ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1217】 三鷹大勝軒 (東京・三鷹) 中華麺・並


 それにしてもそれは、突然のビッグニュースであります。三鷹駅近辺に、家系がオープンして喜んでおった間なしに、今度は大勝軒ですからね! 地元なので、混んでるオープン間なしに行かなくてもいいとは言うものの、いてもたってもいられなかったということですよ。日曜日の昼営業の午後2時過ぎにちょいと突撃させていただきましたが、いやいや〜満席が崩れることはありませんですな。みな地元の人らしく、お客は礼儀ただしくごちそうさまという声が響き渡ります。晩ご飯の都合もあるので、並とさせていただきましたが、やはり永福町系となればお盆が恋しい(笑)。

  








【スープ:ふんわり煮干しと節のコク!そして豚コクが分厚くハーモニー】


<煮干しの香りを節で補強!?グイグイと食わせる個性がナイス!>


 さて柔らかい煮干しのライト感と麺の重量感が印象的な永福町系。その頭で臨みますと少し意外性を感じて興味がそそられます。少し濃いめの煮干し系醤油ブラウンに、ラードの漂いが落ち着きを与えますな。いわゆる魚介系という個性でいっぱいです。スープ感も程よい動物系と煮干し系のまったりした濃度を感じます。


 その味わいですが、煮干しのフレーバーがベースにしっかりと感じるものの、どこか節っぽい香ばしさが前に出てくる感覚。それ故に、味わいとしては、より円やか系にふれつつ、魚介系の重量感も少しばかり顔をのぞかせるという図式。ごくごくと十分に飲み干せるライト感も保ちつつ、どこか腹持ちよさそうなキャラクターがよいね。どんぶりの縁に、魚介の砕けた粉が張り付いているけど、そう粉っぽくもない。魚介のドライバーの効かせ方がいかにも大勝軒であるなと思いつつも、永福町系という感覚から半歩ずらした感覚が、実によいかもしれません。このスープの時点で、再訪問決定ですな(笑)。



 
<豚の煮出し感とラードのコクが食べ応え感あるね〜>


 豚の煮出しも実によいと思えるのです。ラードのコクが厚みを増すばかりでなく、豚肉から滲み出るといった柔らかい肉味も魚介の合間に見え隠れするようです。この動物感が、「あー、食った食った」と腹を落ち着かせる満足感を与えます。甘みも増します。


 スープを啜ったり、麺を引き上げたりするたびに揺らめくラードのペイズリー。一気に口の直付けでいただくスープの味わいに、腹落ちする食べ応えを重複して感じる・・・・。









【麺:柔らかい麺の存在感を思い知る・・・・しみじみとチュルピチっとした感覚!】


<やわ麺を改めて「よいな!」と見直してしまう>


 はっきり言ってカタメ好きな私です。しかし、この系統の柔麺は別格と申せましょう。このスープとの一体感が実によいと思えてなりませんな。煮干しの濃厚さと絡む多加水系のもちもち感。反発係数としては緩いのだけど、スパスパと前歯で千切る感覚が楽しいし、束になって奥歯でモグモグとすり潰す弾力は、いかにも定番といった落ち着き感。


 ところで大勝軒の柔麺はなぜか許せてしまうのは、なぜだろう。個人的には、流行的でないからでしょうかね。長い間支持されてきた何かがあると思えるのですが、もはやトレードマークのような存在感すら思えてならない・・・。


 
<チュルピチ!という馴染んだ高速滑りに心が和む>


 やはり、滑りも無視できませんな。光沢ある地肌に、やや捩れたというか縮れたというような細麺。練り水の個性を感じる透明感ある小麦の色合い。弱い弾力から抵抗力もそれほどでもなく、ズボボとバキュームすると高速に滑って一気に口の中へ。のど奥の滑りもニュルリンとした感覚。口先のチュルリンとした滑り感覚もほどよく、なじみの滑り方がこれまた和むのですわ・・・。








【具:くっさりとした歯ごたえは・・・まるでクッキー(笑)?旨しなチャーシュー!】


 ロース部分が非常に脂が抜けていてクッサリとした歯ごたえ・・・・。しかもパフのようなスカッとした柔らかさでして、それがまた醤油ダレを少し感じて旨しと思えてきます。小ブリなのだけど、この一枚を食むと自ずとチャーシュー麺への期待が高まります。スカッとした肉感にスープを染み込ませて尚旨しな肉。これで大きさが伴えば、言うことなしなのだけどな・・・・。チャーシュー麺は、何か成功したときに食う特別なものにしたいため、おいそれとは食えないな・・・・。


 メンマも柔らかい系統ですが、しっとりとした全体感でして、これも好印象。ナルトと肉とメンマのシンプルな図式が和みの方程式ということね・・・。









 総じまして、三鷹サプライズな一杯!ちょっと趣向をこらした永福町系ということで。家族的な雰囲気も良かったし、地道に流行ってほしいと思えてきます。ようやく面白くなってきた三鷹界隈。これから暑くなりますが、汗かきながら大盛り中華麺を食おうではありませんか!なので詠います!




  空梅雨の
  日差しの中を
  チャリこいて


  汗かき食らう
  夏中華麺
 




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!