ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1219】 中華蕎麦 ぷかぷか (東京・中目黒) 味玉ラーメン・塩

 殺人的な6月が過ぎ去り、7月も滑走して夏に飛び込む季節。相変わらず、忙しいです。忙しいという単純なものでなく何かもやっとしたものも感じていて鬱積しとる感じ。梅雨の雨雲から、それは夏の入道雲となり、唐突なゲリラ豪雨となって人々に迷惑をかけないように、適当にガス抜きが必要であります。この日も、そんな気分で外出先から直帰でかえれるところを・・・泣きながらオフィスに戻ります。腹いせに晩飯がてら、中目黒でラーメン食おうという算段。ちゅーか・・・・、会社もダレも飯を食わんと働けと言っているわけでもなく、少々被害妄想がすぎるか(笑)。とは言え・・・、ちょっと前から、気になってた塩ラーメンを食うのは、どこか気分がウキウキ、ぷかぷかするというもんです。

  







【スープ:じっとりしていながら・・・サラリとした塩の感覚がいいね!】


<貝類の旨味と魚介の塩気がじっとり・・・そしてサラリ!>


店内は、そこそこ中目黒・代官山と思わせる最近のラーメン店を思わせるつくり。オヤジの私が入店して恥ずかしさはないですが、今風な部分もあってそれなりにいいです。

  



そんな中・・・・配膳の瞬間は、やはり・・・流行の背が高い丼に目がいく。そして、次にやはり大きく気になるのは、スープの色合いです。淡いベージュの柔らかそうな濁り系。豚っぽいエキス感もあるのだけど、ライト感もあるのが印象的。レンゲを透かして、そしてボディー感を探しますが、 ベースに豚肉っぽい旨味もしっかりと感じます。しかし、何と言っても海系の塩気と旨味の一体感の大きな存在感は無視できません!


煮干しの強さというより、貝系の味わいも見え隠れするような気がする。また、節と昆布の旨味に少し淡い煮干しを感じ、自然な塩味で綺麗に輪郭を描きいれたようなシャープさが気持ち良い。味わい進むとより塩気がストレートに出てくる。塩だれの洗練度に、なぜか醤油のかすかな風味が、とても食欲を増進させる。




<具材の醤油感がむしろ旨塩をアピールするね>

具でも少し述べますが、具材の醤油感がとても良いのです。ほのかにスープに染み出し、その影響が塩ダレと対立するかと心配しましたが、むしろ大OKですよ!醤油の風味がむしろ塩ダレの旨味をバックアップするかのようでして、具を食んだあとは口内の余韻は最大MAXですよ〜。









【麺:芯の加減が絶妙で・・・さらに後半のナチュラルな滑りもいい!】


<程よいクッシリ歯ごたえ残す腰の良さ!>


 箸でリフトしてその色白でいて粉の質実さを感じると、どうしても麺箱が気になる。オタクの悪い癖でしょうが、やはりそこには「三河製麺」の文字が。なるほど・・・・一定以上の品質感あるわけやね〜(笑)。配膳の瞬間から、表面の透明層のぬめり部分と、中心部の芯にあたる部分が、やんわりと視認できるほどに・・・・最初の一口めは「クッシリ」という感覚が脳裏一杯にひろがります。

 前歯の差し込みは容易いのでうすが、千切りの瞬間に一拍おいたようなクニリとした感覚が後追いで感じます。そして、次第に腰を感じて、すぐ後に麺の風味を感じるといった流れが実に楽しい。箸でリフトしたときも、絡むことなくサラサラと流れるような扱いの良さもいいね。前歯と奥歯のクッシリとした感覚が前半の楽しみ。これは、個人的には好きな部類で、えこひいきもしたくなるというもんです。



<汁を吸ってもなお・・・たおやかに感じるスベリ感覚>


 そうそう・・・どちらかと言うと、中後半に汁を吸うタイプかもしれません。でもそれがまたナチュラルな感じがして、これはこれで好きかもと思える。芯はなくなるのだけど、全体でぶよぶよになるだらしなさは一切ないし、むしろ汁を吸ってからのほうが万人受けするのではないかと思えるほど、滑らか&程よい抵抗感!という感じなのです。麺の密度感もほどほど高いと思えるけど、低加水というまでには分類できないような・・・・境界線を感じますな・・・・。








【具:タレの「漬け込み」の深さをとても感じる】


<まるで焦げ目のような周囲の味わいが・・・にくい演出>


 ま〜、バラ肉を丁寧に調理なされているので、文句の付けようがないです。解けるように柔らかいし、脂の旨味も最大限に感じます。しかし・・・・それだけでも良かったのですが、周囲の香ばしさが・・・・これまた泣かせるやおまへんかぁ〜・・・・。ここだけ、焦げ目のような醤油系香ばしさの坩堝やねん! まさしく!これだけで白飯何杯でも食える!という食欲感と、渋い一品料理のような落ち着きも併せ持つ存在感が、実に憎いね・・・・にくいねん!





<醤油の入り具合が古風のようで斬新>


 メンマが平な札みたいな形で、しかも程よい柔らかさ。これが実に意外と思えるのは・・・・醤油味が深いからだ。どうも醤油味が深いメンマだと、コリコリ感一辺倒のような先入観があります。されどこれは、コリコリ度を排除しまくった食べやすさと、どこか斬新さがあるような気がいたすます・・・・。理由は自分ではわからないのだけど、何となく。そんな気分。理由説明になってないけど、本音。



<食うべし!浸かりの深さが堪らんわ〜・・・味玉>


 この世に「味玉好き」は数あれど・・・・漬け込みの深さを楽しむのが好きな方なら、これは、おすすめ!特に黄身部分の味の染み具合をお楽しみあれ!かなり個人的には好みの部類と思われ・・・・しかも、サイズ的にも満足でして、これを食わずして「ぷかぷか」できんとすら思えるのですが!









 総じまして、一向に忙しさが引くどころか、エグいと思えるこのごろに、一息つける一杯を見つけてラッキーという顛末。いやいや・・・、数年前ならまさかこんなこと自分がやってるなんて、想像もできまえんでしたがギリギリ頑張ってますよ〜。・・・・とカラ元気を日頃張ってますが、こういう一杯に巡り会うと、思わず心の緊張がほどけるな・・・・。わし・・・・ホンマ、ラーメンが好きなんやと思う。なので詠います!




   移動中
   疲れ感じて
   舟こいて


   ぷかぷか気分で
   下車して一杯



 お粗末!ということで家族に感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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