ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1220】 征麺家 かぐら屋 (東京・水道橋) あっさり鶏そば

 なかなか・・・仕事に潰されそうになりながらも、極力笑って過ごせるようになったのを成長というのか。いや、バカになっただけでましょう。そういうリスクとかプレッシャーとか感じるセンサーがバカになっている。バカはバカでも気持ちのいいバカになりたいものだ。などと考えながら、今回は東京駅から中央特別快速で帰ることをやめて、ゆっくりと黄色い各駅停車で帰ることにしました。


 電車で座って揺られながら寝る。終点は三鷹駅だから安心して寝られる。そうすると目覚めがとても気持ち良いもので・・・。快速で寝て乗り過ごし、残念気分を晴らすために食うのも最近しんどいので、都心でゆったりしながら食って帰りたい夜でありました。









【スープ:なかなかイイネ!ゆったり感じのクリスタル清湯系鶏スープ!】


<久しぶりのクリスタル鶏スープ!鶏旨味のピントバッチリ!>


それにしても、先輩ラーメンレビュアーさんからの情報で訪問したとしても、配膳の瞬間は、心を鷲掴みされたかのごとく、透明な迫力に支配された私ですよ。このスープのきらめき、まさにクリスタルですやん!レンゲがどこまでも透けて見えるのですが、単に透明なのでなく、動物系のお旨味成分で揺らめくというか、光の加減で屈折しているように思える。あっさりの中に、旨味のボディーを感じざるを得ません。


鶏清湯の旨味が実に鮮やか!塩気で覇気をいれるよりも、鶏の旨味と塩気のバランス感覚が実に良い!塩の旨味か鶏の旨味か直ぐには区別できないほどのじんわりとした味わいが和むのです。鶏ガラというより、このマッタリとした感覚と、さっぱりとした感覚は、丸鶏といったところだろうか。単純な鶏塩のようにおもえて、その一方でこんぶや節の旨味も頭を過る。




<塩気よりも淡い香辛料が印象的>


明るさがあり伸びやかでもあるのは、鶏コクの仕上げだけではありません。風味を醸し出す薬味やトッピングのにじみ出る味わいも好影響。ほんのりと柚子皮があるのだが、これが実に奥ゆかしいために、尖った苦味は皆無で爽やかさだけを残す。また、トッピングのつくねから、何と無く見て取れる大葉のニュアンスも主張しすぎない。


またお好みで、テーブルセットの三色ペッパーを挽きいれてもよい。ちょっぴりと塩気をアクセラレートしてくれるので、後半に少し慣れすぎて物足りないと思う方には、オススメの薬味であります。バランスが良いところを、あえて崩すのもオシャレというものかと、先日のアメトーークを観て、どこか共通点を見出したりする。

  








【麺:スープがゆったりなら・・・麺はカッツリ!コントラストある演出がイイネ!】


<加水低くなくとも非常にクッシリ感をアピール>


麺がまた特徴的。極細ストレート。しかもカッツリした歯応えで楽しませるタイプでありながら、博多麺のような加水の低いタイプではなし。中加水のニュアンスを感じるのだけど、固めの潰しこみ感。何と無く、練り水の個性も感じたりする。


前歯の切り込みについても、スパスパと小気味良いと言うより、プツプツと束になった細麺を一本一本を千切るという感覚に近い。その淡い抵抗感に妙に強さを感じるのが醍醐味という感覚なのだと思える。





<汁を吸い込んでややなめらかな腰つき>


では細いながらも強麺なのかと思うと、ぞうでもなくしなやかな一面ももつ。要するに汁を吸う。しかしほどけるようなしなやかさとまでは変化せず、一定の範囲でしなる程度のニュアンスなのであります。こうなれば、奥歯のすり潰し感覚においても、女性的な弾力もやや感じるというもんです。意外にツルツルそうに見えてそうでないけど、途中から一気に艶めかしく思える変化なのであります。







【具:しっとりした味わいと風味を感じさせる肉と団子!】


<皮付きが旨し!柔らかい塩だれに浸るチャーシュー>


おそらく、ここで鶏肉のレアチャーシューだったら、かなり評価がかわるはず。流行を追えばね。だけどこの塩っぽい優雅なタレにつけ込まれたモモ肉チャーシューも実に悪くない。しっかりと鶏皮の旨さもたたえるからね。肉の味わいと歯ごたえも柔らかい。スープに浸っても濁ることもなく、味のバランスを崩さないところも好きです。




<つくねがありがたい!香りもよし>


これ一個あるだけで評価に大きく影響を及ぼしてしまう・・・・好きな具材であります。軟骨でコリコリ効かせて塩気で食わすタイプではありません。少し練り物に近い感覚も、粗挽きながらにも思えます。大葉のさっぱりさもあり、生姜よりも崇高な風味感を感じます。そこに・・・・何か正体が分からないのだけど、薬味を感じる。ホワイトペパーのもっと和風な感覚。分からんけど旨しなのであります。その他、メンマもコリコリしている割にはさっぱりとしていて、素材の旨さが伝わります。小松菜のお浸しも見た目に鮮やかな役割を与えるとともに、清涼感を与えます。無論、薬味ネギも独特な落ち着いた清涼感を与えますが・・・。






 総じまして、曇天続く梅雨空にスカッと透明感あふれる鶏そば!暑さで放出した汗をさらっと塩分補給するポカリな鶏清湯! 意外にもあまり有名でない感じもいたしますが、宣伝したいようで、自分だけのお気に入りでとどめて置きたいような気分・・・・。ともあれ、旨いものはみんなで食うのが一番だね!なので詠います!



   忙しく
   飛んでしまえと
   やさぐれず


   癒されて食う
   好みの鶏そば



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




  




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