本当はもっと通いたいお店！中野で豚魚ミックス系と言えば今はココ！
こちらも食べログ百名店。そして数年前のTRYでも受賞歴あり。もう旨いのはわかり分かりきってるわけですが、何気に駅から少し離れているし、在宅勤務の休み時間のみで往復は無理なので、定期的リピートは諦めている次第です。しかも日曜は定休。で、せっかくの勤労感謝の祝日ですから、久しぶりに突撃してみました。完全一人オペレーションのお店ですが、行列乗り越えて一旦入店してからの配膳がめちゃ早いので、なんだか相変わらず仕事人って感じです。ビールを注いで二杯飲み干したタイミングで配膳完了だなんて素晴らしい！。
＜酒＞ アサヒスーパードライ！小春日和に染み入る旨さ！いつも味わう国民的ビール！王道辛口麦酒！キレ味痛快！
なんだかんだ言って、一口目の痛快さはスーパードライが世界一かもしれん・・・そう思うのです。しかもドンピシャで冷えており、グラスはちょうど気持ちよく飲み干せる小ぶりのタイプ！泡立ちの良さを醸し出すらしい。泡立ち良さも素晴らしい！。さらに喉越し良し！。
やっぱりスーパードライならではの泡立ちの刺激感に切れ味が重なりますから・・・もう旨さハンパなし。身震いしそうです。一杯目を飲み干した瞬間は眩暈すら覚える感覚でありました。もう完全にアル中一歩手前ですな。２０２２年は、もっと忙しくなるので、今後少し酒の量を減らさねば・・・。
＜全体＞ さらりとした豚骨魚介に豪快な肉トッピングの痛快さ！正に役得な特製感覚！
常連と思しき先客が「辛味別で」とコールするのを見逃しません。なんだそんなこと出来るのかと、私もイチびって真似しちゃいます。前回訪問のイメージから、オーディナリーな豚骨魚介風貌に、大勝軒チックに肉増しされるのかと構えてたら・・・おいおい、この特製の肉量がハンパなし。ここがこんなに肉迫力ある店だとは思わなんだ。
肉が大きすぎて少々丼が小ぶりに見えるが、底が広く丸いので、それなりに重量感もあってスープもなみなみです。スープは安寧感じる豚魚ミックスの深そうな余韻。過去２回訪問している中で今回はさらに好印象で、食らう前から突き抜ける予感！。
＜スープ＞ ゆったり味わい深い豚骨と鶏エキス！軽いポタポタ甘み！乾物溶けてまったり感覚！
一口目は、すごく穏やかという感じ。動物系の重厚感もありますが、こってりと言うより「まったり」と感じるコラーゲン感覚です。軽く口の周りに張り付くコラーゲン感で、モミジは多少溶けてるところが食べ応えを演出してます。一方の魚介のアプローチは、しつこくなくサラリとした感覚。魚介粉のコテコテやじっとり甘みとは無縁。それでいて軽やかな香ばしさが滲み、スルスルと飲み干せるのです。動物系エキスと混じり合うと、しっとりシルキーに広がるという滑らかな感覚でしょうか。ガツンというインパクトもなくはないが、どこかスマートさが映える豚骨魚介です。
毎日でも食えそうな気すらします。徐々に穏やかな味わいという印象から、後半はしっかりと更に濃ゆさ感じ始める。味がみっちりと広がるような不思議さもあって、麺の風合いも混じるような優しい甘味が加わるようです。へへへ・・・これだけでも十分満足な味わいですが、ここに味変化を与えると更に昇華する旨さ！
＜麺＞ほんのり黄色いストレート細麺！ 重厚出汁を受け止める素地の風味と甘み！汁を絡めるような持ち上がり！浸透もよく後半に旨味溢れる展開！
ちょっとグラマスなストレート細麺。やや多加水系で、茹で加減もよく、中心部に風合いを少し残すようで、引き締まりも感じさせます。少しほんのりと黄色みがかってるのか？。風味と甘さがしっかりした素地は、スープの重厚さを受け止めるようです。そして出汁を貼り付かせるようなところもあり、汁が外れることなく一体化し。麺も寄り添いあい、スープを貼り付かせ絡めるように持ち上がるのも好印象です。スベリは、ニュルニュルとしており心地よい重さもありなむか。
