもう存在せず、記憶も定かではありません。最近、カップ麺の「ぶぶか」を食ったけど記憶が蘇らなかった。されど今回訪問し再体験してようやく記憶の片鱗が呼び覚まされました。豚骨醤油系の動物系主体の香ばしい味わい。いきなり白ご飯とも合う!と思えるし、チャーシューダレに共通する味わいを連想します。



 実は以前はもっとワイルドに感じたその味わい、そのタレですが・・・今味わってみると予想以上にさっぱりしている。個人で薬味チューニングできる幅を敢えて作ったのかは不明ですが、なんとなく・・・武蔵野大地に根付く「武蔵野系油そば」にもわずかに共通するものがあるのかもしれません。端的に言えば、武蔵野系に豚骨コラーゲンを過度にアクセル効かせれば、こういう味わいになるのではと・・・。魚介系のフレーバーをあまり感じず、ゆえに辣油など垂らせばいきなり動物系パンチと響き合うような感覚を覚えます。


 最初は深く濃い鼈甲の色合いで飴色のような艶感あるタレ。徐々にかき回すと空気と撹拌され、白濁して粘度が増す。白濁する方が味がマイルドになるのだが、油感が増すという不思議さ。割と多めのタレ分量であったことも、個人的には満足。並で590円という価格設定もまた嬉しい。

  








【麺: 極太過ぎず、柔らか過ぎず・・・・油そば最適さを感じ取れる好印象麺!】


<モチモチ過ぎず、芯も残さず、油そば専門と思えるバランスチューニングがええねん!>


 武蔵野系とは一線を画するのはその麺の太さ。やはり太麺だと麺顔の迫力が違うと感じさせますね・・・。その麺の風貌から、油そば専用麺かと思えるほどビチッと決まっているなと感じさせる存在感。全体的にタレが絡まって・・・・すでに麺が飴色に輝いておるのであります。これは見ためだけで生唾が発せられます。わりと熱々状態で供せられるので、ハグハグして、つけ麺のあつもりチックな、密度の柔らかいしっとり太麺の感覚が広がります。前歯の差し込みはスパ!っと小気味よく切れる。そして、奥歯で潰すと瓦解ポイントを感じさせず素直に反応する。海苔に貼り付かせて巻いて食うとまた、パリパリとしっとり感が交互して面白い。




<ほどほどに・・・ヌメル程度がまたさっぱりと頂ける>


 混ぜることで撹拌されたタレの粘りが程よく中太麺の地肌に貼り付く。その感覚は、クチに運んだ最初はヌメルのだけど、舌の摩擦で融解されたかのように、いきなり粘度が変化する。その微妙さが「ヌメル程度がまたさっぱり」といった感覚。これは、油そばならではの感覚だと思うのだがね・・・・。油そば。ネーミングに反して実はさっぱりとしている不思議さはこういうところにあるのかもしれません。なんだか、この夏は油そばにハマりそう(笑)。






【具:このタレならテッパンと思える・・・・チャーシューほか】


<外れなき・・・褶曲した関東ローム層のようなチャーシュー>


 実に見事な定番なロールバラ肉チャーシューです。クチに運んだとたんにほぐれる感覚も、実にポピュラー。サイズ感は少し小さめなのは否めないけど、価格相応といえば納得感あります。味わい的にも白飯にあうタイプ。やはり刻むより一枚肉の方が、ラーメン用チャーシューとしてはいいね!例えまぜ麺向けには刻んだ方が混じり合いやすいとしても、肉はやっぱり形が需要ですよ。




<よく出会う量産的メンマがこれまた麺とはいいマッチングだね>


 わざわざ引き合いに出すほどでもないというのが本音なのだが、その一般的なところが、油そば・汁なし系にとっては、混じりあったときの歯ごたえ演出としては、演出的に良いと思えるのです。本格的で質実なコリコリメンマや、大鉈ふるったような材木メンマでは、単品として質が上でも一体感としてはマイナスに思える。狙っていたか別にしても、この程度感のメンマが実に全体てきにはハーモニーといったところかと!






 総じまして、久しぶりに武蔵野に住まいを構え始めたころのことを懐かしく思い出しながら、おいしくいただきました。そいういう個人的な思い出深い一杯。しっかし・・・・疲れがピークにハマったか・・・・・。実はこの日初めて口にしたのが、この一杯。週末の休日、家族が旅行で不在なため、起こしてくれる人がいなくて起きたらすごい時間でした。まる一日損した気分なのだが(笑)。タイムスリップしたような気分。なので詠います!



   潰れたり
   目覚めてビックリ
   午後3時


   これが朝飯?
   晩飯気分





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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