ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1154】 ◯麺堂 (東京・東伏見) 春光 〜限定〜

 GW突入!ようやく一息つけますね。丁度去年の今頃は、思い起こすと人生で一番凹んでいたのでして、今こうして暖かい風が吹く中、心のままにラーメンをすすりに行けるなど想像できませんでした。今この瞬間に感謝であります。これまでやってきた業務は、ようやく4月いっぱいで引き継ぎを終えられたと思います。5月からは、また新しいことを始めますので、このGWはゆっくりとこれからの事を考えながら、鋭気と体力、そしてもう一度今後のやりたいことを自分に問いかけてみよっかな〜なんて、思ってます。


  嗚呼・・・疲れた一年間だった・・・
  来年の今は、もっと充実した疲れを感じていたいね!



 ・・・などと考えながら、チャリを転がしながら青梅街道を目指します。灯台下暗し・・・・というか、地元で割と人気店なこのお店は、いつでも行けると思って訪問をついつい後回しにしていて、1年半以上も経ってしまった(笑)。もともと豚骨より醤油・塩系を優先訪問してたのもあったけど・・・・。しかし、今回重い腰を上げたのには、ちょっと理由があります。それは【限定麺】。こちらのレビューを拝見しますと、どうも定番もさることながら、限定麺がファンを惹き付けているように思えます。今回はヒット品らしく思えるので、5月になって変わってしまわぬように、今のうちと訪問した次第です。




 開店時間に合わせて到着。すると・・・・空席1つだけという超ラッキー状態。カウンター11席あるこの店で、11番目のお客とあいなります。ご夫婦で店を回転させておられて、奥さんが気さくに注文をとってまわります。W大野球部の帽子がいいね!経済的理由で受験もできなかったW大・・・・。わが息子に託す(笑)。ラーメン食って頑張って入学を果たしたラーメン仲間さんもお元気こいておられるようで何より。春のこの良き日に食う限定麺。その名も「春光」なり。

  







【スープ:洋風な豚骨トマトスープ!トマトの甘みがとても自然に溶け込む!】


<トマトの酸味と甘さが豚骨に結びつきクリーミーな一杯>

 
 それにしても、配膳の瞬間は、これが何をベースにしているスープか全く分かりませぬな。この色合いは、まさにパステルカラーでありましょうか。トッピングのプチトマトがあればこそ、フルーティーなレッドが若干スープに泳いでいるのが何となく分かるくらい。レンゲで少量すくい透かして見ると、ダブルスープの如く動物系の脂とトマトの色合いが入り交じる。おそるおそるすすり出しますと、「これはまるで春風!甘く揺らめく清涼感!」と感じます。


 トマトとクリーム系ソースは実は良く合う!それをラーメンで体現したかのようなまったりクリーミー。しかし、クリームがこの一杯に入っているとは思えないので、結論的には、豚骨の動物系出汁と結びつき、クリーミー化学反応を起こしたと思えてなりません。それがまた、舌にまとわりつくかの如く、旨味として広がるのです。トッピングのトマトを少し崩して見ましょう。爽やかな酸味が豚骨に入り交じって、すこしゆるい甘みを楽しめると思います。豚骨色したスープがちょっぴり健康的に感じたりして(笑)。





<塩気控えめで甘みで食う!後半は・・・レモン酸味で〆る!>


 この一杯には、塩気がないのかという錯覚に陥ります。そんなことは決してありえず、甘みが印象深いだけです。でも控えめであることは確か。グイグイと甘み爽やかなスープで食い進む。すると、人間わがままなものでして、ちょっと味を変えてみたいと思えて来る。そういう時にこをこのレモンを絞り込むのか!とその計算に一応のってみます。


 そうすると、かなりはっきりと洋風の味わいに変化していきますね〜。甘みやわらかなやさしい豚骨だったのが、スパッとトマトクリームスープに変化する豚骨寄りなとまとの結びつきを一気に清涼感へと変化させますな・・・。レモン汁を投入するのって・・これかなり旨いなと思っていたのですが、よくよく考えて見ると、このレモンはもっと別の使い方をしてほしかったのかもしれません(笑)。








【麺:パスタに近い平打ち太麺!加水のバランス感も程よく】


<平打ちやや多加水系でパスタの如し>


 平打ち麺でありまして、切り口はオーバル。太麺でやや全体的に捩れた感じがあります。そのため、見た目はまさにパスタ!フィットチーネかと思しきその風貌です。やや黄色目なお姿は、チョーク色したスープには色合い的にはよく合います。前歯の当たり方もなかなかスマートでして、いわゆるスパスパと小気味よく切断されていく。奥歯のすり潰しもパツパツとした抵抗感もなく、かといってテンピュール系でもないが、素直な低反発という感じでクニクニっと潰していただける。むうう・・・・こういうの以前はどこかで食った麺と似ていると思うのだが、年のせいか思い出せない。





<ヌメルような滑り方が、クリーミースープと良く合う!>


 個人的な感覚では、この地肌は少しヌメルような感覚がある。相性となるスープでかなり印象は左右されると思うが、ちょっとヌルっとした部分があって、それがまたスープの絡み付きにも貢献しているようにも思える。勢い良過ぎてすすり上げると、麺のしっぽでハネが飛び散る・・・・そういうバネ感は少しあるかも。分量的にも程よくて、お腹も満足。大盛り設定ではなく、替え玉制のようですが、こういう太麺でも替え玉制にこだわるご店主、茹で上げコントロールには細かいかもね。







【具:スープに負け時と・・・・具もちょっと個性的ですよ!】


<タン!?お酒のお供にしたい仕上がり具合!>


 チャーシューではなくタン!しかも、焼き目がなく美しい仕上がりでして、塩竈で処理した模様。適度な歯応えと塩味が効いて実に旨い。いいぞ!牛タン!これなら、お酒のお供としてもよく釣り合うというもんだ。・・・とこの時点で思い出したのは、【レモン】のこと。あのレモンは、ひょっとしてタン用にそなえたものなのか?真実は不明。


 それにしても、コリコリ感というのでもなく、かといってホロホロ感もなく、マットな歯応えお中に少しだけ芯があり、あとは肉の歯応えを楽しむ系というやつか・・・。確かに、肉は歯応えある方も確かに旨いと思えてくるな。




<不可思議な香草?表面滑っているのにシャキシャキ感!>


 あとこの一杯の特徴は、具の歯応えです。タンは既述ですが、その他、ジャガイモ?のフライド千切りやら、名前もしらない緑の葉っぱも凄く意外な感覚がある。スープの熱でヘニャリとしてると思いきや、歯応えとしては、非常に良いシャキシャキ感ががあり、しか塩味が付いていてとても旨し。表面がまるで湿っているようでもあり、ぬるぬる感とシャキシャキ感が混在する旨さなり。






 総じまして、春連休の第一発目の一杯は実はこれだったということで・・・納得のスタート!でした。それにしても、連休は食べ過ぎないようにしないとな・・・・。なので、天気のよい日は、電車もいいけど自転車で極力頑張って見たいと思うのです。いつまで続くかわからんけどね。確かに風を切って自分の力で走るというのは実に気持ちがいいし、またトレーニングを再開しようかしら・・・・。なので詠います!



    連休の
    早めの昼飯
    チャリこいて


    カロリー使って
    カロリー補給



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!




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あかしや 太筆 春光

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