前歯ではスパスパと小気味よく千切れてリズミカル。奥歯では束になってクッシリとした歯応え。潰すと麺の素地の風味がやがて甘みへと通じます。崩れたチャーシューの欠けらや、巻いた海苔などの味わいも加わると、これまた楽しい旨さが広がります。中盤以降は熱で麺が急にしなやかに変貌。ゆっくりと出汁の浸透を始め、一段と麺の甘みがアップか？。
＜チャーシュー＞ 分厚さデカさ超大胆三枚重ね！しっとりした煮豚仕上がりの豚肩ロース！噛み締めるとフカフカ！赤身肉味と程よく抜けた脂身感覚バランス良し！
デカい！とにかくデカい！そして分厚い！ハンパなく分厚い！しかもキレイ！。こんなに上質で迫力ある肉増し特製だったとは、これまで食わなかったことを後悔してしまいます。煮豚タイプで細かく網の目のように脂が差した豚肩ロース肉。これがフカフカと柔らく、それでいて引き締まりある歯応え。噛みちぎると一瞬にして崩れるます。汁に浸すと脂身がとろけて割れていくような感覚。肉を画像に収めようとする箸が重く感じるほどの充実なる肉の三枚重ねが素晴らしすぎる。
見栄えだけでなく旨い！ホロホロした歯応えの中に、赤身の本来の旨さあり、赤身の肉味は出汁に濡れてやや吸い込み、脂身の甘みが滲みます。へへへ・・・このタイミングで味わうスーパードライがまた旨い！。後半はすっかり崩れて麺と絡めたりして味わいますが、これならきっと、白飯追加でガッツリ食らってもナイスなはず！。飲めないタイミングならオススメかと！。
＜味変＞ 芳醇重厚豚骨魚介に・・・まずは柚子胡椒で滋味を演出！続いて辛味溶かして一気に刺激！
柚子胡椒があったのね・・・忘れていたのか気がつかなかったのか。辛味別皿にしといて良かったです。まずは急遽、柚子胡椒から溶かしてみるが・・・あゝ、これやっぱり旨い！。元々柚子胡椒好きで、自宅で作るインスタントラーメン（※）には必ずと言って入れる私。濃ゆいめな出汁の方が実は合うのです。さっぱりする効果もだしつつ、コクが微妙に変化して滋味刺激が高まって旨い！。辛味なくても良かったかもとすら思えるほどの、相性の良さですな。
※色々試してみましたが、エースコックのワンタンメンとの相性が抜群です。
しかしやっぱり、ここの辛味はまた絶妙です。実はすごく辛い。辛いけど味わい深くてそれだけでも食えるような旨さ。旨いんだけど辛いので調子に乗ると必ず咽せます。
やっぱり豚骨魚介との相性が抜群で、魚介系の甘味が逆に映えるような感覚です。麺やチャーシューの肉片にも貼り付きまして、食もそそり上げまする。ここまで来るとかなり完成度の高い豚骨魚介ミックス系だと、お分かりいただけるかと！。
＜味玉＞ 下味出汁が深く浸透！濃密度が高くマチュアな甘み！辛味刺激とも辛さと甘さでベストマッチ！
辛い味わいが広がる前に楽しんでみました。濃密な甘みを楽しませてくれる味玉。見た目以上に奥深く下味が浸透して、卵黄に結びついています。全体的にねっとりとジュレ状にで、舌にペットりと絡みつくのがまた楽しい。そのマチュアな熟成感に甘みが染みる仕上がりです。重厚な豚骨魚介の中に沈めても、生き生きと感じられるようで、旨さでほっこり！。嗚呼、やっぱりここの味玉もハズレない旨さ！
総じまして「出汁と麺の旨さダイレクト！食欲アップの辛味刺激！贅沢さ破壊的な豚肉！隙なしの痛快ホットな豚骨魚介！」
・・・と言う感動！。シンプルなラインナップですが飽きないどころか、質感の高さと旨さの迫力がありありかと！。かなりの実力店ですので、中野で豚魚ミックス系なら今ならココ！。激しくオススメ！。旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
