ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1005】 らーめん チキント (東京・立川) らーめん

【コレ食ったわけ:外出の帰り道に寝過ごして立川まで・・・。駅近の崇高な一杯を求めた次第】

  久しぶりにやってしまった・・・、慌てて降り立つとどこの駅かも分からん(笑)。一瞬八王子かと思ったのだけど、立川。・・・・それから、一杯食ってから帰ろうと決意して店を探すまでの間の行動は、それまで電車で爆睡していた男とは思えぬ高速ぶりです。傍目から見ると、外出先でもバリバリ仕事をしている商社マンのようですが、単なるヲタクのやっていることだから・・・・自分の小ささにも泣けます。たまにはええやん、こういう展開も・・・。




【スープ:鶏の濃厚さと魚介の濃厚さ・・・それでもさらりと食わせる香ばしさでんな】

  実は前から気になっていたこの店。スマホアプリで検索して特徴的な店名だったのに加え、そこそこの高評価ですしね・・・。訪問時は若い客層でしめられて、オッサン一人肩身が狭かったけど、それは最初のうちだけ。まったりと過ごして、配膳までの時間を楽しみました。さてその期待するスープですが・・・・、


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「鶏だけでないいろいろな旨味と香ばしさが・・・・グイグイと食べてを引き込みますがな!」


1)旨味:程よいとろみ鶏白湯に優しい魚介!まったり醤油ダレがまとめ役

  この鶏白湯(実際白くないけど)は、生成過程からして旨そうに思えますがな・・・。L字カウンターが少し高くて、厨房がよく見える構造になってて、割と一連の動作が至近距離で見る事ができます。最近雇ったのがバイト君らしき方と店主の二名体制が小気味良いです。ベースの鶏スープの温め、麺の投入、丼の準備と醤油だれと旨味脂(カメリアラードだったりして)、魚粉の対応など・・・バイト君にしてはマニュアルを良く覚え込んどるがな(笑)。なるほど・・・・そういう味わいの構造やなと、ヒントを感じつつ待つ事ができるのです。

  第一印象は・・・・「香ばしい鶏白湯」という感覚。鶏白湯だと感じるところは、若干のモミジらしい口まわりのべとつきくらいか・・・。動物系と魚介がよくマッチングしとります。嘗て、関西転勤時代、天満に天四郎という店があって、鶏魚介をしょっちゅう食ってたのですが、それらの思い出より、濃厚で香ばしいのが特徴的ですな。それはやはり「醤油ダレ」も大きく影響していると思うし、トッピングの見映えと香りにもよるんだろうと感じますが・・・。

  ところどころの泡立ち感がまたよい!スープのゆらめきは鶏白湯の特権のような感覚でして、これは天下一品とは別ジャンルの透明感ある濃厚さを感じます。ぬめった中に鶏の味わい!その奥にずしっと落ち着きを感じる甘さある魚介。そしてようやく気がつくのは醤油のエッジング。渾然一体感がハイレベルと感じるのですがいかに!これは好き嫌いなく、こってり好きには受け入れる懐が深いと思いますな。

2)塩気・香り他:鶏のつもりで待ち構えて・・・魚介のフレーバー

  意識的に塩気をさがしてみると・・・・意外と魚介フレーバーを感じます。魚介の個性の強さをあらためて認識しますな・・・。これは甘さ&香ばしさの両構えでっせ!それがまた・・・・・三つ葉の薬味と気持ち良く化学反応を起こしてこれまた気持ち良く香るのですわ(笑)。つけ麺から入ると、ラーメンが薄く感じられる場合があるので、アタクシはこの数年、新規開拓はラーメンから入ることが多いのですが、今回は、ラーメン食ってつけ麺を期待しましたぜい!醤油と魚介と鶏白湯の三つ巴の中心に、三つ葉の薬味!アタクシ的にはツボにはまりましたわ!




【麺:スープ濃度とコントラストを形成してそうで・・・まとまりも感じますね〜】

  個人的に、はっきりと分かりやすい麺というのは、柔であっても、剛であっても、それぞれ好きなんです。ポリシーないようなんやけど・・・。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「自分の好みでもあったのだけど・・・・、美しさすら覚えるその麺線ですよ!」


1)風貌:標準やや太めの低加水ストレートがとろみに馴染む!

  さらにアタクシをうれし涙させるのは、加水低めなその麺です。その麺をリフトしたとたんに・・・目が♡! 太さは標準的ですが、色白でしてスープの濃さとコントラストを形成します。低加水ならではのハリを見た目で訴えますし、やはりこういう麺の醍醐味は、捩れが少ないため、きれいな流れを演出しますな・・・。標準的な麺のようでちょいとお気に入りな感じです。村上朝日の文字が誇らしげ!


2)噛み応え他:期待通りのクッシリさが持続しまんな!

  こういうタイプって前半の勢いが後半に少々崩れるってのが多い・・・。しかしその少々崩れな加減も旨しなのですがね。しかしながら、この麺にいたっては最後まで持続するという感じがいたしまして、ずーっと楽しめました。こんなことなら、大盛り+50円にしておくのだったと激しく後悔です。スベリとしては、きめ細やかなザラツキと言いましょうか・・・・、程よい抵抗感です。芯を感じるというほどのコシというより、全体感で感じるタイプのカッツリさがウリかと・・・。前歯がスパスパと入るのですが、これも程よい圧迫感があり、麺の粉密度を感じます。また奥歯のすり潰しにおいては、弱含みのクニリとした感覚がのこりまして、スープによくマッチすると思います。




【具:一番旨かった鶏団子!?かもしれへんで!】

1)チャーシュー:炙り鶏モモ肉!

  一枚づつ広げては、人数にあわせてバイト君が丁寧にハンドバーナーで炙ってくれます。元々強めの醤油ダレ系の味付け?なのか、鶏もも肉が旨そうです。その上、しっかりした焦げ目をつけますので、醤油系の焦げた??というのは大げさだけど、それに通じる旨味と香ばしさを得たような効果が最大限に生かされます。

2)鶏団子:ぷるんぷるんで叫ぶ程旨し!

  これは旨かった!最初は、その存在に全く気づかなかったのです。よくあるのは、軟骨の歯ごたえ残したタイプで、ゴツゴツ少々粗いタイプの団子。それに対してコイツは、つるつるでして、鶏の旨味を吸い込ましたスポンジのごとくの柔らかさです。忘れてしまったけど、ちゃんと薬味もほんのりと自然でして、ちゅるんとした喉越しにも非常にマッチしておりました。これは、ガツガツ食べるもんではないという上品さも感じましたぜ。


3)三つ葉・九条ネギ:何気に計算高さを感じる

  京都人にとっては、「九条ネギ」というフレーズには思わず反応してしまうのです。別にアタクシ、「サカタの種」の社員ではございませんが、力をいれてしまうのです。しかしそれよりも、今回は、三つ葉の存在感が光るな!このスープの感覚には非常にマッチしているし、茎が歯に当たって噛むときに放出されるエキスが大変旨かったです。





 総じまして、寝ぼけた頭が一瞬にしてシャキーっとした一杯でありまして、これは、メニュー制覇欲にかられる出来映えでございました。しっかし、通勤経路じゃないのよね〜・・・。これから、寝過ごしたときには必ず訪問したいと思うけど、最寄りを過ぎた駅毎にも・・・・いろいろ名店がありまっさかい、どれにしようかということでも泣きますね(笑)。ともあれ、目覚めただけでなく、元気の活力ももらったようで、生き生き気分で帰途につきました。なので詠います!



  出先から
  疲れて辿る
  鶏白湯


  エキス補充で
  明日への力



 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 



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